久賀理世のレビュー一覧

  • 書林コマドリ裏口ヨリ

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    とある日を境に緘黙となってしまった瑛麻。彼女は「楡屋敷」として親しまれている洋館で療養を兼ねて下宿生活を始める。
    そこは書林コマドリという本屋があり、本屋の二階で暮らすことになる。本に導かれ、温かな住人と過ごす中で、純朴で優しい瑛麻は自らの殻を破ろうとしていく。
    いつの日か彼女のオオルリのような青い羽を羽ばたかせる日が来ることを願いながら、心温まる気持ちになった。

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    2025年11月01日
  • ふりむけばそこにいる 奇譚蒐集家 小泉八雲

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    ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の若かりし頃のお話。神学校に通う彼とその友人達の冒険譚でもある。
    今日はちょうど「ハロウィン」だ。
    作中に登場するお話しとリンクする。
    もともとは「サウィン」と呼ばれた日、10月31日は夏の終わる日でもあり、冬の始まる日でもあった。
    その日を「新年」ととらえた昔の人は、この日がちょうど「境目(エッジ)」とし、この世とあの世の境界があやふやになる…つまり、あの世から魂が彷徨い出でる、とも捉えて懐かしい邂逅を期待する人も多かったとか。ちょうど日本の「彼岸」に似ているのかな。


    謂れや昔からの言い伝えには、物事の成り立ちが含まれていることが多い。

    巷で騒ぐ「ハロウ

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    2025年10月31日
  • 書林コマドリ裏口ヨリ

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    初めましての作家さんです。
    作品名と表紙の可愛らしさに惹かれて、そして、洋館の書店が舞台と言うのにも思いっきり惹かれて手に取りました。

    作品の舞台は先にも述べた通り、洋館の書店で下宿にもなっています。
    主人公は高校1年生の小泉瑛麻
    主な登場人物は下宿人たち6人と書店の店長
    主人公の瑛麻が心理的ストレスで緘黙になって、療養のために書林コマドリを訪れることから物語は始まります。

    瑛麻が親元を離れて下宿生活を始めて、書店でも働くようになります。
    声は出ないけれど、自分に出来ることを懸命にする様子はとても健気で頑張り屋だと思いました。少しずつ瑛麻が人との関わりや物事に対して積極的になっていく様子は

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    2025年10月25日
  • 書林コマドリ裏口ヨリ

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    あることがキッカケで親元を離れ、書林コマドリで住み込みでアルバイトをすることになった瑛麻。猫と本に囲まれながら、住人たちに囲まれて過ごす楽しさと本への優しい気持ちが溢れていて、面白かった。ミステリとしての面もあり、コマドリで過ごすうちに明かされる、それぞれの事情や想いが切なくも温かい。早く続きが読みたいな。

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    2025年10月23日
  • 書林コマドリ裏口ヨリ

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    ネタバレ

    ものすごく物語の雰囲気に惹き込まれて、
    心穏やかになる作品でした。
    (おばけ騒動×2はほんのりひやっとしましたが)

    洋館にある書林コマドリ、訪れてみたいです。
    文章からも伝わる温かく和やかな雰囲気の場所。そして優しく出迎えてくれる環さんたち。
    訪れたいどころか働いてみたいです。
    そして私も暮らしてみたい。日々が穏やかに心落ち着きながら過ごすことができそうです。
    暮らしている人々も、みんな本が好きというところも素敵だなと思いました。好きな本のジャンルはそれぞれでも、皆が本を読んで寛ぐ場所があるというのは本好きの憧れではないでしょうか…!本に出てきたおやつが食べられる(かもしれない)ところも最高

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    2025年10月23日
  • 奇譚蒐集家 小泉八雲 終わりなき夜に

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    小泉八雲にハマってしまって。
    構えずに読めるから、骨折治療中でも疲れててもOK。八雲の若かりし頃の冒険譚。
    事件を解決してゆくたびに仲間が増えてゆく…その友情が孤独だった八雲少年をあたためているようで、単なる怪談話とはちょっと違った赴きあり。
    このシリーズの最新刊を先に読んでしまって…順序が逆だったことに後から気づく。遡って読みたい。

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    2025年10月19日
  • 書林コマドリ裏口ヨリ

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    脛骨高原骨折で入院しておりました。
    ご無沙汰しております。

    やっと退院できたものの、車椅子と松葉杖の生活で一つのことに何十倍ものエネルギーを使うため、体力が続きません。

    今後一年ほどリハビリが続く予定です。。。

    痛みと不自由な身体からくる疲れとでぐったりしていた中で、心地よい現実逃避感を頂いた本です。

    一階が書店、2階がアパート。
    築150年の古びた洋館をリフォームしたこの家で、様々な人の様々な、人生が交錯します。

    面白いことにここでも「小泉八雲」のことが沢山でてきます。

    読書の面白さは、こんなふうに偶然出会った一冊がそれまで読んだものと、「テーマ」がリンクしていたり、縁が続いてい

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    2025年10月04日
  • 王女の遺言 2 ガーランド王国秘話

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    ただの生還物語かと思ったらきな臭くなってきた。
    王宮は魔窟そのものだなあ。

    ガイウス、どうなっちゃうんだろう。

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    2025年08月28日
  • 女王の結婚(上) ガーランド王国秘話

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    ネタバレ

    自分のことがわかっていないのでは、と思うような大胆な行動をとるディアナにハラハラさせられる。
    アレクシアもガイウスも、王女と近衛隊長という立場で気を抜きすぎではと思うけれど、恋をするとそのくらい、ボケちゃうのかな。
    次巻に期待。

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    2025年07月16日
  • 王女の遺言 4 ガーランド王国秘話

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    ネタバレ

    皆がしあわせになる結末を願っていたので、とりあえずは大団円でよかった。
    アレクシアがガイウスと結婚できるかはまだ分からないけれど、ディアナもアシュレイも無事でよかった。
    かわいいエリアスが亡くなったのが悲しい。
    それにしても、反逆罪を犯したら処刑しかないのだろうか、それを見せ物としていいのだろうか、という疑問は湧く。
    巻末の著者自身が書くあとがきで『王子と乞食』をベースにしたこと、テューダー朝が好きとあったので、文章力にも納得。
    さらに続編があるようで楽しみ!

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    2025年07月15日
  • 王女の遺言 3 ガーランド王国秘話

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    ネタバレ

    おおむねカラクリもわかり、最後は少しホッとする展開。しかし、一卵性の双子でさえ家族が見れば違いがわかるのに、従兄弟で誕生日も同じで見た目もそっくりなんてあるからしら、と思ってしまう。まぁ物語だし、面白いからいいか!と思いつつ、次巻へ急ぐ。

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    2025年07月14日
  • 王女の遺言 2 ガーランド王国秘話

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    ネタバレ

    少し希望を持てる展開。だけれど、王族というのは信じられる者がおらず孤独で、民や国のための責任は重く、大変な世界だなとつくづく感じた。

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    2025年07月13日
  • 王女の遺言 1 ガーランド王国秘話

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    一難去ってまた一難、という映像向きの展開。次巻をすぐ読みたくなった。
    読みやすい文章で、ストーリーも頭に入ってきやすい。

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    2025年07月13日
  • 王女の遺言 4 ガーランド王国秘話

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    ネタバレ

    国王が亡くなってからの怒濤の展開の最終巻。
    即位したエリアスが毒に倒れ、その首謀者として嵌められたディアナが囚われ、兵を差し向けられるアレクシアたち。
    どんどん状況が悪くなっていく展開にどうなることかドキドキし、先を読み手が止まらなかった。

    …のだけど、ラストの持って行き方は正直ちょっと消化不良だ。
    だって、アレクシアが兵を挙げたことが分かった時点で、ウィラードたちは王都を防衛する手立てを立てるのが自然だし、少数の騎馬で都の中心地まで乗り込んで来るなんてあり得ない。しかも処刑場に上がった時点で普通は警備兵に捉えられるんじゃないかと思うんだけど。なんだかな。

    それでなくとも、アレクシアが即位

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    2025年04月18日
  • 王女の遺言 1 ガーランド王国秘話

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    ネタバレ

    王女と平民の女が入れ替わるいわゆるとりかへばや物語なのだけど、良くある双方合意でというのとは違った。
    王女は襲撃に巻き込まれ攫われて、その身代わりに女優の娘が王女の役を演じることになるという展開。
    その成り行きの自然さに引き込まれた。

    4巻シリーズの第1巻ということでまさしく「起」の巻。

    王女の遺言というタイトルや、冒頭に述べられる二人のめぐり合いが数えきれない命を食らい尽くすという不穏な文言がこの先の暗い展開を予想させるのだけど、正直物語がどう転んでいくのか今の時点では全く分からない。
    その分からなさも読書の醍醐味であることを久々に感じさせてくれる物語だ。

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    2025年04月04日
  • とっておきのおやつ。 5つのおやつアンソロジー

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    おやつをテーマに5人の作家が書いたお話。
    おやつを通じて人との出会いがあり、それが良い方向に進んでいき、読んでいて温かい気持ちになる本です。
    個人的には「たい焼き」の話が非現実的ではあるけれど、夢がある話だなぁと読みました。
    話は読み切りなので、ちょっとした時間で読めて、サクッと一気読み出来ちゃいます。ほっこりした気持ちになれる一冊です。

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    2024年12月11日
  • とっておきのおやつ。 5つのおやつアンソロジー

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    おやつと共に語られる5つの短編集。
    でてくるおやつはデザートブッフェ、たい焼き、フレンチトースト、プリンアラモード、あんみつ。

    文字通り旦那を『捕まえる』かわいい恋物語のたい焼きと、言葉が軽やかでおじさんが魅力的なあんみつが好きでした。

    短編集なのでさくっと読めるし、美味しそうなおやつがぎっしりなので、お気に入りのおやつと共に読むのがおすすめ。

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    2024年09月17日
  • 倫敦千夜一夜物語 あなたの一冊、お貸しします。

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    19世紀ロンドン。
    ある事件に巻き込まれ逃亡生活中の兄妹。
    身分を隠しながら貸本屋をやっています。

    なんでもできる優秀で見目麗しい兄アルフレッドと、控えめであたたかい人柄のかわいい妹サラ、兄の忠犬ことファグボーイのヴィクター、この3人を中心に展開される物語。

    貸本屋なだけあって、事件を解決するきっかけや会話の中に有名な物語が多く出てきます。
    若草物語、ホームズシリーズ、新アラビア夜話などなど、再読したくなってきた。

    かわいい恋の予感とか感じつつ、ほのぼのした貸本屋謎解き系で終わるのかと思いきや、兄妹が逃亡するきっかけになった事件が思ったより大きな闇を覗かせて終わる……続きが気になる!

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    2024年08月03日
  • とっておきのおやつ。 5つのおやつアンソロジー

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    おやつアンソロジー。
    私の好きな猫番館の番外編もあり、とても楽しめました!
    最後のあんみつのおじさんと俺も良かったです。是非成功させて欲しい。

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    2023年10月04日
  • 奇譚蒐集家 小泉八雲 終わりなき夜に

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    ひどい!そこで終わるのか!次巻いつですか!

    せっかく内容が面白いんだからつまらない表紙詐欺なんかしないで、パトリックは浅黒い肌に描いて欲しいな。

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    2023年10月03日