久賀理世のレビュー一覧
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ネタバレ一年ちょっと開いた二巻です。
お兄さんが敵対するものがなんとなく見えてきている(というか分かっていることが分かってきた)ような話、と総括して問題はないと思いますが、最後の1ページのサラの述懐2行でひっくり返りました。
ちょっと待ってソレってあり得るのあり得たらそりゃなんか色々まずいってーか一体どういう家よ!とありとあらゆる想定が頭の中に浮かんでパンク。この話はそりゃ外には漏らせないし超極秘っていうかヴィクターが知らないの当たり前っていうか、女には何にも知らせないはずのイギリス貴族でお姫様のはずのサラが何で知ってるの?とか。
………この次一年とか待たされたら泣きます。 -
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ネタバレ第4巻を読破。
サブタイトルが「裏切りの貴公子」とあったので、あの青年が動き出すのか……と思っていたら!!
まさかあの人のことを指していたとは((゚Д゚ll))
なんという展開ですかー!!
それにしても冒頭に出てきたあの「ガイ・フォークス・デイ」というお祭り――
なんか、すごい怖いんですけど((゚Д゚ll))gkbr
わら人形を市中引きずり回しの刑ですか……。
国家転覆を謀った悪党はこうなっちゃうよ、という見せしめでもあるのかな?
お祭りとして子どもたちに見せるってことに、なんだかちょっと眉をしかめてしまいました。
でもそれって日本でもあることなのかな?
起源を知らないだけど、私の周りにあるお祭りももしかしたら怖いものなのかもしれないな……と思いました。
そんなお祭りの中で出会った女性・アビゲイル。
彼女の存在がセシルとジュリアンにどう影響を与えるのか、ドキドキハラハラです。
どうもクリストファーとも知り合いのようですし。
もっとお話に絡んでくるのかと思えばそんなことなくて。
次巻に持ち越しなのかなあ。
今回はどちらの秘密がばれてしまったので、それも合わせて次巻が楽しみですね(*゚∀゚)
それにしてもダニエル兄様とエリザベス。
なかなかいいカップルだと思ったのですが、どうでしょう?
二人の会話シーンを読んでいてニヤニヤ(・∀・)ニマニマしてしまいました。
笑
さて、作者さんいわく「怒涛の言い訳編」がどんな騒ぎとなるのか、wktk。
ふと気づいたのだけれど、いつもストーリーの締めにあった「セシルが婚約者の正体云々」の文。
あれって二重の意味があったんだなあ。
最初から仕掛けられていたんだなあ。
すっかり騙されていた!!
笑 -
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貴公子ってそっちなのか…そっちなのか…。
帯にあった通りの急展開でした。
彼が抱えているのは兄の失踪と跡継ぎの件なのだと思ってました。そんな秘密があったのか。
純粋に協力してくれていると彼を信じていたので、少し寂しいところはありますが…完全な敵ではないと信じたい。信じたい。
レスターはセシルのことをはじめから知ってたらしいから、実はジュリアンのことにもうすうす気づいていて、番外編での心理としては、
最近 セシルに本当に惹かれていくジュリアンに、つかの間の思い出と言うだけではなくて、何かきっかけを持ってくれればって思った
とかだったら良いなぁ笑 -
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第3巻を読破。
今回のサブタイトルは「ロイヤルウエディング」だったので、とうとうセシルの秘密がバレた!? と思ってしまったのは内緒。
あと帯の「皇太子妃からお茶会のお誘いが!?」ってあって、皇太子妃の息子にひとめ惚れされるセシル嬢の姿が浮かんでしまいました(:^-^)
皇太子妃の息子さんには出会ったけれど、杞憂で終わってほっと安心しています。
笑
ああでもちょっと気になるキャラクターが登場しましたね。
なにかしら関わってくるだろうと思っていたら、ラストのダニエル兄様とジュリアンの会話で「!!?」となりました。
なるほど……そうくるか……。
これは続刊がますます楽しみですね。
今回、キーとなるのは「結婚」と「親子」かな?
前回まではセシルのコンプレックスが表に出てきていたけれど、今回では“心の傷”が。
冒険に出ていて家にいなかった父親。
寄宿学校に入っていて家にいなかった二人の兄。
生まれたばかりの弟。
そんな中、セシルは病の床に伏せる母親をずっと看ていたのですね。
セシルが「母様!」って呼びかけるシーンにはうるっとしました(´;ω;`)
父親の喪が明けるまで新聞記者として、男装して働くセシル。
喪が明けたら顔も知らない婚約者と結婚することになっていて。
いや、顔は知ってるんだけどw
とってもよく知っているんだけれども!!
セシルだけそれを知らないので、いろいろ好き勝手やっているジュリアンににやにや。
っていうか、今回はジュリアン、女装版セシルの姿をやっと見れたんですよね。
いつもは少年の恰好のセシルしか見ていませんし。
ベタ褒めするジュリアンと、わかっているんだけれど言えないダニエル兄様にww
やっぱりダニエル兄様はいいなあ。
なごみます。
胃痛持ちだけれど。
笑
セシルとジュリアンの関係も気になりますが、それよりもなによりも。
ジェフリー&サミュエル兄弟は野望を叶えることができるのか!?
ってのがww
あれ? ライト兄弟ってアッシュフォード兄弟だったっけ??
笑 -
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第2巻を読破。
冒頭からいきなり敬愛すべきダニエル兄さんのインタビュー記事に噴いた。
しかも妹バカ炸裂w
この人はほんとにww
いい人だなあ、ダニエル兄さん。
そんな兄貴にセシルは容赦なく出し抜いていくんですけれど(^-^;)
今回も短編連作、けれど実は1本筋が通っている、そんなストーリー構成で。
ロンドンでは怪盗ブラックバードが紙面をにぎわせていて。
セシルは自分が働いているアクロイド紙に個人広告を出している人物があやしいとにらむわけです。
そんな彼女――身分と性別を偽っている男装少女の相棒であるジュリアンは、セシルの正体はすでに知っていて。
知っていて黙って常に一緒に行動しているんですよね。
さりげなく彼女の身を案じながら。
彼女が未来の奥さんだから、とかじゃなくて、本当に大切に想うようになっていますよねー。
で、義務としてではなくてジュリアン個人として好きになってもらえるよう、さりげなくアタック(笑)しているわけですが。
男装して仕事をするという行動力のあるセシルだけれど、推理はだいたい明後日な方に向かっていて(^-^;)
そのためジュリアンもいろいろと振り回されておりますね、はい。
そうそう、貸本屋「ミューディーズ」ってヴィクトリアン・ローズ・テーラーにも登場していました。
思わず「おお!」となったり。
第1話に登場した人物がラストまで関わってきたり、ジュリアンの過去が関わってきたりと、なかなかおもしろい展開になっていました。
あと各話の冒頭にセシルに関するインタビューが載っているんですが……。
い ぬ w w
ちょっ、末っ子じゃなくて犬にインタビューってww
となっていたら、まさかの種明かし。
ラストのラストまで楽しめる1冊でした。
第3巻も出るようなので楽しみです。 -
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第1巻を読破。
確かこの作品の短編が雑誌cobaltに掲載されていたと思う。
毎号買ってはいるのだけれど、なかなか内容を読むまではいっていなくて。
――のでちょっと雑誌をひっくり返して確かめてきました。
そうしたら偶然「ロスト・グレイの静かな夜明け」の野村行央さんの名前も発見してしまいました。
短編新人賞にも投稿していたのか……。
おっと脱線しました。
ちなみに雑誌に掲載されていたのは第1話の「お嬢さまは血痕がお好き?」でした。
子爵令嬢であるセシルが、男装して働いている新聞社に不思議な青年がやってきて。
っていうか、冒頭で思いきり正体バレてますがww
妹想いの――というか、シスコンの兄・ダニエルが友人であるジュリアンに愚痴っていましたし。
笑
もう、ね。
ダニエル兄ちゃんが本当にいい味を出していますね。
セシルの将来の旦那さまであるジュリアンも何気にすごい人ですし。
絵も描けるし、洞察力は鋭いし、教養はあるし。
マザーグースを知らないってところはなにかの伏線なんでしょうか?
ダニエルが愚痴ってしゃべっているのでジュリアンはセシルが女の子だってわかっていて。
なのでさりげなくサポートしていたり、わかっているうえでのからかいっぷりがおもしろかったですw
正体がバレたときどんなふうになるんだろうなあ。
さて、セシルが身分と性別を偽って新聞記者をやっているのにはわけがあって。
冒険家だったお父さんの死の真相をつかむために、ダニエルを半ば丸めこむ形で新聞社に働くようになったのです。
っていうかなかなかやり手だな、セシルww
妹と友人に囲まれているダニエルを想像すると、なんだかかわいそうになってくるなあ。
きっといいようにからかわれ、あしらわれてそうだ。
心労が絶えなさそうだ。
笑
アッシュフォード子爵の死の真相。
実はまだまだなにか秘密が隠されているようで。
続きが気になりますね。
それにしても四兄妹のやり取りがとてもおもしろかった。
笑 -
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時は昭和初年。「おそれながらおたずねします」とみつば百貨店銀座本店に突撃する森山翠。突然の突撃で自身を採用してもらえないか尋ねたのだ。採用は難しいと断られ落胆している中、車椅子の老紳士と出会い、実は百貨店の会長でこの出会いをきっかけに百貨店の広報誌である月間みつばの編集部でコラム連載をすることになる。
いろんな縁がつながっていく中で、悩みながらも毎月コラムを書いていく姿がとてもいとおしい。主人公の素敵な感性から出来上がっていくコラムを私たちも読むことができるが、本編も相まってとても読んでいて楽しい。
現代ではない少し昔の話しながら、生き生きとした姿が魅力的な1冊だった。 -
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ネタバレまず冊子に挟まってた栞が可愛かった(笑)
知っている作家さんは半分もいなかったのですが、オレンジ文庫さん何気に好きなので購入して読んでみました。
最初は題材もよく分からないので、ピンと来ないまま何編か読んでいましたが、「サカナ日和」を読んで私の好みな感じだったのと、そこからもう一度振り返って読んでみたらみんな素敵な作品じゃないか!と改めて思えて、そこからは一気に読めました。もちろん好みの問題なので、しっくりくるものもあれば、そうでないものもあり。個人的には「傾城の美女呂姫」「水恋花」「ままならないきみに」「二位の君」が良かったです!水恋花は私好みの嫌ぁーな終わり方だったし、ままならないきみには最後切ないような悔しいような泣きたくなる感じで、二位の君は恋愛なんだけど、キュンキュンするというよりジワァーと温かくなるような優しい恋を感じれました。好きなテイストだとその方の他の作品も読んでみたくなりましたね。 -
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マナーはいらない を読んでいるうちに気になってしまったので購入。
今をときめくあの作家さんの投稿作が読めます。
多分デビュー前の作品だと思うけど、読んだことのある作家さんは「ぽいわー」と、感じる何かがあった。(阿部暁子さん、白川紺子さん)言語化できないけど。
また、読んだことは無いけれど、本屋大賞をとられてるし名前だけは知っていた宮島未奈さんの作品も、キャラクターがめっちゃ好き。河原泉さんの漫画に出てきそう。シュッとしてなくて気持ちポンコツ風味なところとか(褒めてます) 今度長編も読んでみたいと思った。
さすがにディープなSFや歴史小説はなかったけれど、色んな切り口があって面白かった。
「これ、面白いでしょ⁉︎」の、圧を感じて、またそれが良き。 -
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ネタバレ集英社オレンジ文庫「短編小説新人賞アンソロジー」は、単なる新人作家の寄せ集めではなく、物語が生まれる瞬間の熱量そのものを封じ込めた一冊だと感じた。短編という制約の中で、それぞれの作品は無駄な装飾を削ぎ落とし、感情や主題の核へと一直線に踏み込んでくる。その潔さが、読み手の想像力を強く刺激する。
収録作には粗さも確かに残っている。しかしそれは欠点というより、書きたい衝動が理性より先に走った痕跡のように映る。登場人物の感情がときに不器用で、ときに過剰なほどまっすぐなのは、新人賞作品ならではの真剣さゆえだろう。その必死さが、むしろ物語に嘘のない重みを与えている。
また、短編という形式が際立たせるのは、作家ごとの「視線の違い」だ。何を切り取り、どこで物語を終わらせるのか。その選択一つひとつに、後の作風へとつながる萌芽が確かに感じられる。人気作家の初期作品として読むと、現在の洗練された筆致との対比が興味深く、作家という存在が時間をかけて育っていく過程を垣間見ることができる。
本書は派手なカタルシスを約束する一冊ではない。だが、読み終えたあとには、静かに胸の奥に残る余韻がある。それは物語の完成度以上に、「書くこと」「語ること」への真摯な姿勢が伝わってくるからだろう。
新人賞アンソロジーでありながら、文学の原石に触れる喜びと、物語の未来を想像する楽しさを同時に味わえる、確かな厚みを持った一冊である。 -
Posted by ブクログ
人気作家さんたちの原点となった作品。どの短編も個性的で、とても楽しめた。
短編を書くのってとても難しいのだろうなと、読んでいるだけの私も思う。限られたページの中で、物語を作る。この本の短編はそれぞれ、全く違う良さを持っている。書き方はそれぞれもちろん違うし、少し変わった設定があったり、どこか自分と似たような境遇が描かれていたりする。
作家さんの数だけその色があって、短い物語に込められた熱意や感情がとても伝わってきた。
今までよく読んでいた作家さんはもちろん、この本で初めて出会った作家さんがこの後、どのような本を書いているのだろうと気になり、読んでみたくなった。