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Posted by ブクログ
表紙に惹かれて購入。
言葉を発することができなくなった少女が、住み込みで書店で働くことになるのですが、そこの書店に同じように住み込みでいる人達がとても素敵で、わたしもこんな所で過ごしてみたいなぁと思いました。
ゆったりとした流れで、半分くらい長く感じていたのですが、最後色々明かされる書林コマドリの歴史を知れて、ぐっと深くなったなと。
ここで店長さんからの素敵な言葉を載せておきます。
本をたくさん読むといい。そこにはあらゆる人生がある。そのひとつひとつに寄り添ったり反発したりする、さまざまなあなたを知るといい。そのうちきっと、自分の人生にも立ち向かう準備ができるだろうから。
今のわたし刺さりまくりましたし、沢山の本に出会いたいなと思いました。
Posted by ブクログ
初めましての作家さんです。
作品名と表紙の可愛らしさに惹かれて、そして、洋館の書店が舞台と言うのにも思いっきり惹かれて手に取りました。
作品の舞台は先にも述べた通り、洋館の書店で下宿にもなっています。
主人公は高校1年生の小泉瑛麻
主な登場人物は下宿人たち6人と書店の店長
主人公の瑛麻が心理的ストレスで緘黙になって、療養のために書林コマドリを訪れることから物語は始まります。
瑛麻が親元を離れて下宿生活を始めて、書店でも働くようになります。
声は出ないけれど、自分に出来ることを懸命にする様子はとても健気で頑張り屋だと思いました。少しずつ瑛麻が人との関わりや物事に対して積極的になっていく様子は、読んでいて明るい気持ちになりました。
そして、物語には小泉八雲の作品に関わるエピソードや世界文学のこと、秘密の花園に関することと文学に纏わる事も出てきて面白かったですね。
今作は瑛麻の成長物語でしたが、他の下宿人に関することが全く書かれていなかったので、是非、それぞれの下宿人にスポットを当てた続編を読んでみたいと思っています。
Posted by ブクログ
脛骨高原骨折で入院しておりました。
ご無沙汰しております。
やっと退院できたものの、車椅子と松葉杖の生活で一つのことに何十倍ものエネルギーを使うため、体力が続きません。
今後一年ほどリハビリが続く予定です。。。
痛みと不自由な身体からくる疲れとでぐったりしていた中で、心地よい現実逃避感を頂いた本です。
一階が書店、2階がアパート。
築150年の古びた洋館をリフォームしたこの家で、様々な人の様々な、人生が交錯します。
面白いことにここでも「小泉八雲」のことが沢山でてきます。
読書の面白さは、こんなふうに偶然出会った一冊がそれまで読んだものと、「テーマ」がリンクしていたり、縁が続いていたり…することだとも思います。
これは「招かれた」一冊だったかな。
入院中だったのでU-NEXTで読みました。
今後も投稿頻度は減るとは思いますが、今の自分に合った本を選びながら続けてゆこうと思います。
Posted by ブクログ
本に呼ばれる。読書をしている方は誰しも経験した事があると思う。
普段あまり読まない種類の1冊だったが、何故か気になり手に取った。手に取った日が9月28日、小泉八雲の命日が9月26日であり、物語の始まりは9月25日であった。
まぁ…ただの偶然なのだが、何かのメッセージかとも思い読み進めた。
驚いた。自分も10月1日から大きな環境の変化があるため、9月28日から3日間の読書旅に出たところであった。日本海の海岸沿いを走りながら、気の向いた場所で読書をする旅であった。
また、主人公の症状とは違うが、自分も今までいた環境では喋る事を放棄するようになっていた。
ただただ他人と喋る事が面倒になっていた。
親との関係も含めて、主人公に共感できる部分が多く、本当に「本に呼ばれた」のかもしれない。
優しい人達が織りなす静かな物語は短く、大きな展開もないために物足りないと感じる人もいるかもしれない。
面白いからと誰にもお勧めする本ではないかもしれない。
でも、世の中に数多ある本の1冊1冊に、その本を必要としている人がいるのだろう。
この本は今の私には必要であった。
このような偶然に導かれたような出会いも読書をする楽しみである。
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