久賀理世のレビュー一覧
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ネタバレ猫のむうちゃんの不思議さもあって、作中で瑛麻が遭遇するちょっと不思議な事柄は「そういうことのあり得る世界観」の話だからなのか、それともミスリードなのか、最後のエピソードになるまで判断がつかず、ハラハラしながらの読書は個人的に面白かった。
書林らしく実在の本(作品)の話も登場するので、その作品も気になって読みたくなるという。
作品のプレゼンとしてもいい物語ではないだろうか。
普段自分が読まない翻訳系、幼い頃に読んだ児童向けの本など、今の自分が触れない作品が多かったから余計に。
登場人物もそれぞれ個性的、かつそれぞれ何かしらの事情を抱えていそうで、それが作中で全ては出てこないので、まだまだ世界観も -
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「境界の少年」
ロンドンのキングス・クロス駅から5時間。
神学校である聖カスバート校に入学する少年が、もう一人の少年に出会いきいた話。
境界でみた白昼夢。
奇しくもその日は以前もう一人の少年が列車内で亡くなった日でした。
出会った同じ寄宿舎の少年の名はパトリキオス・レフカディオス・ハーン。
「眠れる子らのみる夢は」
オーランド・レディントンとパトリキオス・レフカディオ・ハーン(パトリック・ハーン)は学寮の2人部屋で同室になります。
学寮内では夜になると眼を奪いに来る砂男がいるという噂がたちます。
果たして砂男とは何者か?
又、聖母マリアの顕現や家で飼っていた仔犬をみたという新入生が現れます。 -
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ネタバレ一年ちょっと開いた二巻です。
お兄さんが敵対するものがなんとなく見えてきている(というか分かっていることが分かってきた)ような話、と総括して問題はないと思いますが、最後の1ページのサラの述懐2行でひっくり返りました。
ちょっと待ってソレってあり得るのあり得たらそりゃなんか色々まずいってーか一体どういう家よ!とありとあらゆる想定が頭の中に浮かんでパンク。この話はそりゃ外には漏らせないし超極秘っていうかヴィクターが知らないの当たり前っていうか、女には何にも知らせないはずのイギリス貴族でお姫様のはずのサラが何で知ってるの?とか。
………この次一年とか待たされたら泣きます。 -
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ネタバレ第4巻を読破。
サブタイトルが「裏切りの貴公子」とあったので、あの青年が動き出すのか……と思っていたら!!
まさかあの人のことを指していたとは((゚Д゚ll))
なんという展開ですかー!!
それにしても冒頭に出てきたあの「ガイ・フォークス・デイ」というお祭り――
なんか、すごい怖いんですけど((゚Д゚ll))gkbr
わら人形を市中引きずり回しの刑ですか……。
国家転覆を謀った悪党はこうなっちゃうよ、という見せしめでもあるのかな?
お祭りとして子どもたちに見せるってことに、なんだかちょっと眉をしかめてしまいました。
でもそれって日本でもあることなのかな?
起源を知らないだけ -
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貴公子ってそっちなのか…そっちなのか…。
帯にあった通りの急展開でした。
彼が抱えているのは兄の失踪と跡継ぎの件なのだと思ってました。そんな秘密があったのか。
純粋に協力してくれていると彼を信じていたので、少し寂しいところはありますが…完全な敵ではないと信じたい。信じたい。
レスターはセシルのことをはじめから知ってたらしいから、実はジュリアンのことにもうすうす気づいていて、番外編での心理としては、
最近 セシルに本当に惹かれていくジュリアンに、つかの間の思い出と言うだけではなくて、何かきっかけを持ってくれればって思った
とかだったら良いなぁ笑