久賀理世のレビュー一覧

  • ふりむけばそこにいる 奇譚蒐集家 小泉八雲

    購入済み

    小泉八雲

    設定は小泉八雲が神学校の学生だった頃。ホラーに属する話ですが、おどろおどろしい感じはなく、ちょっと切ない気がする話が多いです。次作以降は読まなくてもいいかなあ。

    #怖い #切ない

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    2022年06月19日
  • 奇譚蒐集家 小泉八雲 白衣の女

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    1・2巻は短編連作だったが今回は長編。
    ミステリー要素強めだけれどこのシリーズらしいオカルト要素もちゃんとある。

    パトリックのアイルランド帰省に同行したオーランド。
    パトリックの乳母つながりでバンシーの出る家の話を聞く。
    森に囲まれた古い館、歴史のある一族に訳アリそうな人々。
    不思議なものを見る、パトリックと同じ名の小さな少年。
    真相はかなり重いがパトリックとオーランドのコンビ芸だけでなく、ゴシックホラーの要素も楽しめた。
    最後にオーランドの家庭教師が母の恋人だった話に同意した、小さなパディの家庭教師・リーガン。
    恋人は最初は憎んでいたはずのエイダン?と思ったが、彼女だったのかな。

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    2021年04月03日
  • 奇譚蒐集家 小泉八雲 白衣の女

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    ネタバレ

    よく資料も読まれているようですね。

    ミステリにホラーを合わせた部分は面白かったかな。

    ただ、ワグネリアンには許しがたい所があり、これは間違いなのか、意図的にしたのか、確認したいですねぇ。

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    2021年02月17日
  • 英国マザーグース物語4 裏切りの貴公子

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    ネタバレ

    ここにきてセシルが性別を偽っていた事が明らかに。

    その事を以前から知ってたと言うジュリアン。流れで婚約者の話までいくと見せかけて、いかない。そこは言わないんかいと呑気にツッコミを入れてたら、最後の最後に爆弾投下。
    ダニエルとの言い争いの末に、ついにセシルに婚約者の真実が知らされる・・・と思いきや想像の斜め上をいくジュリアンの告白。
    いやいや、ジュリアン。あなたの秘密、読者が想像してたものと違うんですけど。

    予想外な展開。面白くなってきた。

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    2020年11月21日
  • 英国マザーグース物語1 婚約は事件の幕開け!

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    19世紀、大英帝国の首都――ロンドン。偉大な探検家である当主が亡くなり、長男が爵位を継ぐことになったアッシュフォード子爵家。長女セシルはといえば、子爵家の未来のため、顔も知らない相手と結婚することが決まっている。だが、好奇心旺盛な彼女は結婚までの一年間、新聞記者になるという前代未聞の行動に出た!「子爵令嬢」という正体を隠し、少年姿で働くセシルの前に現れたのは!?

    久しぶりにラノベが読みたくなり懐かしのコバルト文庫を手に取りました。今は電子書籍が主流になってきていて時代の流れを感じます。男装して新聞記者として働くセシル、よくバレないなと思っていたけど、まさかのレスターは分かっていたのかw亡くな

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    2020年05月06日
  • 倫敦千夜一夜物語 ふたりの城の夢のまた夢

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    19世紀末のロンドンを舞台にしたヴィクトリアンミステリー。名作文学の話や本に関する謎解きみたいなイメージが強かったけど…
    今回は最終話で大きくイメージがかわるし、アルフレッドとサラの二人の関係にも、驚かされた。
    しばらく続編出ていないみたいだけど…。

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    2020年04月23日
  • ふりむけばそこにいる 奇譚蒐集家 小泉八雲 罪を喰らうもの

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    ・オーランドは寄宿学校で友人となった若きラフカディオ・ハーンとともに不可思議な出来事に対するお話の第二巻。
    ・短編がふたつ、中編がひとつ。
    ・忘れてしまったことのかすかな残り香。
    ・死者の魂が変じた蝶と行方不明の黒猫。
    ・かつて生徒が死んだ同じ礼拝堂で同じような死に方をした謎の男。その裏にある真相は?
    ・ラフカディオ・ハーンでなく、まったくの架空の人物でかまわなかったし、むしろそのほうが物語の邪魔にならなかったとは思う。今後続編があるのかどうか知らないし、必然性はこれから出てくるのもしれないが。

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    2020年01月23日
  • ふりむけばそこにいる 奇譚蒐集家 小泉八雲

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    【内容】若かりし小泉八雲が寄宿舎で出合う怪異たちの正体は?
    【感想】小泉八雲である必要はあまりない感じもするが。イメージする八雲よりクールな感じ。作品自体は暇つぶしに向いている。精霊のようなものが存在しつつ、謎はわりとリアルに解く。

    ▼小泉八雲に関する簡単なメモ
    【ウィリアム・ファーガソン】一学年下の学生。熊のぬいぐるみのようにのんびりした感じ。パトリックと親しい。愛称はウィル。
    【オーランド・レディントン】語り手。編入生。チェロをたしなむ。母に育てられるが亡くなったので合ったこともない父に引き取られるも寄宿学校に放り込まれる。寝起きが悪い。
    【コンラート】砂男に追われてる学生?
    【砂男】ド

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    2019年12月01日
  • ふりむけばそこにいる 奇譚蒐集家 小泉八雲 罪を喰らうもの

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    ネタバレ

    自らが作り出した二重身(ダブル)から始まり3話がつながっている。
    優しい子供の頃の思いから始まり失くした魂との切ない邂逅にしんみりしたと思ったら、最後は貴族のダークサイドが露見しおどろおどろしい話になった。
    多感な年頃の集団だし宗教の濃い施設でもあるから不思議が起こるのはわかるが、貴族の暗い部分など俗世と切り離せない世界観と純粋な少年たちの生活との対比が不安定さを醸し出している。

    大きな敵になりそうな悪魔も登場した。今回の鍵となるアンソニーの境遇は過酷だったが、パトリックは大人になったら日本へ行くのだろうという、ある意味未来が予想できるからかあまり結末を心配せずに済むのが良い。
    今後学園での

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    2019年08月25日
  • ふりむけばそこにいる 奇譚蒐集家 小泉八雲

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    複雑な家庭環境の中で神学校に送られたオーランドが、不思議なモノが見えるという設定の小泉八雲と知り合い不思議に遭遇していく。
    西洋東洋の伝承の中の存在・謎解き・19世紀のイギリス・寄宿舎と盛りだくさんの設定だが、それらが上手く混ざり合って青春小説にもなっている。
    オーランドとパトリック(八雲)のやり取りも軽快で、どんどんバディっぽくなっていくのも面白い。
    いろいろなものを詰め込んでごちゃごちゃしているようにも思えるが、今後の話の方向性を紹介しているようにも思える。
    続編も出ているようなので読んでみたい。

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    2019年06月16日
  • とっておきのおやつ。 5つのおやつアンソロジー

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    私は色々な作家さんの短編集って、ものすごいお得感があってとても好きです♪特にこの本はおやつに関するもの。あま〜いにおいがただよってきそう♪

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    2019年05月07日
  • とっておきのおやつ。 5つのおやつアンソロジー

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    何人かの作家がお菓子をテーマに短編を書いたアンソロジー。
    誰にでも起こりそうな日常的な話が多く、意外なほど感情移入してしまいうっかりうるうるきてしまう話も多かった。
    特定のお菓子をテーマに、それが話の中心となっている話もあれば、ちょっとしたエッセンスとして使われてる話もある。
    ライトノベルでさらっと読める本なので恐らくは中高生向けなんだろうけど、家族や人生に関するテーマの話は社会人が読むと違った見方ができ、色々考えてしまう。
    予想より面白かった。
    すぐ読めます。

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    2019年04月03日
  • とっておきのおやつ。 5つのおやつアンソロジー

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    美味しいたい焼き食べたくなりました。あと、昔地元のたい焼きやさんで売ってたツナマヨ味のやつ好きだったなーと、思い出した。マドレーヌは自分で作って焼きたてをたくさん食べたいし、あんみつも大人になってから美味しく思えるようになってきていいなぁと。食べ物を中心にした人となり。どれも穏やかで良い。

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    2018年11月12日
  • 倫敦千夜一夜物語 ふたりの城の夢のまた夢

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    ちゃんと舞台背景を捉えた描写と堅実な登場人物の造形は変わらぬ長所なのだけど
    主役3人で完結してしまっている狭さも相変わらず
    ミステリだから成り立っているが
    ミステリは味付けなのだからもう少し広がりある登場人物間でのお話が見たいかんじ
    せっかくのふんいきを活かしきれていないもったいのない作品

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    2018年10月19日
  • とっておきのおやつ。 5つのおやつアンソロジー

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    おやつにまつわるアンソロジー。
    表紙同様可愛らしいお話が5つ。
    全て初見さんばかりでしたが、アンソロジーであるのが不思議なくらい同じ人が書いているのかと思った。
    さくっと読むのにうってつけの可愛らしさ軽さ。

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    2018年10月15日
  • 倫敦千夜一夜物語 ふたりの城の夢のまた夢

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    塗り絵の蔵書票、仔犬と少年、背中を咬み荒らされた連続婦女殺人事件とアルフレッドを人質に誘き出されるサラ。一巻にあった知っている本やお料理の魅力が薄れてしまって残念。少ないそれには変わらず嬉しくなった。知らない本なら沢山登場するけれど小さな脇道よりも大きな流れと兄妹の曰く付きな事情の方が本筋みたい?

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    2018年10月13日
  • 倫敦千夜一夜物語 あなたの一冊、お貸しします。

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    十九世紀末、ロンドン郊外で伯爵家の生まれという身分を隠し貸本屋を営む兄妹と、寄宿舎時代の兄の元ファグな後輩青年と小さな二人の弟達がそわそわする微笑ましさ。三話目では殺人が関わるけれどそれよりもドイル現役中に読むホームズや若草物語、外国的料理やお菓子の然り気無くクラシカルな趣が良くすぐに引き込まれた。

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    2018年10月13日
  • ふりむけばそこにいる 奇譚蒐集家 小泉八雲

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    小泉八雲の若き頃の話。
    「あっち」「こちら」「境界」この言葉がよく出て来る。
    読んでいて何故か京極堂のセリフは多々思い出してしまった。
    1番に浮かび上がったのは「この世に不思議な事など何も無いのだよ、関口くん」だった。
    パトリック(小泉八雲)のセリフ「人はいつだって自分の視たいようにしかみないものさ」とある様に自分の理解出来ないもの・理解しようとしないものに関して人間は「不思議」という言葉で片づけてしまう。
    「怪奇」とされるエピソードもその奥。隠された事実に目を向ければ「怪奇」若しくはただ「ホラー」として片づけられないものが浮かび上がってくる。最後の話はサスペンス風なのも絡んでいて面白かった。

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    2018年07月14日
  • ふりむけばそこにいる 奇譚蒐集家 小泉八雲

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    ネタバレ

    ダラムの神学校を舞台にした、不思議な物語を詰め込んだ短編集です。
    ブックカバーをつけたまま表紙もも読まずに読み始め、しばらくしてからようやく、あれ?これは小泉八雲の小説だったのでは…と思い当たり。疑問に思いながらも異国の物語を最後まで読んだのですが、疑問も何も、小泉八雲さんの本名がパトリックなのですね。てっきり日本の方だとばかり思っていました…お恥ずかしい。
    ちなみにダラムも知らなかったので調べたら、まさかのハリーポッターのロケ地!うわあ、恥の上塗り。でもそんなのどうでも良くなるくらい、素敵な街並みでした。実際にダラムの写真を見てみると想像しやすくなるので、これから読まれる方は、ぜひ調べてみる

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    2018年05月10日
  • 倫敦千夜一夜物語 あなたの一冊、お貸しします。

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    身を隠している貴族だとか過剰な兄妹愛とか、ちょっとこっぱずかしい系かと思いきや、貸本屋で本にまつわる日常・非日常の謎を解く展開だったので楽しめた。

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    2016年04月17日