久賀理世のレビュー一覧
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ネタバレ「王子と乞食」を女性にして、さらに王位継承争いを加えて描いたようです。
王女は責任感が強くて、成り代りになった子は自分で生き抜いてきた度胸があるというどちらも良い女の子でストレスなく読めました。とりかえばや物語は大好きですし。
王女と女の子は自分の意思で入れ替わったわけではなく、ただ王位継承争いの陰謀によってでした。王女が王女であることに「ただ責任感が強くて優しい」だけなので頑張って元の王女に戻ろうという意志が分かりづらかったです。野望でもなんでもいいからしたいことをして欲しかった…(責任とか立場ではなく…)
王女側に強い願望や目標がなかったのでそこがちょっと物足りなく、さらっとした歴史小説 -
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1・2巻は短編連作だったが今回は長編。
ミステリー要素強めだけれどこのシリーズらしいオカルト要素もちゃんとある。
パトリックのアイルランド帰省に同行したオーランド。
パトリックの乳母つながりでバンシーの出る家の話を聞く。
森に囲まれた古い館、歴史のある一族に訳アリそうな人々。
不思議なものを見る、パトリックと同じ名の小さな少年。
真相はかなり重いがパトリックとオーランドのコンビ芸だけでなく、ゴシックホラーの要素も楽しめた。
最後にオーランドの家庭教師が母の恋人だった話に同意した、小さなパディの家庭教師・リーガン。
恋人は最初は憎んでいたはずのエイダン?と思ったが、彼女だったのかな。 -
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19世紀、大英帝国の首都――ロンドン。偉大な探検家である当主が亡くなり、長男が爵位を継ぐことになったアッシュフォード子爵家。長女セシルはといえば、子爵家の未来のため、顔も知らない相手と結婚することが決まっている。だが、好奇心旺盛な彼女は結婚までの一年間、新聞記者になるという前代未聞の行動に出た!「子爵令嬢」という正体を隠し、少年姿で働くセシルの前に現れたのは!?
久しぶりにラノベが読みたくなり懐かしのコバルト文庫を手に取りました。今は電子書籍が主流になってきていて時代の流れを感じます。男装して新聞記者として働くセシル、よくバレないなと思っていたけど、まさかのレスターは分かっていたのかw亡くな -
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【内容】若かりし小泉八雲が寄宿舎で出合う怪異たちの正体は?
【感想】小泉八雲である必要はあまりない感じもするが。イメージする八雲よりクールな感じ。作品自体は暇つぶしに向いている。精霊のようなものが存在しつつ、謎はわりとリアルに解く。
▼小泉八雲に関する簡単なメモ
【ウィリアム・ファーガソン】一学年下の学生。熊のぬいぐるみのようにのんびりした感じ。パトリックと親しい。愛称はウィル。
【オーランド・レディントン】語り手。編入生。チェロをたしなむ。母に育てられるが亡くなったので合ったこともない父に引き取られるも寄宿学校に放り込まれる。寝起きが悪い。
【コンラート】砂男に追われてる学生?
【砂男】ド -
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ネタバレ自らが作り出した二重身(ダブル)から始まり3話がつながっている。
優しい子供の頃の思いから始まり失くした魂との切ない邂逅にしんみりしたと思ったら、最後は貴族のダークサイドが露見しおどろおどろしい話になった。
多感な年頃の集団だし宗教の濃い施設でもあるから不思議が起こるのはわかるが、貴族の暗い部分など俗世と切り離せない世界観と純粋な少年たちの生活との対比が不安定さを醸し出している。
大きな敵になりそうな悪魔も登場した。今回の鍵となるアンソニーの境遇は過酷だったが、パトリックは大人になったら日本へ行くのだろうという、ある意味未来が予想できるからかあまり結末を心配せずに済むのが良い。
今後学園での