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Posted by ブクログ
第2巻を読破。
冒頭からいきなり敬愛すべきダニエル兄さんのインタビュー記事に噴いた。
しかも妹バカ炸裂w
この人はほんとにww
いい人だなあ、ダニエル兄さん。
そんな兄貴にセシルは容赦なく出し抜いていくんですけれど(^-^;)
今回も短編連作、けれど実は1本筋が通っている、そんなストーリー構成で。
ロンドンでは怪盗ブラックバードが紙面をにぎわせていて。
セシルは自分が働いているアクロイド紙に個人広告を出している人物があやしいとにらむわけです。
そんな彼女――身分と性別を偽っている男装少女の相棒であるジュリアンは、セシルの正体はすでに知っていて。
知っていて黙って常に一緒に行動しているんですよね。
さりげなく彼女の身を案じながら。
彼女が未来の奥さんだから、とかじゃなくて、本当に大切に想うようになっていますよねー。
で、義務としてではなくてジュリアン個人として好きになってもらえるよう、さりげなくアタック(笑)しているわけですが。
男装して仕事をするという行動力のあるセシルだけれど、推理はだいたい明後日な方に向かっていて(^-^;)
そのためジュリアンもいろいろと振り回されておりますね、はい。
そうそう、貸本屋「ミューディーズ」ってヴィクトリアン・ローズ・テーラーにも登場していました。
思わず「おお!」となったり。
第1話に登場した人物がラストまで関わってきたり、ジュリアンの過去が関わってきたりと、なかなかおもしろい展開になっていました。
あと各話の冒頭にセシルに関するインタビューが載っているんですが……。
い ぬ w w
ちょっ、末っ子じゃなくて犬にインタビューってww
となっていたら、まさかの種明かし。
ラストのラストまで楽しめる1冊でした。
第3巻も出るようなので楽しみです。
Posted by ブクログ
“全部全部、ジュリアンが少年としてのセシルを愛していたから?
「そんな、困ります!あ、いえ、困らないかも」
いざとなったら女だと打ち明ければ、恋愛対象からはずれるのだから……ああ、だめだめ、やっぱりだめ!
性別を隠していたことが知られれば、セシルがアッシュフォード家の令嬢だと感づかれるのも時間の問題だ。なにしろアッシュフォード家にはセシルという名の令嬢がいるのだ。男でも女でも通用する名まえだし、とっさに混乱しないようにと同じ名まえを名乗っていたのが、失敗したかもしれない。まさかこんなところに男装生活の落とし穴が待っていたなんて!
セシルはじりじりとジュリアンからあとずさった。
「ちょっと待って、セシル」
「待てません!」
「その台詞、べつの状況ならぜひもっと聞きたいところだけどね」
彼は路地のほうに逃げこもうとするセシルをひきとめ、半泣きの顔をのぞきこんだ。
「きみはなにかとんでもない誤解をしていないかい?ぼくに男性と愛しあう趣味はないよ」
「え……本当ですか?」
「そこを誤解されるのはちょっと不本意だな」
「よ、よかった!」
よかった……のだろうか?
もはや頭がぐるぐるとして、なにをどう考えたらいいかわからない。”[P.123]
今回もすごく楽しくて。にやけて。
怪盗に関しては、え、その対応で良いの?と少し思ったけど別に彼らは警察でも探偵でもないしね。
ガブリエルと"錠前屋"のガブリエルがどんな会話をし合ってたのかすごい気になって。
セシルとジュリアンがお互いにバレる時がどんな風になるのかすごく楽しみ。
アメリアとソフィに次はもっと出番を!この二人とセシルのやり取りも好き。
そして次兄と弟可愛い可愛い。
“玄関ホールから大階段をのぼっていくと、二階の長い廊下で次兄ジェフリーと弟サミュエルとでくわした。
「ふたりとも、ここでなにしてるの?」
ふりむいたサミュエルがきらきらした瞳でこたえる。
「ウィリアム・テルごっこだよ!」
「なあに、それ?」
「頭の上にのせたりんごを、弓矢で落とすの!」
セシルは目をむき、絨毯にのんびりと座りこんだジェフリーにつめよった。
「ジェフリー兄さま、なんてことするの!弟を弩の的にするなんて人として最低よ!」
「なにを言ってるんだ、セシル。的はぼくのほうだぞ!」
「え?そうなの?」
見ればなるほど、おもちゃの弩を手にしているのはサミュエルのほうだった。そしてりんごをひょいひょいと宙に放り投げているジェフリーの顔には、ところどころ赤い痕がある。
「これはものすごいスリルに満ち満ちた遊びだぞ、セシル。なんせ次はどこに当たるかまるで見当がつかないのだからな。あははは」
「どんどんやっちゃいなさい、サミー」
「はあい」”[P.223]
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