久賀理世のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最終巻だが書きたいこと詰め込みすぎでいまひとつな出来ばえ
ここまで引っ張っただけの2人の関係を
お互い咀嚼するには相当分量必要はもちろんだけれど
それでも会話で饒舌に説明しすぎではなかろうか
2人のキャタクタでもないと思うし
だらだら引き延ばさなかったのは良いけれど
もっと家族や友人の介在あって良いと思う
加えて事件の幕引きをつける部分が
その2人の関係とは分離してしまってちぐはぐな印象
今巻だけなら残念な出来と思うが
シリーズ全体を通しては
いかにも少女小説らしい恋と謎と冒険と時代の雰囲気とが
端整丁寧かつ現在的にまとまった良い作品だった -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ1巻目。
英国・マザーグース・ライトミステリとか好きな人にオススメ。
短編形式で進んでいくので読みやすいし、けれどその中にも伏線が張ってあって、シリーズ通して少しずつ謎が明かされていくので続きも気になる。
主人公は偉大な冒険家である父を持つ子爵令嬢・セシル。けれどその父が探検中に異国で熱病にかかり、突然亡くなってしまう。親を亡くしたセシルは長兄に結婚を勧められるが、結婚するまでの間、夢だった新聞記者として働かせてほしいと頼みこみ、男の子に変装して働き始める。けれど、セシルが新聞記者として働き始めたのにはもう1つ理由があった。
マザーグースと関連させた事件や謎をセシルとその相棒・ジュリアンが解明していく内容。ジュリアンはセシルの婚約者だけど、そのことを知っているのはジュリアンとセシルの長兄・ダニエルのみ。セシルは何も知らないまま、パートナーとしてのジュリアンを信頼していく。セシルはそのことに気づいた時にどんな反応をとるのかな?事件の謎を解くのは主にジュリアンだけど、そんな切れ者のジュリアンがセシルに翻弄される様は読んでいてニヤニヤします。1巻なので恋愛色は薄いですがそれは今後に期待。とりあえず一気に完結巻まで購入したので読み進めていきたいと思います。 -
Posted by ブクログ
本に呼ばれる。読書をしている方は誰しも経験した事があると思う。
普段あまり読まない種類の1冊だったが、何故か気になり手に取った。手に取った日が9月28日、小泉八雲の命日が9月26日であり、物語の始まりは9月25日であった。
まぁ…ただの偶然なのだが、何かのメッセージかとも思い読み進めた。
驚いた。自分も10月1日から大きな環境の変化があるため、9月28日から3日間の読書旅に出たところであった。日本海の海岸沿いを走りながら、気の向いた場所で読書をする旅であった。
また、主人公の症状とは違うが、自分も今までいた環境では喋る事を放棄するようになっていた。
ただただ他人と喋る事が面倒になっていた。
親との関係も含めて、主人公に共感できる部分が多く、本当に「本に呼ばれた」のかもしれない。
優しい人達が織りなす静かな物語は短く、大きな展開もないために物足りないと感じる人もいるかもしれない。
面白いからと誰にもお勧めする本ではないかもしれない。
でも、世の中に数多ある本の1冊1冊に、その本を必要としている人がいるのだろう。
この本は今の私には必要であった。
このような偶然に導かれたような出会いも読書をする楽しみである。