あらすじ
死に瀕した国王の言動から自らの出生に疑いをもったディアナは、紆余曲折を経てアレクシアと再会を果たす。アレクシアは自分たちの出生の秘密を確かめるため、一人で生誕の地を目指した。そこで当時の生き証人から聞かされたのは、二人の驚くべき血の繋がりだった。時を同じくして国王が崩御。王位はエリアスが継承することになった。だが、戴冠式当日、残酷な企みが幼い王太子を襲う……。ついに玉座への野心を露にした異母兄ウィラード。過去にすべてを失い、最後に“ウィラードの野心”を信じるセラフィーナ。敵対するグレンスター公爵家の、長きにわたる野望。その時、同じ姿をしながら別々の道を歩んできた二人の選択は? 王国を揺るがした身代わり陰謀劇、涙の完結巻。
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Posted by ブクログ
面白かった!全4巻一気読み‼︎
素敵な主従関係だった〜
弟くんとの会話は泣けてしまった
2人がどうなるか気になると思ってたら続きが出ているので読むのが楽しみ!
Posted by ブクログ
皆がしあわせになる結末を願っていたので、とりあえずは大団円でよかった。
アレクシアがガイウスと結婚できるかはまだ分からないけれど、ディアナもアシュレイも無事でよかった。
かわいいエリアスが亡くなったのが悲しい。
それにしても、反逆罪を犯したら処刑しかないのだろうか、それを見せ物としていいのだろうか、という疑問は湧く。
巻末の著者自身が書くあとがきで『王子と乞食』をベースにしたこと、テューダー朝が好きとあったので、文章力にも納得。
さらに続編があるようで楽しみ!
Posted by ブクログ
国王が亡くなってからの怒濤の展開の最終巻。
即位したエリアスが毒に倒れ、その首謀者として嵌められたディアナが囚われ、兵を差し向けられるアレクシアたち。
どんどん状況が悪くなっていく展開にどうなることかドキドキし、先を読み手が止まらなかった。
…のだけど、ラストの持って行き方は正直ちょっと消化不良だ。
だって、アレクシアが兵を挙げたことが分かった時点で、ウィラードたちは王都を防衛する手立てを立てるのが自然だし、少数の騎馬で都の中心地まで乗り込んで来るなんてあり得ない。しかも処刑場に上がった時点で普通は警備兵に捉えられるんじゃないかと思うんだけど。なんだかな。
それでなくとも、アレクシアが即位宣言した時点で、王都近くの平原で一大開戦が起こってそれに勝って堂々と王都に乗り込む展開を期待してしまうし、同時に囚われのディアナを秘かに救い出しに行くアレクシア、もしくはガイウスを想像してしまうよなあ。
と言うことでラストは個人的には物足りなく思った。
あと【王女の遺言】というタイトルの由来としてはその場面はちょっと弱いんじゃないの?と思ってしまった。
ラストはあれだったけれど、シリーズ十分楽しませてもらいました。ありがとうございます。
Posted by ブクログ
ディアナを助けウィラードの企みを阻止すべく立ち上がったアレクシアやリーランドたち。ハラハラドキドキしながら一気に処刑場へ、そして大団円。
個性豊かな登場人物、特にチラッと登場して深く印象に残るガイウスの母や優しく賢いエリアス王子が好きです。
Posted by ブクログ
4巻は一気読みでした!
大団円、なのかな。
処刑台から助け出す、が2度目なのはまぁ致し方ないか。
ディアナは個人的にはリーランドとくっついてほしいのだがなぁ
2022.10.23
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Posted by ブクログ
王女と物乞いの入れ替わり、最終巻!
まず辛いのが…エリアス君が儚くなってしまった事
毒を飲んだ時点で嫌な予感はしていたけれど、生かしてくれるものとばかり……
姉想いで幼いながらに王になる努力をしていて、時に弱音を打ち明けるエリアス君のこと、1番の推しキャラだったよ
でも、最終巻だけあって1番ページをめくる手が止まらない!
ディアナがアレクシアでは無いことがばれ、処刑される事に
そこに現れる喪服を纏うアレクシア
2人の再会に気持ちが熱くなる!
そして民衆に語りかけるアレクシアが本当にかっこよき
隣に血みどろの骸があるのが正直怖いけれど、それをスルーしてしまうかっこよさ
ディアナが無事で良かった
そして、アレクシアは王女として遺言を残す
彼女の国はどのような国になるのだろうか
あと気になるのは、ディアナの恋愛模様!
2人の男性から想われてて、これは気になってしまうではないか!笑
あとがきを読むと、もしかしたら続きも出版されるのかな?
そしたらとても嬉しい
Posted by ブクログ
「王子と乞食」を女性にして、さらに王位継承争いを加えて描いたようです。
王女は責任感が強くて、成り代りになった子は自分で生き抜いてきた度胸があるというどちらも良い女の子でストレスなく読めました。とりかえばや物語は大好きですし。
王女と女の子は自分の意思で入れ替わったわけではなく、ただ王位継承争いの陰謀によってでした。王女が王女であることに「ただ責任感が強くて優しい」だけなので頑張って元の王女に戻ろうという意志が分かりづらかったです。野望でもなんでもいいからしたいことをして欲しかった…(責任とか立場ではなく…)
王女側に強い願望や目標がなかったのでそこがちょっと物足りなく、さらっとした歴史小説を読んだという感想です