桜田直美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前著「より少ない生き方」ほどのインパクトはないけれど、随所にはっとさせられる言葉があった。この本の目的は、どのようにものを減らすかではなく「どのように生きるか」を自分自身に問うこと。自宅のミニマル化を実行し、もっと思慮深く、意図的に人生を生きる余裕を手に入れること。
○目標は私たちを形作り、そして目標は私たちを変化させる。私たちがどんな行動をとるか、どれくらい努力するかは目標によって決まる。人生の目標が分かっていれば、それに沿って優先順位を決めることができる。そして、目標から目をそらさずにいる限り、後戻りしたり、道からそれたりする事は無い。
○ペーパーからピクセルへ移行する。
・後で検索しやすいようなファイル名をつける。
・最低でも1つの場所でバックアップを取る。2つなら尚良い。
○人生は意図的にしなければならない、家族と過ごす時間を作り、毎日を最大限に生きなければならない。いつか、息子が妻と子供を連れてキャンプ旅行に行くことを願っている。それも1回ではなく、何度もだ。そして一生残る美しい思い出を作ってもらいたい。道具は使ってこそ価値がある。ただ棚を占領しているだけでは意味がない。
人生は時間の流れとともに変わるかもしれないが、今この瞬間を心から楽しむチャンスはいつでもそこにある。
○「私の夢は、空港に行きやすい駅から徒歩圏内の賃貸に住むことだ。そうすれば、思い立った時に世界中のどの場所にも行ける」
○(友人の意思決定の基準)人生の終わりに、自分はどんなことで感謝されたいか、自分に何度も問う。
・ 1日の仕事が終わった時に、同僚からどんなことで感謝されたいか?
・ 1週間の終わりに、配偶者と子供からどんなことで感謝されたいか?
・ボランティアに参加して、1年後に、助けた人たちから、どんなことで感謝されたいか? -
Posted by ブクログ
経済を何も知らずに社会人になった僕が、藁にもすがる思いで手に取ってみた1冊。
経済学についての他の本を以前手に取ってみたことはあったが、理解が及ばず途中で寝てしまう経験があった。(経済学という分野が苦手すぎるのかも、)
しかし本書は単元ごとにコンパクトにまとめてあり、無理のないペースで上手く咀嚼しながら学ぶことができた。勿論全てが理解できたわけはなく、どうしても理解が及ばず思考がストップする分野もあった。(心地良い眠気でした。)
それも含め経済学において自分の得意不得意な分野も発見できたと感じる。
おすすめの読み方は1単元ずつ読むことである。幅広い知識を習得し、理解の促進を補助してくれる1冊。本書を読むか読まないかで世の中の解像度が上がるように感じる。
本書から知識として学んだことは非常に多い。
最も大きな気付きとしては、「経済成長によって所得格差がうまれるのは必然である」ということ。民主主義・資本主義国家において経済成長を達成したいのであれば、富を持たざる人たちへ分かち合うことが必要であるということは非常に印象的であった。
何のために働くのかという自分なりの答えがそこにあるように感じられた。
富を稼ぐ仕組みを確立し、そこで得た富を再分配することは、自己実現と社会貢献において自分にとっての最適解なのだろうと思わされた。
仕組みを作るノウハウも何も全くないがこれから学ぶ方向性を本書にて得られたと感じる。
経済を知らないことについて漠然とした不安を抱えている人にはぜひ本書をきっかけに学んで欲しい。 -
Posted by ブクログ
経済ニュースを見ていてもよくわからない。そこで手にしたのがこの本。著者はアメリカの高校で経済学を教えている人。実は二度読んだ。一度目はほとんど頭に残らずただただ意味不明な用語が頭を通り過ぎただけというかんじだったが、二度目はしっかり理解できるよう集中して読んでみた。著者によれば経済学とは「個人、組織、社会が希少性をどう扱うかを研究する」学問だという。私はこの希少性を「需要より供給が少ないものは価値のある(と思われる)」という意味と解釈した。こう考えることでこの後展開される本書の内容が少し理解できた気がする。ほかにも市場という言葉が実際にはどういう意味なのかとか、限界分析とか今まで理解していたようでまったく理解できていなかった単語についても理解できたと思う。この本をよんで経済学に興味が湧いてきたのでもっと他にも読んでみようという気がしてきた。
良書だと思う。 -
Posted by ブクログ
朝起きてから夜寝るまでに、何らかの数字に触れて生きている。テレビ、ネット、本など、見聞きしていれば、数字の洪水に巻き込まれておぼれそうになる。
今回の本は、「数字の裏にある物語のほうが、数字そのものよりもずっと興味深い」として、数字専門の記者として働いている著者が書いた本だ。
「相手が数字となると、ただ数字であるというだけでほぼ無条件に信じてしまっている」し、私たち「数字の消費者」は、あまりにも簡単に数字に影響され、だまされると指摘している。
数字が当てにならないと言えば、去年の衆議院議員総選挙の世論調査だ。マスコミは一様に、自民党の議席減少、立憲民主党の議席増加と予測していたが、結果は逆だった。自民党の単独過半数獲得、立憲民主党の議席減少だった。
この世論調査には、世論調査でカバーしきれない層、例えば若い世代の意見が反映されていないからという見方もあった。
選挙と言えば、2016年の米大統領選挙はメディアが予想を大きく外して話題になった。共和党候補のドナルド・トランプは、民主党候補のヒラリー・クリントンに敗れるというメディアの予想を覆して当選した。
著者は世論調査で使われる「サンプリング」という手法は、数字の裏に存在して、選ばれたサンプリングは、私たちが世界を理解するレンズの役割を果たしていると述べている。
サンプリングは「味見」であると書いているが、味見する素材が天然か加工かによって結果が変わる。
数字に振り回されないようにしたいが、その裏にある物語にたどり着いて理解する必要があるので大変だな。 -
購入済み
タイトルに偽り無し!
副題のとおり「数字を見たときにぜひ考えてほしいこと」が豊富なエピソードとともに語られている。
ストーリーを追うように読めるので数字に苦手意識があっても問題無くよめるかと。
いわゆる統計とかデータ分析の知識を直接学ぶような内容ではない。
ただ、本書の内容を理解せずに統計手法を使ったり、Excelなどで集計表やグラフを作るのは危険だと思う。
有効に、かつ誠実にデータを扱うため、数字を前にしたときには本書の内容に基づいてバイアス(思考の歪み、偏り)を取り除くよう努めたいと思う。