リンダ・グラットンのレビュー一覧
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ライフシフトの入門簡易版。人生100年時代は既にスタートしており、これからは教育→仕事→引退というスタイルでは余生が長すぎる。経済的にも。長く仕事を続けるには学生時代の学びだけでは陳腐化する。
1.生産性資産(仕事の生産性を高め、所得とキャリアの見通しを向上させるための資産)、
2.活力資産(健康、友人、愛)の他に
100年ライフのための3.変身資産(人生の途中で変化と新しいステージへの移行を成功させる意志と能力)が必要。
人生の早い時期に一度にまとめて知識をつける時代はおわる。
1.生産性資産は今までは学生時代とキャリア初期に身につけた専門技術だったが、今後は生涯を通じて新しいスキルと専門技 -
3.6 (32)
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それぞれの立場で言っていることがある。ワクチン肯定だったり、AI礼賛だったり。しかし、得てしてヨーロッパの言論はこのコロナを肯定的に捉えようとしているのがわかる。
コロナの感染者数が高めのままだが重症化、死亡するのが高齢者のみに限られることがわかり、経済をとにかく回せとなって解禁してきている2022年7月現在の視点から見ても、劣らない意見を述べている。
独裁国家はパンデミックに対応できない:中国を揶揄
AIでコロナ情報をアップデートする:うまくいっている部分と機能していない部分がある
ロックダウン:家族の絆の大切さが確認でき、働き方の見直しが始まる。人生100年時代、息切れしない働き方はなに -
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大野和基 / ジャレド・ダイアモンド / ユヴァル・ノア・ハラリ / リンダ・グラットン / ニック・ボストロム / ダニエル・コーエン / ウィリアム・J・ペリー / ジョーン・C・ウィリアムズ / ネル・アーヴィン・ペインター3.9 (30)
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別にれいわ新選組の支持者でも無いのだが、山本太郎が言っていた発言で共感したのは「生産性で人間をはからせない」というセリフだ。子供達がスマホに夢中になる事をネガティブに捉え、スポーツや勉学に励む事を善とする価値観がある。学校で教わるような道徳的価値観であり、これは生産的な人間か否かが物差しとなる。現実問題、資本主義でその指標を用いない事は不可能に近いが、いずれ、こうした尺度で人間は測られず、人間に求められる生活スタイルがどうなるかも不確かな時代が訪れる。
AIが台頭してくる事で我々は「役立たず階級」になるとユヴァル。経済成長には、人間とテクノロジーの融合が必要であり、人間性を明確化する必要性を -
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購入済み
何から始めるのか?
定年が間もない自分の年齢を考えると、ここで提起されている状況に対処すべく、自分で動く必要があるのはわかります。ただ、どこからどう動いてよいのかわからず、わかってはいてもいつもの通りこの後何も事を起こさずそのままになってしまいそうなので、とにかくここに評価を書くことから始めてみます。
前作から大きく主張が変わったところはありませんが、最新情報によってさらに裏付けが明確になり、この中でも特に印象に残ったのは定年前後から始めるパートタイム的なフリーランスの仕事形態の検討と、やはり人間一人で過ごすことはいろいろな意味でためにならないし、何らかのコミュニティには何とかして所属すべしという事に改めて気づ -
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10年前に話題になった本が今スゴイ、というので私も読んでみました。
本書は未来に大きな影響を及ぼすであろう5つの要因
・テクノロジーの進化
・グローバル化の進展
・社会の変化
・人口構成の変化と長寿化
・エネルギー・環境問題の深刻化
について詳細に検討し、2025年の未来がどのようになるかを予測した本です。(出版2012年)
2022年の現在、かなり実現していることに驚きました。
そして、今までの固定概念、知識、行動パターン、習慣などを根本からシフトし具体的には以下の資本を育てれば明るい未来が切り開かれていくとのことです。
①知的資本、知識と知的思考力を強化する
幅広い知識ではなく、高度な -
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Posted by ブクログ
ネタバレネタバレ?あり。記録用
未来を形作る5つの要因→テクノロジーの進化、グローバル化の進展、人口構成の変化と長寿化、社会の変化、エネルギーや環境問題の深刻化。
・漫然と迎える未来の暗い現実→時間に追われる、孤独、貧困。
・主体的に気づく未来の明るい日々→みんなの力で大きな仕事をやり遂げる。共感とバランス。創造的なミニ起業家。
第一のシフトは1つの企業の中でしか通用しない技能で満足せず高度な専門技能を磨き、他の多くの人たちから自分を差別化するために自分ブランドを築くこと。第二のシフトは難しい課題に取り組む上で頼りになる少人数の盟友グループと、イノベーションの源泉となるバラエティーに富んだ大勢の -
購入済み
自分自身がもう定年が見えてきたと思っていたのでこの本に興味がわきました。100年の人生って?70歳、80歳まで働くって?どういうライフプランで生きていくんだ?と。
十分な老後資金を貯蓄するのはこの先どんどん大変になるようですが、変えていくべき働き方にはあまり暗さを感じません。
仕事や会社から数年離れて新たなスキルを学ぶのは、現在でもそういう人はいるでしょうけど、かなり冒険だと思うし、失敗することだってあるでしょう。新たに学びそれまでと大なり小なり違う方向へ進むことが普通にできるとすれば100年ライフも明るいものになる気がします。
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大野和基 / ジャレド・ダイアモンド / ユヴァル・ノア・ハラリ / リンダ・グラットン / ニック・ボストロム / ダニエル・コーエン / ウィリアム・J・ペリー / ジョーン・C・ウィリアムズ / ネル・アーヴィン・ペインター3.9 (30)
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8人の知の巨人が、怒涛の変化を続ける21世紀について未来を推測する
前段は、高齢化、AI 後段は、技術、格差、そして現在のUSA
気になったのは、次です。
①ジャレット・ダイアモンド
・日本は最高齢社会なのに、定年退職制がのこっているのはおかしい
・経済性多様性、人間の多様性ともに少ない日本にはイノベーションが起きにくい
②ユヴァル・ノア・ハラリ
・社会の急激な変化のため、21世紀にあった政治システムは現れていない
・AIが生み出す「役立たず階級」が多量に発生する
③リンダ・グラットン
・人生100年時代は、労働問題の解決(定年の廃止)と、生涯学習が必要
⑦ジョーン・C・ウィリアムズ
・米白人 -
大野和基 / ジャレド・ダイアモンド / ユヴァル・ノア・ハラリ / リンダ・グラットン / ニック・ボストロム / ダニエル・コーエン / ウィリアム・J・ペリー / ジョーン・C・ウィリアムズ / ネル・アーヴィン・ペインター3.9 (30)