リンダ・グラットンのレビュー一覧
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人生観を変える一冊
【内容メモ】
・”マルチステージが終わる”、”一斉行進が終わる”
・非3ステージが4ステージ(?)に移行し、社会になじむには時間がかかる。
・移行期間を多く経験するため、アイデンティティが重要になる。そのために、サバティカル(休暇期間)を確保し、自分を見つめる必要がある。
・有形の資産とは別に、目に見えない資産には3つあり、それぞれのバランスを取る必要がある
①生産性資産:所得増のための資産(スキル、知識、仲間、評判)
②活力資産:精神的・肉体的な幸福状態(友人関係、家族関係)
③変身資産:転生(ステージ移行)に必要な資産(人的ネットワークなど)
・外部の刺激を通じ -
大野和基 / ジャレド・ダイアモンド / ユヴァル・ノア・ハラリ / リンダ・グラットン / ニック・ボストロム / ダニエル・コーエン / ウィリアム・J・ペリー / ジョーン・C・ウィリアムズ / ネル・アーヴィン・ペインター3.9 (30)
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ネタバレワーク・シフト
― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
これからの働き方に影響を与える以下の5つのトレンドを分析して、近未来の働き方のショートストーリーをまず、示します。
働き方が変わる! 〈5つのトレンド〉
●テクノロジーの発展
●グローバル化
●人口構成の変化と長寿化
●個人、家族、社会の変化
●エネルギーと環境問題
悲惨な働き方をショートストーリーで示した後に、以下の3つのシフトを行うことで、働き方がどのように変化するかが次に示されます。
働き方を変える! 〈3つのシフト〉
●ゼネラリスト→連続スペシャリスト
●孤独な競争→みんなでイノベーション
●金儲けと消費→価値 -
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『LIFE SHIFT2』では、人生100年時代において、人はもはや単線型の生き方ではなく、マルチステージを前提に、自らの物語を描き直しながら生きていく必要があると説かれている。その物語を実現するためには、必要な道を探索し、スキルを獲得し、柔軟な人間関係を築き直していくことが求められる。
また、個人の変化に対応するために、企業・教育・政治といった社会の枠組みも変革が迫られている。著者はその方向性を具体的に提示し、読者に「行動」への転換を促している。
私自身、60歳を目前に控え、「引退後」を単なる終わりとせず、もう一つの始まりとして捉え直したいと感じた。本書にある「先手を打ち」「自己像の可変 -
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長男が産まれた翌年にこの本が出版され、子供達が大きくなり読書の時間が取れるようになってきて初めてこの本を読んだ。
そのため自分の視点(本書ではロールモデルのジミー(1971年生まれ)とジェーン(1998年生まれ)の中間世代)と子供達の視点(ジェーンよりも後)に立って読む事ができた。
本書では本人の生き方に焦点を当てており、家族との関係についても書かれてはいるが、個人的にはもう少し家族関係についての言及がもっと欲しいと思った。
各ロールモデル内の子育て時期の言及は少なく、別章で子育てや教育について書かれていたが、子育て中の自分からすると、時代を渡っていけるような子供に育てる為の教育に捧げる時間は -
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ネタバレ2019年に発行された100年時代に向けてどう生きるべきか、結局それを決めるのは自分自身なのであるが、この本のおかげでどう生きていくか考える手立てになった。偏差値等の偏重主義から脱し、経験に重きをおいて生きていくことの重要性を改めて認識し、背中を押された気がする。しかしキャリアとしての大学、大学院進学はとても有意義であるということも再認識した。人生が長くなることでよいことも悪いこともあるが、そこに過度に楽観視したり悲観視せずに将来に起こりうるあらゆる事態に備え今からやるべきことが記述されており、将来の見通しもある程度ついた。ロールモデルのない現代だからこそ不安がついて、できれば安定を手に入れた
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今はまさに変化の過渡期だなと感じますね。
初版は2016年でもう8年前の話。
それでも未来に向けて、世界がどう変化するかの予想や考えは概ね当たっています。
もう今や前提として100年ぐらいまで生きるのは当たり前になってきていると思ってます。
その100年時代を生きるために、どう資産を作るのかが大事だなと。
もちろん巷では投資もだんだんする人が増えています。有形資産への投資はみんな意識してやってますよね。
ですが、無形資産への投資を従来のようにしていたら、危ないですよというのがこの本の主張。
本の良いところは、思っていた、聞いていたけどボヤッとしているものを綺麗にまとめてくれることですね