リンダ・グラットンのレビュー一覧

  • コロナ後の世界

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    フェイスブックとGoogle、両社とも広告収入を収益源とするビジネスモデル。ですから、彼らは読者がクリックをして、より多くの記事や投稿とつながることを求めます。そのつながりを促す一番の要素は、怒りです。対立と激怒を煽る投稿こそ、多くのクリックをもたらす。少数派の人が書き込むネガティブな内容が、炎上し物議を醸し、流れて行く。

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    2020年11月03日
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

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    「苦痛はこの世でもっともリアルなものです。しかし国は苦痛を感じません。」ハラリ氏の金言

    国や企業はたまたイデオロギーごときに、人間が苦痛をうける馬鹿らしさ。

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    2020年10月19日
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

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    ネタバレ

    各学術界の著名人と著者である大野氏とのオムニバス形式の対談記事を1冊にまとめた当著。
    歴史学者であるハラリ氏が述べた「役立たず階級」というワードが大変印象的で、他の登壇者が述べたようにAIの台頭によって私達の仕事・生活・生き方が大きく様変わりするだろうという警鐘が伝わってきました。
    ダニエルコーエン氏が述べているように「ただ一生懸命に働けばよい」というのは単なる幻想で、リンダ・グラットン氏が提唱する「人生の目的」と「人生の意味」を組み合わせた、「積極的な選択」を自らしていくことが、これからの混迷を極める時代において重要となってくるのだと思いました。
    これは即ち、「生きたいように生きることが許される時代」でもあり、「積極的な選択」を好む人にとっては大変なメリットであり、一方で「消極的な生き方」、例えば誰かに依存して自らの意志決定を放棄する生き方を望む人には厳しい時代が待っていることを示唆している風に読み取れました。
    これからの10年・20年(もしかしたらすぐ目の前?)を思考するのにおすすめの一冊です。

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    2020年09月08日
  • コロナ後の世界

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    ポジティブにこれからをとらえている学者もいれば、ポールクルーグマンのように先行き不明と アメリカ社会をとらえている人もいる。クルーグマンは反トランプの姿勢と日本の消費増税を真っ向から批判し安倍政権の姿勢を批判している。

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    2021年09月08日
  • まんがでわかる LIFE SHIFT―100年時代の人生戦略

    ネタバレ 購入済み

    わかりすいマンガ版、でも・・・

    以前に書籍版を読んだ事があります。あの頃の流行った本の代表として、よくランキングにもこの本が紹介されていました。漫画版で読みました。確かに本の主張ポイントが抜き出されて、身近な事例でとてもわかりやすいと思いました。しかし、書籍版で書かれている事例やエピソードと、漫画版で書かれている身近すぎるエピソードでは、思考の深さや広がりが違うと言う印象を持ちました。もし、このマンガ版を読んでLifeShiftに興味を持たれた方は書籍版もどうぞ。

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    2020年06月21日
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

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    ー たとえば、お金というものには客観的価値は何もありません。お金の価値は、多くの人がドルや円について同じストーリーを信じているという事実から出てくるのです。ほとんどの経済学者はそのことをわかっています。

    私は決して「これらは虚構だ。信じるのをやめようではないか」と言っているのではありません。もし信じることをやめれば、経済システム全体が崩壊します。そして他人同士はお互いに協力できなくなります。しかし、注意しなければならないのは、われわれは虚構の奴隷になるのではなく、虚構がわれわれのために機能するようにしなければならない、ということです。

    人間は長い時間の中で、目の前にあるものが現実なのか、それとも誰かが作ったストーリーなのか、区別する能力を失いました。結果、多くの人が、国家や会社や神という想像上のものに自分を捧げて戦争に行き、何百万人という人を殺戮したのです。こうした事態を回避するためには、まずは目の前にあるものが、現実か虚構なのかを区別し、その上で利用する方法を考えることです。 ー

    ジャレド・ダイヤモンド、ユヴァル・ノア・ハラリ、リンダ・グラットン、と重要な方々との対談集。
    コロナ前の作品だが、今読んでも十分にリアリティがある。

    信じているストーリー(虚構)の崩壊、あらゆる格差が生み出す社会的歪みと崩壊なんて、まさに今考えるべきテーマかと。

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    2020年04月22日
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

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    AIと人類との関係はどうあるべきか。4名の著名知識人が持論を述べる。技術者としてではなく、経営者的な観点からAIというものに興味がある方は是非とも読んで欲しい本。

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    2020年04月11日
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

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    「人類史」レベルのマクロな視点で支持を集めるベストセラー作家らのインタビューを集めた一冊。各人の主張は著書に譲るとして、こと日本の未来に関わる著者らの考えを知ることができる。

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    2020年01月02日
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

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    <目次>
    プロローグ
    1ジャレド・ダイアモンド(銃・病原菌・鉄)
     資源を巡り、文明の崩壊が起きる
    2ユヴァル・ノア・ハリ(サピエンス全史)
     近い将来、役立たず階級が大量発生する
    3リンダ・グラットン(ライフシフト)
     人生100年時代、生き方は3つのステージからマルチステージへ
    4ニック・ボストロム(スーパーインテリジェンス、AI学者)
     AI万能時代が訪れ、働き方は根本的に変革する
    5ダニエル・コーエン(フランスの経済学者)
     テクノロジーは中流階級を豊かにしない
    6ウイリアム・J・ペリー(クリントン時代国防長官)
     北朝鮮は核開発をあきらめない
    7ジョーン・C・ウリアムス(労働問題)
     民主主義を揺るがすホワイトワーキングクラスという人々
    8ネル・アービン・ペインター(労働問題)
     アメリカは分極化の波にさらされている
    エピローグ

    「VOICE]などに掲載されたインタビューのまとめ本。
    おなじような本の「世界の未来」より、圧倒的にいい。
    各人の著名な著書を読まなくても、その内容くらいは
    分かるのか?というげすな考えはだめでした。
    語っていることが、本当に起る未来、とは思わないが、
    近いことではあろうと思う。

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    2019年06月15日
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

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    国際ジャーナリストが、ジャレド・ダイアモンド、ユヴァル・ノア・ハラリ、リンダ・グラットン、ダニエル・コーエンほかの世界の知の巨人8人にインタビュー。
    AIと格差の未来の世界はどう見通せるのか。
    情報として参考になるが、鵜呑みにするのではなく、新たな情報をもって検証しながら自分で検証すべきものだと感じた。
    19-45

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    2019年04月26日
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

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    最初の2人、ジャレド・ダイアモンド氏とユヴァル・ノア・ハラリ氏のインタビューが最も印象的だった。特にハラリ氏の論は、ほぼ同年代の自分にとって斬新な切り口ながらながら納得できる内容と感じられた。

    ・われわれはこの世にリアルに起きていることと、想像の中で作り出したストーリーを区別する能力を失いつつあります。
    ・われわれはパワーを獲得することには長けていますが、パワーを幸福に転換する方法はわかっていません。
    ・今は、三十年後の社会がまるっきりわからないのです。
    ・歴史から学べることは、油断してはならない、ということ。愚かさへの油断を防ぎつつ、叡智を信じる態度が戻られる。
    ・人生を生き抜く上では、絶えず新しいテクノロジーを学び続け、新しい経済状況・社会状況に対応しなければならない時代に入っています。しかしこれは、非常に難しい。なぜなら、人は本質的に変化を好まないからです。
    ・今日われわれが直面している重要な問題を扱うには、学問横断的なアプローチが不可欠となっているのです。


    全体として、インタビュー形式で論者からうまく言葉を引き出していると感心させられた。それぞれの著書を読む上でも要約として、言換えの表現として、あるいは背景を知ることで理解が深まる。

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    2019年03月16日
  • ワーク・シフト 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>

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    2012年のビジネス書ですが、まだまだ十分に読み応えのある本でした。
    7年経っても読める理由は、
    この本で著者が行った未来予測がかなりの精度だったことにまずあるでしょう。
    2013年ビジネス書大賞受賞作。

    本書の趣旨はといえば、
    2025年を設定した未来世界を考えることから仕事のあり方について
    「どういったものがIT革命後の今に、そしてこれからに合ったものなのか」
    を解き明かし、
    新しい仕事や生き方の姿勢を提示するものでした。

    「漫然と迎える未来」には孤独だったり貧困だったりする未来が待っていて、
    「主体的に築く未来」には自由で創造的な人生が待っている。
    そして、その「主体的に築く未来」にするためには3つのシフトが必要。
    第一は、ゼネラリストからスペシャリストへのシフト。
    専門技能を絶えず磨こうという話。
    第二は、性格の異なる3種類の人間関係を築こうという話。
    第三は、自分についてより深く理解し、価値観を再考し、
    そのうえで、情熱を持ってなにかを行う生活へという話。

    これが、まったく突拍子の無い話ではなくて、
    ちゃんと地に足がついた論調なんですよねえ。
    だから、きっちり読んでいくと、
    その理路に当然ながら賛同できるし、
    今の自分の方向性や考えと照らして、
    旧来の生き方をしているか、
    それとも未来的な生き方をしているか、
    読者はその度合いを知ることができると思います。

    未来には五つの要因があると著者は分析します。
    1、テクノロジーの進化。
    2、グローバル化の進展。
    3、人口構成の変化と長寿化。
    4、社会の変化。
    5、エネルギー・環境問題の深刻化。
    の以上がそれであり、
    さらに本書ではそれらを32の現象に分け、
    そこから未来予測をしています。
    未来に生きる架空の人物の一日を通して、
    具体的に、読者には予測された未来を感じてもらう。
    そして、それから三つのシフトについて論じるというのが、
    本書の体裁でした。

    やっぱり、なんていうか、
    こう言うとベタですけども、
    これからの時代も生涯学習の時代なんだと思いました。
    努力とか勉強とか、僕は嫌いなんですが、
    好きで本を読むとかは大好きなんですよね。
    きっと自分をよく見せるだとか他律性だとかがイヤなんです。

    そうそう、ナルシシズムの話も載っていて、
    ジェネレーションYだとかZだとかでこれはあると思いましたね。
    自分の立位置が不安だと、
    ペラペラと自分の良いところややってきたことを喋り出すのってある。
    そうやって自分を安心させたいわけですが、
    それはそれで、自己中心的以外のなんでもないんですよね。
    けっこうみんな気付いていないと思いますが、
    こういうの、若い人に多いですよ。
    僕も若かったころそういう傾向はあったと思うし、
    周囲を見てそう感じてましたもの。
    自分たちが正しいとするんですよ。
    大学のランクが中くらいだとしても、
    もっと上のエリートよりも自分たちの方が
    バランスがよくて真っ当だと思っている。
    そういうのって今の若い人にもあります。
    で、原因は、さっきも書いたように、
    そうやって自分を安心させないと、
    折れてしまうからなんです。

    まあ、それはいいとして。

    自分を変えたい人、
    既存の価値観と自分の価値観が合わないことに不安を感じている人、
    そういった人たちの盾となり安定剤となるような本だと思います。
    おもしろかったです。
    きっと『ライフ・シフト』もそのうち読みます。

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    2025年07月17日
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

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    著名な研究者や思想家のインタビュー。現在の時の人の、それぞれの考えが要約されている。
    読み応えはないが、インスタントでわかりやすく手っ取り早い。
    入門書として良い感じ。

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    2019年02月03日
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

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    人工知能と格差を主題にインタビューしたもの。ダイアモンド、ハラリ、コーエンがよかった。

    民主主義は、人類が直面している難題を処理する能力を失いつつある。テクノロジーの進展によって経済や社会が変化するスピードが加速しているため、有権者も政治家も、世界で何が起きているのか、将来どうなるのかを理解することができなくなっているため(ハラリ)。

    テクノロジーが多くの格差をもたらし、多くの人が取り残された。テクノロジーの直接の恩恵を受けている人の生産性は向上したが、その範囲は限られている(ダニエル・コーエン)。

    ベーシックインカムは、何が不可欠でいくら必要なのかを決めるのが難しく、コンセンサスを得ることができない。また、すべての国は貿易でつながっており、発展途上国は単純労働に依存しているが、他国の労働者に払うべきかという問題もある(ハラリ)。

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    2019年01月16日
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

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    「銃・病原菌・鉄」のジャレド・ダイアモンドなど八人の「知の巨人」とのインタビュー。「サピエンス全史」のユヴァル・ノア・ハラリは、近い将来「役立たず階級」が大量に発生すると言う。AIが進化すると今までの職業が無くなるからと。どうやって一般人は生きていったらいいのか?

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    2018年10月20日
  • 未来企業 ─ レジリエンスの経営とリーダーシップ

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    内容が難しく正直ぜんぜん呑み込めていない……非常に読みごたえありました。企業が社会的意義を持つことの重要さについて、かな?(実際には重要だよどころの書き方ではなく、それが使命であり本質でないなら未来は悲惨だぞくらいの文脈だった気がする)短期的視座にとらわれず、世界全体の持続性や発展のための協働を説く本。この考えが標準となるよう、市民として労働者として行動しなくてはと思う。

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    2016年05月11日
  • 未来企業 ─ レジリエンスの経営とリーダーシップ

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    「レジリエンス」という言葉を詳しく知りたいと思い、手に取った一冊。名著「ワークシフト」で知られる経営学者が、個人・組織、地域社会、さらには世界全体のレジリエンス(回復力、耐久力、復元力など)を高めるために、企業やそのリーダーが成すべきことをまとめた提言書。

    著者は企業のレジリエンスを3段階に分類している。1つは企業内部であり、多様性のあるネットワークと従業員の精神的活力によって、知性や知恵を高めることが課題である。次に社内外の垣根を取り払い、バリューチェーン上の全てのステークホルダーや地域社会と共生することが重要だと説く。最後に企業のレジリエンスは貧困や環境など、今日の世界が直面する課題の解決に資するものだと主張する。

    著者の問題意識の根底には、「ワークシフト」でも語られた様々なマクロ環境の変化に加え、「行き過ぎた資本主義」が多くの社会的問題に繋がり、ひいては企業に対する信頼が低下し続けているとの危機感がある。企業が自らのレジリエンスを高め、これらの問題を解決するためには、リーダーシップも、”フォロワーを活かす”スタイルに根本から変えねばならない。「短期業績vs持続可能性」という”永遠の課題”に今一度、真正面から立ち向かう気概のある企業人にとっては必読の書。

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    2015年06月08日
  • 未来企業 ─ レジリエンスの経営とリーダーシップ

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    世界の名立たる企業の長期的かつ世界にとって役立つことは何か、グローバルな対応をする上で、どのような取り組みを行っているか紹介されている本だった。
    取り組みを実行するためのリーダーシップとは生涯をかけて学び続けることになる。
    グローバルな問題はそれほど困難でもあるが、また未来にむかって進む企業になるには必要なことであることが詳細に書かれていた
    内容的には私には少し難しかったかも…

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    2015年01月08日
  • 未来企業 ─ レジリエンスの経営とリーダーシップ

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    私は、企業とはこれまで、どれだけ口では「社会のため」、「Sustainability」、「環境が大切」、「お客様の喜ぶ姿のため」とは建前を言ってみても、結局、究極的には利益の極大化のため、反社会的な行動も屁理屈で「正義」に見立てて、また、社会に責任を転嫁して活動するものかと思っていたが、実際にはそうではなく、建前ではなく信念として行動すべきとが良くわかった。今後の参考になる、有意義な読書だった。

    以下、印象に残った言葉を・・・。

    ・失敗は素晴らしい企業をつくるための金鉱。リスクにあえて挑む。
    ・精神的活力を高める。生活の自然なリズムに逆らって全力で働くようになると、精神的な余裕が失われ、洞察力を深めてイノベーションを起こすためにじっくり考えたり好きなことをしたりする時間がなくなる。
    ・才能と多様性の宝庫である女性たちを失うことで企業が失うものは大きい。
    ・ベビーブーム世代にとっての仕事は30年間の短距離走だったが、この先60年間仕事をするかもしれないY世代の従業員にとってはマラソン。
    ・終身雇用制度が崩壊するのを目の当たりにした世代は、自力で仕事人生を切り拓いていく必要があった。我々は、70代や80代まで働き続けなければならない。
    ・従業員と経営陣自らが仕事や働き方についての考え方を改める。
    ・個人の活力は組織が成功するための「燃料」。
    ・勤務時間の20%を非主力事業に費やす。その余裕を作り出す。
    ・個人がやるべき仕事を決めるだけでは意味がない。複雑な協働を実現するには活発なコミュニケーションがきわめて重要。
    ・相手が信頼に足る人物でないことがわかるまでは信頼する。
    ・絶えず自分の能力を磨き続ける。
    ・人間が思いやりを持って協力しあえるものであると経営陣が信じていれば、その前提に基づいて経営していく可能性が高く、そのために従業員たちは協調し、他人を信頼しやすくなる。
    ・幸せとは、自律、自己革新、つながり(関係と数の深さ)、ビジョンと意味(自分自身よりも大きなものの一部となること)の四つで決まる。
    ・企業が効用や市場ばかりを基準にすると、本来は高く評価すべき行動や考え方の多くが無意味なものとされてしまう。
    ・企業戦略で人間の動機を全て市場価値に左右されるものとして扱い、あらゆる活動を貨幣化しようとすると、他人の役に立ちたい、思いやりのある行動をとりたいという従業員の自然な思いは高く評価されなくなる。
    ・人材を育てる。口を開けて完成品を待っていても、なにも得られない。
    ・サプライチェーンや社会全体を見据えて、企業の責任を果たす。形式ではなく。
    ・企業の責任は、工場や事務所の中にとどまるものではない。
    ・イノベーションを生み出すには、従業員同士・経営陣同士、互いに敬意を払い、共通の目標を持つ。人材を投入して時間をかける。
    ・外部も含めた協力体制を築く。
    ・現状維持は、破滅への道。静かな死。
    ・リーダーに必要なのは、知行合一。
    ・リーダー(もちろん、従業員一人一人にとってもだが)には、自分なりの経験や人脈に基づいた世界観・思想・価値観・ストーリーに基づいて、自らの言葉で話せる力が必要。
    ・地位と権力は個人として学ぶために欠かせない率直で深いフィードバックを得る機会を大きく妨げるおそれもある。
    ・人脈とは、自分の視野を広め、世界により良きものを伝えるためにある。それは結果的・間接的に、意図しない形で長期的な利益をもたらす。自分の身勝手なビジネスチャンスのためにあるのではない。
    ・人は安らかな生活から飛び出すもの。
    ・リーダーとなるものは、全人格を仕事に生かすことが望まれる。それはビジネス外の知識や思想、情や価値観が問われる。
    ・リーダーと同時に、我々一般のフォロワーの重要性も非常に大きくなる。
    ・大きな成功を収める人とは、人生のなかで自分とは違う人々に手を差し伸べる機会をつくる人。
    ・学び続けること、グローバルな視野を身に付けて偏見を捨てること、自己啓発を怠らないこと、そして、人脈を築くこと。
    ・さまざまな人が世界中で自分とはまるで違う分野の仕事に取り組んでいるという、当たり前の事実を知ること。
    ・人々を満足させて幸福にすることが知性が目指すことのできる最も大切な目標。企業は世界を良くするために人々の力を結集させることができる。
    ・私たちは分岐点に立っている。明らかになっていない、企業の潜在能力を引き出す必要がある。
    ・従業員と雇用主の関係は、「親子関係」から「大人対大人」の関係になっていく。労働者はこれまで以上に責任を負うことになり(指図する親がいない)、同時にその選択の結果をこれまで以上に受け入れなければならない(守ってくれる親がいない)。

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    2014年10月12日
  • 未来企業 ─ レジリエンスの経営とリーダーシップ

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    ネタバレ

    世界が平和になり永続するには企業の姿勢が変わる必要があり、リーダーの部下たるフォロワー達も出来ることから働きかけよう、という本。
    内容と著者の意識の高さには脱帽。
    この本のレベルに到達するには人類全体の意識の向上が必要と思う。
    実現にはまだまだ各企業トップの意識はエゴにまみれており時間が掛かると思う。
    しかし、このような本が書かれる時代になっているのは、少しずつ人類の意識が高まりつつあるからとも思う。
    世界に期待しつつも時代がまだ早いと感じたので☆は4つ。

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    2014年10月10日