【感想・ネタバレ】未来企業 ─ レジリエンスの経営とリーダーシップのレビュー

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Posted by ブクログ 2021年02月05日

激変する環境と複雑で深刻な問題に満ちた不透明な世界で、企業に期待される役割は極めて大きくなっている。一昔前までなら政治家が果たすべきと考えられてきた社会全体に対する重要な役割のいくつかは、今では企業の役割と考えられ始めている。
企業がこうした期待に応えて機能していくためには、社内のレジリエンス(適応...続きを読む力·回復力·対応力)を高めるために、社内の対人関係を活発化しつつ知識やノウハウの融合や創発を促しこれを蓄積し活用する仕組みを作るとともに、社員の精神的活力の向上に努めなければならない。
そして、サプライチェーン全般のコントロールを意識し、貧困や環境問題に悪影響を与える活動にならないようにコミットしつつ地域に貢献し地域の活力を高めなければならない。
さらに、その動員力と展開力を活かし、多様な外部機関と連携することで、グローバルな問題に取り組む強力な組織として機能しなければならない。
企業がこうした機能を果たせるかどうかで、数十年後の我々の住む世界のあり方は大きく変わる。
そのためにも、企業のリーダーは、短期的成果のみを求める投機的投資家のプレッシャーを跳ね返して長期的展望を描き、フォロワーに強烈な理念と試練によって鍛え上げられたありのままの自分を見せることで影響を及ぼし、多様な人脈で拡大され続ける世界観に従ってより良い世界を目指さなければならばい。

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Posted by ブクログ 2016年05月11日

内容が難しく正直ぜんぜん呑み込めていない……非常に読みごたえありました。企業が社会的意義を持つことの重要さについて、かな?(実際には重要だよどころの書き方ではなく、それが使命であり本質でないなら未来は悲惨だぞくらいの文脈だった気がする)短期的視座にとらわれず、世界全体の持続性や発展のための協働を説く...続きを読む本。この考えが標準となるよう、市民として労働者として行動しなくてはと思う。

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Posted by ブクログ 2015年06月08日

「レジリエンス」という言葉を詳しく知りたいと思い、手に取った一冊。名著「ワークシフト」で知られる経営学者が、個人・組織、地域社会、さらには世界全体のレジリエンス(回復力、耐久力、復元力など)を高めるために、企業やそのリーダーが成すべきことをまとめた提言書。

著者は企業のレジリエンスを3段階に分類し...続きを読むている。1つは企業内部であり、多様性のあるネットワークと従業員の精神的活力によって、知性や知恵を高めることが課題である。次に社内外の垣根を取り払い、バリューチェーン上の全てのステークホルダーや地域社会と共生することが重要だと説く。最後に企業のレジリエンスは貧困や環境など、今日の世界が直面する課題の解決に資するものだと主張する。

著者の問題意識の根底には、「ワークシフト」でも語られた様々なマクロ環境の変化に加え、「行き過ぎた資本主義」が多くの社会的問題に繋がり、ひいては企業に対する信頼が低下し続けているとの危機感がある。企業が自らのレジリエンスを高め、これらの問題を解決するためには、リーダーシップも、”フォロワーを活かす”スタイルに根本から変えねばならない。「短期業績vs持続可能性」という”永遠の課題”に今一度、真正面から立ち向かう気概のある企業人にとっては必読の書。

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Posted by ブクログ 2015年01月08日

世界の名立たる企業の長期的かつ世界にとって役立つことは何か、グローバルな対応をする上で、どのような取り組みを行っているか紹介されている本だった。
取り組みを実行するためのリーダーシップとは生涯をかけて学び続けることになる。
グローバルな問題はそれほど困難でもあるが、また未来にむかって進む企業になるに...続きを読むは必要なことであることが詳細に書かれていた
内容的には私には少し難しかったかも…

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Posted by ブクログ 2014年10月12日

私は、企業とはこれまで、どれだけ口では「社会のため」、「Sustainability」、「環境が大切」、「お客様の喜ぶ姿のため」とは建前を言ってみても、結局、究極的には利益の極大化のため、反社会的な行動も屁理屈で「正義」に見立てて、また、社会に責任を転嫁して活動するものかと思っていたが、実際にはそう...続きを読むではなく、建前ではなく信念として行動すべきとが良くわかった。今後の参考になる、有意義な読書だった。

以下、印象に残った言葉を・・・。

・失敗は素晴らしい企業をつくるための金鉱。リスクにあえて挑む。
・精神的活力を高める。生活の自然なリズムに逆らって全力で働くようになると、精神的な余裕が失われ、洞察力を深めてイノベーションを起こすためにじっくり考えたり好きなことをしたりする時間がなくなる。
・才能と多様性の宝庫である女性たちを失うことで企業が失うものは大きい。
・ベビーブーム世代にとっての仕事は30年間の短距離走だったが、この先60年間仕事をするかもしれないY世代の従業員にとってはマラソン。
・終身雇用制度が崩壊するのを目の当たりにした世代は、自力で仕事人生を切り拓いていく必要があった。我々は、70代や80代まで働き続けなければならない。
・従業員と経営陣自らが仕事や働き方についての考え方を改める。
・個人の活力は組織が成功するための「燃料」。
・勤務時間の20%を非主力事業に費やす。その余裕を作り出す。
・個人がやるべき仕事を決めるだけでは意味がない。複雑な協働を実現するには活発なコミュニケーションがきわめて重要。
・相手が信頼に足る人物でないことがわかるまでは信頼する。
・絶えず自分の能力を磨き続ける。
・人間が思いやりを持って協力しあえるものであると経営陣が信じていれば、その前提に基づいて経営していく可能性が高く、そのために従業員たちは協調し、他人を信頼しやすくなる。
・幸せとは、自律、自己革新、つながり(関係と数の深さ)、ビジョンと意味(自分自身よりも大きなものの一部となること)の四つで決まる。
・企業が効用や市場ばかりを基準にすると、本来は高く評価すべき行動や考え方の多くが無意味なものとされてしまう。
・企業戦略で人間の動機を全て市場価値に左右されるものとして扱い、あらゆる活動を貨幣化しようとすると、他人の役に立ちたい、思いやりのある行動をとりたいという従業員の自然な思いは高く評価されなくなる。
・人材を育てる。口を開けて完成品を待っていても、なにも得られない。
・サプライチェーンや社会全体を見据えて、企業の責任を果たす。形式ではなく。
・企業の責任は、工場や事務所の中にとどまるものではない。
・イノベーションを生み出すには、従業員同士・経営陣同士、互いに敬意を払い、共通の目標を持つ。人材を投入して時間をかける。
・外部も含めた協力体制を築く。
・現状維持は、破滅への道。静かな死。
・リーダーに必要なのは、知行合一。
・リーダー(もちろん、従業員一人一人にとってもだが)には、自分なりの経験や人脈に基づいた世界観・思想・価値観・ストーリーに基づいて、自らの言葉で話せる力が必要。
・地位と権力は個人として学ぶために欠かせない率直で深いフィードバックを得る機会を大きく妨げるおそれもある。
・人脈とは、自分の視野を広め、世界により良きものを伝えるためにある。それは結果的・間接的に、意図しない形で長期的な利益をもたらす。自分の身勝手なビジネスチャンスのためにあるのではない。
・人は安らかな生活から飛び出すもの。
・リーダーとなるものは、全人格を仕事に生かすことが望まれる。それはビジネス外の知識や思想、情や価値観が問われる。
・リーダーと同時に、我々一般のフォロワーの重要性も非常に大きくなる。
・大きな成功を収める人とは、人生のなかで自分とは違う人々に手を差し伸べる機会をつくる人。
・学び続けること、グローバルな視野を身に付けて偏見を捨てること、自己啓発を怠らないこと、そして、人脈を築くこと。
・さまざまな人が世界中で自分とはまるで違う分野の仕事に取り組んでいるという、当たり前の事実を知ること。
・人々を満足させて幸福にすることが知性が目指すことのできる最も大切な目標。企業は世界を良くするために人々の力を結集させることができる。
・私たちは分岐点に立っている。明らかになっていない、企業の潜在能力を引き出す必要がある。
・従業員と雇用主の関係は、「親子関係」から「大人対大人」の関係になっていく。労働者はこれまで以上に責任を負うことになり(指図する親がいない)、同時にその選択の結果をこれまで以上に受け入れなければならない(守ってくれる親がいない)。

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Posted by ブクログ 2014年09月10日

題名の通り、これからの企業がどうあるべきかが実例を用いて書かれています。
目先の利益に捉われずに中長期的な視野で物事を考えることの重要性は分かってはいるけど、実際に行動するのは非常に難しいです。ただ、企業がそのような視点で考えられない様であれば、致命的なことになるのではないかと思います。
自分のこれ...続きを読むからの働き方を考える上で一石を投じてくれたような気がします。

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Posted by ブクログ 2023年07月30日

著者が期待する企業の善行に関しては、株主が先ず変わらねばと思うが、至近、まるでCMスポンサーにクレームをつける輩の如く、株主も企業の倫理観に対して厳しくなった。そのため、企業側もESGの意識が高まってきたのは事実だ。しかし、企業存続にはどうしても利益追求が必須であり、企業側には、単に気にするパラメー...続きを読むターが増えただけ、とも言える。

偽善ではなくとも、風評を気にして対処しなければならない局面もある。また、企業もそれを煽る社会も良かれと思いながら、期待していた成果が得られないケースもある。例えば、インドとパキスタンではアパレル関係の縫製工場から子供の労働者を雇い止めしたが、結果的に子供たちは家計を助けるために売春を始めた。先進国の価値観、距離感で「正義」を語っても、黒カビのように根を張る「悪徳」の根絶にはならない。

新興国に大企業が乗り出すメリットは何だろう。発展までの収益期待、となると随分時間がかかりそうだ。ヨーグルトで有名なダノンフーズは倹約型イノベーションとしてバングラデシュにヨーグルト工場を建設した。工場での雇用創出に加え、販売員、また牛乳そのものも地域のあちこちで細々と経営されている小規模の370以上の農家から集めたらしい。で、栄養不足の現地住民にも購入可能なヨーグルトが提供できる。安価に作って輸出で儲ける打算もあるだろうか。何が本心か分からない程、企業とは、取り繕い、ポジティブワードにフレーミングし、善行をアピールするもの。

車買取の会社が問題を起こしているが、この体裁が失し、悪徳と偽善の使い分けが崩れた企業は脆い。集団で働けば、一人くらい、悪行に手を染めていけず、ゆえに罪悪感が発動するはず。日本の義務教育や家庭教育、監視社会は柔ではないと期待している。

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Posted by ブクログ 2022年07月18日

リンダグラットン氏3冊目。
ワークシフトの企業版との事で、レジリエンスと言う言葉が頻出する。意味としては、ストレスからの回復力、困難な状況への適応力、災害時の復元力などな意味で使われる。
しかし、個人としては実行可能なところはあったが、これが企業となるとどれほどの数で実行されるのか疑問。確かに格差や...続きを読む環境など個人で出来ることは限られている。企業で取り組めば改善の兆しが見えてくるだろう。と考えるとかなりの大企業向けのお話なのかな。
そういったビジョンを持つ企業はこの先も生き続ける、という事と理解した。

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Posted by ブクログ 2019年06月12日

レジリエンスの概念はわかるようで、社会自身が複雑化しているためポイントを抑えるのは難しい。ただ、多業種、多企業にていろいろな試みがなされていることがわかる。

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Posted by ブクログ 2018年11月04日

・企業として、人々の役に立ち、他者と協力するという自然な行動を従業員に促す社風をつくる
・短期主義や株主価値の偏重といった障壁を乗り越える勇気、かつてないほど声高に要求してくる市民に対応する勇気、現在と未来をつなぐメッセージを発信して説得力を生み出す勇気。リーダーに従う人々は、リーダーを観察してこの...続きを読む勇気があるかどうかを見極める
・本物のリーダーを目指す過程は経験を自分のものにするための「内なる旅」と呼べるかもしれない。充実した人生とは「内省のある人生」である
・その企業のリーダーが何を行っているか―?どのようにして従業員のレジリエンスを高めているのか?近隣やサプライチェーンに対して何をおこなっているのか?不安定な世界の問題に対してどのように取り組んでいるのか

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Posted by ブクログ 2018年02月14日

「ワークシフト」と「ライフシフト」の間に挟まれて、あまり目立たないグラットンの「未来企業」。原題はKey。

今ひとつ、受けなかったみたいだけど、グラットンによると、これまでになく苦労して、自分の安全圏を乗り越えて、書いた力作とのこと。

位置付けとしては、「ワークシフト」が働く側に立っていたのに対...続きを読むして、「未来企業」は、同じトピックを企業側から考えたもの。

そういう意味では、通常の「経営学」の本に近いかな?

確かに「ワークシフト」と「ライフシフト」に比べると、やや地味だけど、個人的には、結構、楽しめた。

結論からいうと、ここで言われていることは、「ティール組織」と同じ方向に向いているということ。

出てくる会社も一部「ティール組織」と同じ会社がいる。

大きな時代のトレンドを踏まえると、「ティール組織」的なものになる必然性を感じた。

あと、シナリオプランニングの話とかも出てきて、かなり「学習する組織」度は高い。

グラットンは、ロンドン・ビジネススクールの教授で、アメリカの主流の経営学の流れからは一定の距離があるのだと思うが、それでも、同じ英米系プラグマティズムが強い環境にいるのだと思う。

そんなところでも、「ティール」化しているんだな、と変な感想を持った。(もちろん、センゲはアメリカのど真ん中で、「学習する組織」やっているんだけど、アメリカは、サブカルチャーとして、ああいうものを受け入れる一定の余地はある気がする)

言っていることは似ていても、「ティール組織」ほどは、なぜか面白くない、のはなんでだろう?

同じことをいうのでも、書き方というのはあるな。

もちろん、主流派には、グラットンの書き方の方が、受け止めやすいんだろうけど。

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Posted by ブクログ 2016年11月04日

企業がレジリエンスを高めるための3つの領域を提唱し、領域ごとの方法を事例を交えて説明してくれる。ただし、主張と事例が淡々とかつ入り交ざった印象が強く、単なる好事例のご紹介にも見えてしまう。読み終えてから、あらためて序章に戻り、「著者が主張したかったのは、何か」を考えたが、「あれもこれも大事」という総...続きを読む花的な印象だけが残った。

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Posted by ブクログ 2014年11月28日

個人の働き方を予想した「ワーク・シフト」が面白かったので購読。企業の役割や将来像を予測したもの。企業に限らず、いろいろな活動の境界線が曖昧になっていくのだと思う。上司と部下、雇用者と労働者、メーカーとユーザー、大企業とベンチャー企業、国と国、国と個人など。この曖昧な状況を前提に、オープンで道徳的で長...続きを読む期的な活動が評価され、問題解決につながるんだと思う。

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Posted by ブクログ 2014年10月31日

ワークシェアの作者が書いた新作です。今後の企業の成長戦略を考えた時、非常に参考になる点が多い1冊でした。経営者向けの1冊です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年10月20日

『ワークシフト』で一躍有名になった、リンダ・グラットン教授の「企業版働き方本」。三つの領域でレジリエンスを高めよというメッセージである。
(領域1)内なるレジリエンスを高める
(領域2)社内外の垣根を取り払う
(領域3)グローバルな問題に立ち向かう

具体的なメッセージの一つひとつは、すでに多くの経...続きを読む営論で紹介されているものも多いが、事例を丁寧に重ねているので理解しやすい。ただ、他の方の書評にもあるように、「レジリエンス」がメインコンセプトでありながら、その意が日本人にポンッと馴染むものにまで昇華されていない感がある。

しかし、「サステナビリティ」というタームがそうであったように、今後の社会のなかで「レジリエンス」とは何であるのか、と考えるヒトが増えていくと、自然と理解が深まっていくのではないかと期待して待つ事とする。

個人的にメモを多く残した項目は下記の通り。

「第四章 精神的活力を高めるため」に、企業はなにができるのか。とくに、一律的な採用から、60歳前後でのリタイヤまで、一本道としてのキャリアラダーを前提とした「就社文化」が、いかに自然なリズムに外れるかを考えさせられる。

また、「第六章 よき隣人としての行動規範」では、地域社会に思いやりを発揮する企業としてのあり方が紹介されている。そのなかで、唯一日本企業の事例として「ヤクルトレディ」が取り上げられている。一見、非生産的に思える「高齢者に話しかけ、手助けをする」という見守り行為を、会社が思いやりのある行動として、正当に評価している」からこそ、ヤクルトレディが命の救出者となった事例が生まれたとしている。

また、地域社会への貢献には、「疲れを残さない働き方」が欠かせないとして、「労働時間が長くなると地域社会における社会的な行動が減る傾向にある」との社会学研究を引き合いに出しつつ、フレキシブルな働き方や疲れを残さない仕事の進め方の奨励も、企業が取り組むべきテーマとしている点も興味深い(BTやデロイトのフレキシブル・ワーク事例を引用)。

「地域住民の即戦力となるスキルを高める」活動について、教育格差の広がるインドで、インフォシス、タタ、ウィプロなどが協力しあい、若年層のスキルギャップを埋めようとする試みは、日本型職能システムの限界を克服する処方箋にも思われた。

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Posted by ブクログ 2014年10月17日

Resilience
不確実性の増す世界において、もっとも重要な能力は「レジリエンス」である。
レジリエンスという言葉のおおもとの意味は、「負荷がかかって変形したものが、元の形状に戻る力」である。これが転じて、ストレスからの回復力、困難な状況への適応力、災害時の復元力、といった意味合いでも使われるよ...続きを読むうになった。

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Posted by ブクログ 2014年09月15日

前作の『ワーク・シフト』から攻守所を変えて、今度は企業側がどのように変化し成長すべきかを、回復力、適応力、復元力といった意味で使われる「レジュリエンス」をキーワードに説く。企業のレジュリエンスを「従業員の知性と知恵をを増幅し、精神的活力を高め、お互いの結びつきを深める」、「地域のことを考え、サプライ...続きを読むチェーンの末端まで配慮した活動」、「企業がその資源を活用しグローバルな課題に取り組む」と定義して、この三領域を実例を紹介し、リーダーシップにもその価値観のバージョンアップを迫っている。

事例として紹介されている日本企業に「ヤクルト」があり、「ヤクルトレディを組織して地域に住む高齢者に目配りをするという明確な使命を与えることは、同社が地域社会とのつながりを強めるうえで重要な役割を果たしてきた」とあった。何でも、創業者の代田稔氏は「本当の健康とは身体的な健康だけでなく、良い精神、健全な社会、文化的な幸福が備わってはじめて得られるとの思いで、乳酸菌シロタ株の飲料を開発した」とのことです。

昨今、企業は自社の利益だけではなく世界をよりよくするなど社会貢献が求められています。大手企業ならある一定の貢献はやっていますが、創業時から主たるビジネスにしっかり組み込んでいたのは、ヤクルトがその先駆けだったのではないだろうか、素晴らしい!

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Posted by ブクログ 2014年09月02日

ワークシフトの著書が書く、未来の企業のありかた論。
従業員や株主だけでなく、サプライチェーンを総合的に意識する必要が出てくる。企業の持つ影響力と、それによる企業のあり方が変化する様子が理解できる。

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Posted by ブクログ 2014年08月14日

ワークシフトを読んでからのほうがよさそうだけど、未来企業は「レジリエンス」を備えなければならない、ってことのよう。

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