リンダ・グラットンのレビュー一覧
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・企業として、人々の役に立ち、他者と協力するという自然な行動を従業員に促す社風をつくる
・短期主義や株主価値の偏重といった障壁を乗り越える勇気、かつてないほど声高に要求してくる市民に対応する勇気、現在と未来をつなぐメッセージを発信して説得力を生み出す勇気。リーダーに従う人々は、リーダーを観察してこの勇気があるかどうかを見極める
・本物のリーダーを目指す過程は経験を自分のものにするための「内なる旅」と呼べるかもしれない。充実した人生とは「内省のある人生」である
・その企業のリーダーが何を行っているか―?どのようにして従業員のレジリエンスを高めているのか?近隣やサプライチェーンに対して何をおこなっ -
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訳者あとがきより。
「大勢のビジネスパーソンと協力して議論を重ね、…多数の現象やデータをつなぎ合わせて、『2025年の未来』を精密に、多面的に、そして具体的に描き上げた。
そのうえで、孤独で貧しい未来を迎えないために、私たちが働き方をどう〈シフト(転換)〉させるべきかを提案する。〈第一のシフト〉は、一つの企業の中でしか通用しない技能で満足せず、高度な専門技能を磨き、ほかの多くの人たちから自分を差別化するために『自分ブランド』を築くこと。〈第二のシフト〉は、難しい課題に取り組むうえで頼りになる少人数の盟友グループと、イノベーションの源泉となるバラエティに富んだ大勢の知り合いのネットワーク、そし -
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「ワークシフト」と「ライフシフト」の間に挟まれて、あまり目立たないグラットンの「未来企業」。原題はKey。
今ひとつ、受けなかったみたいだけど、グラットンによると、これまでになく苦労して、自分の安全圏を乗り越えて、書いた力作とのこと。
位置付けとしては、「ワークシフト」が働く側に立っていたのに対して、「未来企業」は、同じトピックを企業側から考えたもの。
そういう意味では、通常の「経営学」の本に近いかな?
確かに「ワークシフト」と「ライフシフト」に比べると、やや地味だけど、個人的には、結構、楽しめた。
結論からいうと、ここで言われていることは、「ティール組織」と同じ方向に向いているとい -
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ネタバレ『ワークシフト』で一躍有名になった、リンダ・グラットン教授の「企業版働き方本」。三つの領域でレジリエンスを高めよというメッセージである。
(領域1)内なるレジリエンスを高める
(領域2)社内外の垣根を取り払う
(領域3)グローバルな問題に立ち向かう
具体的なメッセージの一つひとつは、すでに多くの経営論で紹介されているものも多いが、事例を丁寧に重ねているので理解しやすい。ただ、他の方の書評にもあるように、「レジリエンス」がメインコンセプトでありながら、その意が日本人にポンッと馴染むものにまで昇華されていない感がある。
しかし、「サステナビリティ」というタームがそうであったように、今後の社会の -
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前作の『ワーク・シフト』から攻守所を変えて、今度は企業側がどのように変化し成長すべきかを、回復力、適応力、復元力といった意味で使われる「レジュリエンス」をキーワードに説く。企業のレジュリエンスを「従業員の知性と知恵をを増幅し、精神的活力を高め、お互いの結びつきを深める」、「地域のことを考え、サプライチェーンの末端まで配慮した活動」、「企業がその資源を活用しグローバルな課題に取り組む」と定義して、この三領域を実例を紹介し、リーダーシップにもその価値観のバージョンアップを迫っている。
事例として紹介されている日本企業に「ヤクルト」があり、「ヤクルトレディを組織して地域に住む高齢者に目配りをすると -
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う〜ん
特に新しい生き方の指針になるような話はなかったように思う。現在を含めこれからの生き方としては、誰でも予測、想像出来る内容でした。論文的な書き方で話が長く感じた。もう少し簡潔にまとめられそう。