リンダ・グラットンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ富士通は2週間の間に6万人の社員を在宅勤務にした。
今までの3ステージの考え方から、マルチステージの生き方へ変化。
カウフマン起業活動指数からみると、55~64歳の起業家は増えている。長寿化の時代は年齢で区切るのは難しい。
間仕切りの高さがだんだん低くなり、大部屋になりつつある=部署横断型のチームが増えた。
オフィスで過ごす時間が減ったことを歓迎する反面、不安も感じている。
IBMは2009年には40%がリモート勤務、その後利益の落ち込みでオフィス勤務を再開した。イノベーションとコラボレーションが損なわれているという見解から。
オフィスの定義を広げる=シェアードオフィス、サテライトオフィス、ハブオフィスを設ける=富士通の方法。
人間が交通機関の利用に費やしてもいいと感じる時間は一日60分=ローマなどの都市が直径5キロより大きくならなかった理由。アメリカ人の通勤は平均すると片道27分。
通勤による切り替えスイッチの作用を再現する=仕事部屋を作る、着替えをする、庭に出る、など。
自分の場所と時間をコントロールすること。
ジェンダーの力学=在宅勤務になると女性の家事労働の負担が増える。男性は定型的な用事を担うのに対し、女性は非定型的な用事をすることになりやすい。その結果家事は女性の役割という固定観念が強くなる。在宅勤務では女性の昇進が遅くなる。
集中力を発揮する方法
睡眠をとる、マルチタスクをしない、集中する時間をスケジューリングする。
マルチタスクをしがちなのは、情報を遮断しないことで安心したいから。
顔を合わせることは価値がある=テクノロジーオタクを集めてホワイトボードを与える、これより優れた方法はない。
オフィス勤務と在宅を組み合わせると、週の半ばの3日間出勤し、月と金に在宅することを好む。
対面の会議は、必要性を常に疑うこと。必要だと思ってもスタンドアップミーティングで済ませようとする。
テクノロジーが仕事に及ぼす影響は、非定型的で肉体的な仕事ほど少ない。逆にいうと人々が好む定型的で事務的な仕事は代替的。
コロナがなければリモート勤務でサービスを継続することなど考えもしなかった。強制的に実践することでそれが可能であることがわかった。 -
Posted by ブクログ
自分の職場に左右される読み味。
参考になったこと。
理解する
リモートとリアルは、4つの視点でプラスとマイナスがそれぞれにある。会社の文化と紐づくのか。
新たに構想する
1.話さない時間が生産性を産んだ
モデルを作って検証
1.戦略ブック(新しい働き方のガイドライン)
なんのため、どんなかかわりをきたいするか、
どんな機会があるか
2.3つの公平性を。
結果と手続きと意思疎通を公平にできるようにする
行動して創造する
1.マネージャーの役割
プロジェクト型の仕事
デジタルツール
→仕事が細切れになり、管理が難しい
→求められているのは、コーチング、ウェルビーイング、コミュニケーションであった。(役割に変換は下記)
1on1による話し合いがおおいほど、チームの成績が良いという調査結果。
優れたマネージャーの役割は。流動的、成長の壁を越える手助け、メンバーが成果を出す支援。 -
Posted by ブクログ
豪華な顔ぶれだけに食い足りない感満載。
①ジャレド・ダイアモンド
人口減少を喜べ
定年退職制は馬鹿げている
多様性大事
伝統社会の子育て
建設的なパラノイア
②ユヴァル・ノア・ハラリ
「虚構」を利用する
幸福は「期待」に左右される
民主主義は21世紀に適切な政治モデルではない
トゥキディスの罠
人間の愚かさ
「役立たず階級」の大量発生
ベーシックインカムの難点
・金額の合理性
・他国の労働者をどうするか
・「人生の意味」
狩猟民族=自分の五感に注意を払う
われわれは,自然淘汰さえ克服しつつある
=有機体生命の歴史が終わる
③リンダ・グラットン
三ステージ人生の終わり→マルチステージ・ライフ
変身資産・生産性資産・活力資産
5分,週末,2~3か月のサバティカル
今の60歳は昔の40歳
高齢者と女性の活用
定年制の廃止
シンガポールと北欧
④ニック・ボストロム
『スーパーインテリジェンス』
cosmic enowment(宇宙資源の賦存量)
⑤ダニエル・コーエン
テクノロジーの恩恵はごく一部にしか行き渡っていない
一生懸命働けば,お金が儲かると信じること自体が未熟な考え方なのです。世界はそのようには機能していません。
人間は半分情報になる
移民の決定的な欠如
パヴァロッティ効果
⑥ウィリアム・J・ペリー
「北朝鮮のレジームは転覆されない」という保証
偶発核戦争
「すべての選択肢がテーブルにある」
=「私はこれからなにをしたらいいのかわからない」
⑦ジョーン・C・ウィリアムズ
ホワイト・ワーキング・クラス
=平均世帯年収約800万円より少し多い中流階級
アメリカ人の53パーセント
プロフェッショナルvブルーカラー・ピンクカラー
両親より経済的に成功する確率が中間層で50パーセントもない
生まれたときに既に三塁にいた
アイデンティティ政治の白人化
polarization(分極化)
⑧ネル・アーヴィン・ペインター
白人の「自分たちが犠牲者である」という意識
白人のためのアイデンティティ政治
白人であることはunmarked defaultではなくなった
アメリカ人のミソジニー -
Posted by ブクログ
田舎書店応援購入本第二弾。コロナが流行った序盤に出た本で予想がかなり古い感がある。スティーブン・ピンカーの話が一番興味が引かれた。自分は柄谷行人の世界の見方は理にかなっていて、大局を捉えていると思うのでそれを元に考えているけれど、世界は着実に良い方に向かっているという見方を切って捨てるほどの確信はない。自分は何の専門家でもなく、何も知らないから。
ただ、このままの体制で環境問題と格差の両方を解決できるのか、戦争を根絶できるのかという疑問がある。自分はぬくぬくと暮らしている側だが、日々安定した暮らしが出来ない人たちがいる中で、なぜ豪奢な生活が許されるのか、なぜそれが許される体制なのか、それは国民国家という障壁、資本主義経済という仕組みに原因があるのではないかと思わざるを得ない。でも、それを急激に変えることはきっと出来ない。
特に根拠はないが、漠然と国家というものを最低でも200〜300年くらいかけて何か別の戦争が起きえない体制に変えることができないか、非力ながら自分にその準備ための行動ができないかと思っているけれども、それだと気候変動の問題には全く間に合わないな。
たぶん自分にできる最も実効的で安全な試みは地道なプラットフォームづくりだと思うので、それを進めていきたい。自分の認識にも行動にもすべて何の確信も持っていないから、どうするのかは知らないけれど。