鬼澤忍のレビュー一覧

  • これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学

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    自分が政治哲学に興味をもつきっかけになった本。
    サンデルの文章は分かりやすくて毎度感動する。現実に起きている問題と政治哲学を結びつけて議論していく内容となっている。例も分かりやすく、これからの世の中を考えるには最適な1冊。ただ、カントの内容は難しい。

    2回目
    やっばりサンデルの考えはいい。だけど、ロールズの話もなんとなく魅力に感じてきた。

    3回目2025.7.11
    ベンサム→結果に注目
    カント→行為の動機に注目
    アリストテレス→ものの性質に注目

    共通善を育むことが今後の政治課題らしいが、サンデルは今のトランプ政権を見てどう思うのか。トランプのナショナリズムも一種のコミュニタリアニズムのよ

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    2023年11月23日
  • 暴力と不平等の人類史―戦争・革命・崩壊・疫病

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    歴史的に見て、不平等が解消されるのは(大量動員)戦争、革命、国家崩壊、疫病という非常に大きなイベントが起きたときのみで、それ以外の状況では格差はどんどん拡大していくという内容。
    シンプルな内容だが、学術書としてデータ積み上げて事実を論証していく大著。

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    2022年05月08日
  • それをお金で買いますか 市場主義の限界

    購入済み

    話題の

    日本でも一時期話題になっていたマイケル・サンデル教授の書籍です。
    教授は以前から新自由主義に疑問を呈する立場です。

    #タメになる

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    2022年03月18日
  • ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える

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    めちゃくちゃ良書。

    この本の思考を素直に実践すれば、間違いなく良い会社になると思う。実際、多くの会社はわかっていてもできないことが多いんだろうなと。だからこそ、抜きん出る。イケてるスタートアップは、取り入れてるし、ワークしているように聞く。(メルカリとかラクスルとか)

    「大企業には無理」という言い訳はできないと思う。Googleは大き過ぎる企業なのだから。

    細かいルール云々というよりは、トップの姿勢そのものが重要で、全部それが根底にあるのが容易に想像できる。

    そして、必ずしも、お金のかかることでもない。

    以下、個人的ポイント抜粋。


    ・必要なのは、社員は基本的に善良なものだと言う信

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    2022年01月23日
  • これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学

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    正義と善き生 正義とはという考え方を功利主義、自由主義、そして共通善と美徳を考えた見解でアプローチしている。
    哲学をさわり程度知っている方が読みやすいと感じた。
    筆者は第三の考え方を主張しているが、それぞれの考え方の論点を細かく様々な例を元に説明しており、難しいながらも自分なりの意見を考えることができる。

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    2025年12月06日
  • ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える

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    元グーグル人事担当上級副社長が書いたグーグルのマネジメントの基本な考え方。
    著者の入社以降、6,000人から60,000人に拡大する中で
    フォーチューンから「もっとも働きやすい会社」に繰り返し指名されたとのこと。
    成功だけでなく失敗事例も随所に書きちりばめられております。

    なお、本の半分近くを採用に費やしております。
    これは「採用の失敗は教育では取り返せない」ことを前提としており、採用を重要視しているためです。

    本書で私が特に感銘を受けた箇所を紹介します。

    グーグルの人事組織に「3分割ルール」を導入。典型的な人事畑の経験のある人の人員は3分の1を超えないこと。次の3分の1はコンサルティン

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    2021年07月09日
  • ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える

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    考え方としては、最近読んだ「ウォーフォータレント」の内容に親しいところがあったが、失敗事例も含めて、「あのグーグル」が、どう試行錯誤し、どうしているのか、というベストプラクティスがふんだんに盛り込まれているところが良い。
    本書内にもあるとおり、そこで取られている施策の大半はコストもそれほど掛からないし、難しくはない。従来のやり方とのギャップに大半の組織がなかなか踏み出さない、二の足を踏むような物がほとんどだ。
    被雇用者側の立場から読むと、たしかにこんな自由な会社なら居心地は良いだろうし、仕事をするモチベーションにも繋がるのかなと思った。
    いずれまた読み返したい。

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    2020年09月28日
  • それをお金で買いますか 市場主義の限界

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    やはり、深い著書だった。
    一つひとつの事象を突き詰めると、お金で買って良いものと良くないものがあることがわかる。

    普段、そのことを意識することができない。
    市場の力は、とてつもなく強い。
    意識することが、大切。

    市場は立派な嗜好と低俗な嗜好を区別しない。
    オフセットは危機をもたらしたりもする。
    購入者が気候変動に対してそれ以上の責任はないと考えてしまうのだ。

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    2020年04月26日
  • それをお金で買いますか 市場主義の限界

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    再読。ちょうどコロナ騒ぎの時だったので、以前とはまた違って考えさせられる。JUSTICEでもそうであったが、社会、人間、その他の生物やモノに至るまで、在るべき姿、良き姿というものは、存在していて欲しいと考えるし、それを考えること、議論する事をやめてはならないと思う。マスクを欲しがる人がいる限り、どんな値段で転売しようと構わない、という意見が確かにあるこの国は、果たしてこの本に書かれている、御伽噺のような商業主義を笑えるのだろうか。

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    2020年03月15日
  • ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える

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    Googleのミッションだったり、透明性、権限の考え方は参考にしています。
    科学的な採用手法はすごく勉強になります。

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    2020年01月27日
  • ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える

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    田端大学の課題図書という事で、オンラインサロン未加入者ですが、読んでみました。
    Google人事がわかる内容になっており、Googleがここまで大きく発展したのも、バックヤードの社員が、Googleの理念と社員の発展・ライフスタイルを重視し、取り組んだことが貢献しているのでしょう。
    社員一人一人が経営者視点で仕事に取り組むという記載と、「プロジェクト・オキシジェンの8つの属性」は心に留めておきます。

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    2020年01月18日
  • 人類が消えた世界

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    もしある日突然地球から人間だけがいなくなったら...を様々な専門家が検証してくれる本。実際に人がいなくなった後の地域の話もあって現実味がわく。人間がいなくなったら..ニューヨークは数日で水没し、家屋が老朽化し倒壊、火災が発生する、人間が作り出した物はだいたい自然に朽ちていくけど微粒子のプラスチック片やタイヤ、ウランやプルトニウムは長い時間残る。残された生き物への影響は計り知れない

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    2021年12月30日
  • ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える

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    私が仕事に情熱を持てる理由を分析できた。
    一つ。我社では稀有な客を見たことがある珍しい社員だから。奨学金ブログラムとその後の事例は納得だ。

    一万時間の法則。タイガーは同じショットを繰り返して体に染み込ませた。所望の動作を細かく分解し、その細かい動作を熟考できるまで。私の絵のアプローチと同じだ。これをデリバレイト学習という。
    逆に継続的なトレーニングでないと何もトレーニングしないのと大して効果は変わらない。投資の無駄。振る舞いが変わるまで継続的なフィードバックのかかるトレーニングが効果的。

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    2019年05月18日
  • ゾンビでわかる神経科学

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    ネタバレ

    誤解を招きやすい帯ですが、メインはゾンビではありません。ゾンビでわかる「神経科学」です。ゾンビマニアな神経学者二人が、ゾンビ的な動物やゾンビ的な行動を元に、生きている人の脳のしくみを解説する、ちょっと難しめな入門書。

    最初はなかなか読み進まなかったのですが、一度勢いに乗るとこれが頗る面白い。クジラの半球睡眠、ホヤの脳消化、首なし鶏のマイク…。においが記憶を呼び覚ますのは、嗅覚だけが視床を通過せずダイレクトに新皮質、とくに感情と記憶を処理する皮質領域に到達するから。カプグラ妄想やコタール妄想も興味深いです。

    第11章、脳をハッキングする話。これもすごい。脳にDBS(脳深部刺激)という小型の電

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    2017年07月04日
  • 国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(下)

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    社会の繁栄と貧困の差は、政治と経済の制度の違いによって生まれたと説明する。

    多数の資源を少数が搾り取る収奪的制度では、所有権が保護されず、経済活動のインセンティブも与えられない。少数は、自らの利益のために収奪的制度を維持し、手に入れた資源を利用して政治権力を強固にする。収奪的制度の下でも、政治的中央集権化化によって、ある程度の成長が可能だが、創造的破壊によるイノベーションが起こらないため、成長には限界がある。また、政治権力をめぐって闘いが発生するため、社会は不安定になる。

    包括的政治制度では、政治権力が幅広く配分され、法と秩序、所有権の基盤、包括的市場経済が確立される。有史以来、収奪的制度

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    2018年10月31日
  • 国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(上)

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    世界に裕福な国と貧しい国が生まれた理由を歴史的に解き明かす。緯度や気候などの地理的条件、宗教や民族ごとの価値観などの文化的側面は、世界的な不平等の説明にはならず、経済と政治の制度が重要であると説く。

    ヨーロッパの植民地としての歴史を持つ南北アメリカ大陸に相違が生まれた理由がおもしろい。スペインが支配するアメリカ大陸の植民地では、金銀の略奪段階が過ぎると、労働力としての先住民を分け与える制度であるエンコミエンダなどの制度を導入し、土地を奪い、労働を強制し、低い賃金と重税、高い商品を売りつけた。コンキスタドールとその子孫は大金持ちになり、先住民の生活水準は最低となる不平等な社会となった。スペイン

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    2018年10月31日
  • 滅亡へのカウントダウン(上)

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    前作で人類が消滅した世界はどうなるかを解明しようとした筆者による、人類が存続できる世界を維持するにはどうしたらいいか? が主題になった著書。

    最重要に位置付けられているのは人口問題。
    20世紀初頭には15億程度だった世界の人口は、100年と少ししか経過していない現在では70億。このままの増加傾向が続けばあと半世紀で世界の人口は100億を越えると予測されている。

    そうなった場合どうなるかは実際のところわからないんだけど、暗い見通しのほうがまあガチ。
    とはいえ、統計だけを見てああだこうだ言うよりも、実際に世界中の社会の中でどういうことが起こっているかミクロ視点で丹念に洞察しながら疑問の答えを追

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    2016年08月08日
  • 国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(上)

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    タイトル通りではあるが、なぜ繁栄している国家と貧困にあえぐ国家があり、後者は貧困を脱することができないのかがクリアになる。やはり自由、信頼、イノベーションは必須で、行き過ぎた統制、独裁は進歩を妨げるのだ。ジャレド・ダイアモンドの説より腹落ちする内容で、国家だけでなく組織に当てはまることで学びが多い。読み応え十分。

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    2016年07月12日
  • 国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(上)

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    繁栄する国家と、逆に落ちていく国家。その違いを、地理や文化といった(役に立たない)理論に求めるのではなく、経済と政治に関する、歴史の中では小さな選択にあるされています。なぜイギリスが産業革命で成功したのか、他のヨーロッパ諸国はそうならなかったのか。少々の偶然の要素もあったのですが、違う制度を取った国々の差を広げこそすれ、そのベクトルを決めたのは、その選択にあったということ。
    具体的な歴史を、読みやすく、読ませる書き方で書かれており、現代の我々が立っている位置が、どのように出来上がっているものなのか。また維持するために、何に注意していなければならないのかを教えていただきました。

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    2015年04月23日
  • 国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(下)

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    「世界には四種類の国がある。先進国、発展途上国、日本、アルゼンチンだ。」ノーベル賞経済学者のサイモン・クズネッツの有名な言葉だそうだ。1914年のアルゼンチンは50年ほどの経済成長を達成し世界で最も裕福な国の一つだった。しかしその後は独裁主義と民主主義の間を行ったり来たりした。民主主義と言ってもペロンの正義党は巨大な集票組織による利益供与の賜物で権力は著しく集中していた。そして2001年には経済危機を迎え先進国から果て得ん途上国へと滑り落ちていった。

    日本は逆に19世紀中頃までは中国とともに鎖国政策の元で停滞していたが完全な中央集権の中国とは違い、薩摩藩が琉球を通じた交易で密かに力を蓄えてい

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    2015年02月13日