鬼澤忍のレビュー一覧
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小さなことでグズグズいつまでも悩むヤツ、必読の書。ちょうど本書の読書中に、対人関係にかかわるチャッターに悩まされていたが、「距離を置いた自己対話」を実践することで嘘のように心が軽くなったPosted by ブクログ
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いろんな実験があって興味深い。
いろいろくよくよと考えがちだが、科学的な説明が多くあり「だからこうなんだ!」と知ることができた。Posted by ブクログ -
四騎士として戦争、革命、崩壊、疫病を挙げ歴史上それらが不平等の解消にどれくらい寄与したのかが細かいデータに基づいて述べられている。
結論から言うと暴力を伴わない富の再配分は効果が薄く、累進課税制をはじめとした平和的な制度によるアプローチは論外でフランス革命や共産主義革命ですら効果は限定的だったとい...続きを読むPosted by ブクログ -
真の平等とは何か?を考えさせられる本だった。オバマ元大統領等、過去の大統領らの発言・境遇を例とした論拠は理解しやすく、能力主義を市場原理と道徳性の観点から分けて説明している点も分かりやすい。
社会への目の向け方に気づきを与えてくれる一冊。おすすめです。Posted by ブクログ -
自分の正義(信念)は一体なんなのか。人それぞれの想う正義があり、それを信じて生きている。
全て正義である。自分の正義は自分で決める。とても考えさせられる本でした。ぜひぜひ読んで欲しい本です。Posted by ブクログ -
ユダヤ系アメリカ人が書いたアラブとイスラエルの関係史。
複雑に絡みあった状況をその歴史、背景から理解できる良書。
自身がアイデンティティに苦しんだリベラルらしく、現状のイスラエルにはかなり批判的。
自由と民主主義を求めて父祖の地に移住(帰還)した民族が、先住者である他民族を差別し、ましてや人種隔離...続きを読むPosted by ブクログ -
どうしても思考を反芻してしまい、マイナスな感情のスパイラルに陥ることがある。それを心理学者が解き明かし、対策を提示してくれる。
自分を俯瞰してみる、そのために自分に対して他者のように話しかけてみるであったり、自分独自の儀式を行ってみるであったりと、実践できそうな内容が多い。
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一貫した主義を持つこと、全員の正義感が一致することの不可能を痛感する本。
本作では数々の例を挙げ、多角的な視点から各々の意見が述べられる。それらに目を通すうちに己の主義は何なのかと迷走を始めた。
誰しもが納得のいく政治、経営の難しさが身に染みる一冊となった。
一点疑問だったのは、アリストテレスの奴...続きを読むPosted by ブクログ -
深く考えることが推奨されがちですが、ただ悶々と考えていても物事は好転しない。この本では苦痛を感じているときに内省を実行しても有害無益であると言っています。
ではどうしたらいいかというと、【より有効に話しかける】こと。
その一つは一人称の「私」の代わりに二人称の「あなた」や三人称の「彼」「彼女」を使う...続きを読むPosted by ブクログ -
他の方々と同様にハマスへのイスラエルによる報復のニュースをみて、パレスチナ問題への問題意識と関心を持つきっかけなり本書を手に取る。
今までの歴史的背景をつぶさに解説し、多角的にこの問題の紛糾する理由、非常にナイーブな立場の軋轢を提示されている。今までのあいまいな理解を整理することができた。Posted by ブクログ -
著者はアメリカのリベラルなユダヤ人コミュニティ出身とのことですが、ユダヤ系イスラエル人側の主張に偏ることなく、パレスチナ人側の主張や、歴史的背景を丁寧に解説してくれていると感じました。
ハマスとイスラエルの紛争のニュースを見て、イスラエル問題を知りたいと思い書店で手に取った本でした。
どちらかの主張...続きを読むPosted by ブクログ -
在米ユダヤ人によるイスラエル・パレスチナ問題に関する解説書。5月に日経の書評欄に取り上げられていて気になっていたが、買うのを先延ばしにしているうちに事態がだいぶ変わってしまった。
歴史の記述などが豊富なのは当然として、興味深かった記述は、
- 原題"Can we talk about Israel?...続きを読むPosted by ブクログ -
チャッターというのは、頭の中で響く自分の言葉。確かにここぞという時に、自分を引き留めたり、緊張させたりして、足を引っ張られることが多い。
このチャッターが何故、引き起こされるのか、どう対処することによって有効に利用できるようになるかが、最新の研究をもとに説明される。
時間がない場合は、最後の26の対...続きを読むPosted by ブクログ -
奇しくも今、ハマスの非道なテロから始まり、イスラエルの自衛権を逸脱した激しい暴力がガザ地区を襲ってます。
いわば狂信武装テロとイスラエル右翼の狂信への傾きが衝突し、市民が犠牲になってます。
背景の一面であるイスラエル史の、あまりにも複雑な過程を見事にわかりやすく提示した著者の力量は素晴らしい。
おそ...続きを読む匿名 -
イスラエル問題について詳細にかつ公平に(と感じる)書かれた一冊。もうね、こういうの以外は信じちゃダメだなと思った。どれだけ長く現地で記者をやってようが、どれだけ国際情勢に精通してようが、日本人がこの問題をどれだけ分析してみたところでこの著者からしたら「むちゃくちゃ浅い」のよ絶対。両国の間に起きた数々...続きを読むPosted by ブクログ
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欧米企業は、ジョブ型や実力主義など、
人に関して、もっとドライなのかと
思っていましたが、本書より、
そうではないことに気付かせてもらいました。
社会環境や時代が移りゆく中で、
変化してきたのではないかと思いますが、
こうした側面を情報として新聞等で、
取り上げてほしいと感じました。
答えをすぐ...続きを読むPosted by ブクログ -
共和主義の伝統的な生産者の倫理の喪失
能力主義による蔑視、驕りの蔓延=個人主義(≠共同体主義)の蔓延
アリストテレスの生産を通じた美徳
教育への選別機能の付加
競争優位を失いたくないがための完璧主義Posted by ブクログ -
イスラエルとパレスチナの問題を過去から比較的中立的な立場で解説していて、非常にわかやすい。迫害を受け続けてきたユダヤ人が、パレスチナの人々を迫害し、アパルトヘイトであるとまで言われるような事を推し進めていることは、なかなか理解できない。
にもかかわらず、アメリカの福音派キリスト教徒が何故かこのイスラ...続きを読むPosted by ブクログ -
イスラエル…
正直、全く知らない時事ネタというところ
どちらかというと、
パレスチナは難民が出て可哀想で
イスラエルは悪者
みたいな印象があった
パレスチナと検索すると、BDSなのか?
完全にイスラエルが一方的に攻撃をしている
(インティファーダのことなどを書いていない)
記事が出てきたりする
...続きを読むPosted by ブクログ -
繰り返される戦争、決裂する和平交渉、日本人にとってあまりに複雑なイスラエル−パレスチナ問題を深掘りする本である。おそらく一読して分かる内容ではない。ただ中東の石油依存を深める日本人にとって決して避けては通れない、そして知らなくてはならない問題だ。Posted by ブクログ