作品一覧

  • イスラエル 人類史上最もやっかいな問題
    4.4
    1巻2,860円 (税込)
    「知らない」ではすまされない、世界が注視する“この国”を正しく知るための入門書 イスラエル。こんなテーマがほかにあるだろうか? 人口1000万に満たない小さな国が世界のトップニュースになるのはなぜか? アメリカのキリスト教福音派はなぜ、イスラエルとトランプを支持するのか? なぜ紛争は繰り返されるのか? そもそも、いったい何が問題なのか? 世界で最も複雑で、やっかいで、古くからの紛争と思われるものを正しく理解する方法などあるのだろうか? 国際社会の一員として生きていくために、日本人が知っておくべきことが、この一冊に凝縮されている。 争いを拡大させているのは、私たちの無知、無関心かもしれない。 【目次】 第1部 何が起こっているのか? 1章 ユダヤ人とイスラエル/2章 シオニストの思想/3章 ちょっと待て、ここには人がいる/4章 イギリス人がやってくる/5章 イスラエルとナクバ/6章 追い出された人びと/7章 1950年代/8章 ビッグバン/9章 激動/10章 振り落とす/11章 イスラエルはラビンを待っている/12章 賢明な希望が潰えて/13章 ブルドーザーの最後の不意打ち/14章 民主主義の後退 第2部 イスラエルについて話すのがこれほど難しいのはなぜか? 15章 地図は領土ではない/16章 イスラエルのアラブ系国民/17章 恋物語?/18章 入植地/19章 BDSについて語るときにわれわれが語ること/20章 Aで始まる例の単語/21章 Aで始まるもう一つの単語/22章 中心地の赤い雌牛/23章 希望を持つ理由

ユーザーレビュー

  • イスラエル 人類史上最もやっかいな問題

    Posted by ブクログ

    社会に対する主張や行動に個人が一貫性を高めるのがとても難しいことがある。一貫性の罠に囚われず、「白書など存在しないかのように戦争ではイギリス軍を支援し、戦争など存在しないかのように白書に抵抗しなければならない」とするスタンスは示唆に富んでいるし、日々の暮らしで実践できる。こんなスタンスはなんかかっこ悪いかも知れないし、人には説明しにくい。いちいち考えなければならない労力は掛かるし、もちろん全ての判断材料を把握しているわけでもないので選択を誤る可能性もある。でも、そんな解を示した先人に共感する。
    めんどくさいけど民主主義ってなそういうもんだ、と勝海舟に言わせたみなもと太郎さんに。

    第一部の「ア

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    2025年10月24日
  • イスラエル 人類史上最もやっかいな問題

    Posted by ブクログ

    前半はイスラエル建国の歴史を、後半はテーマ別の話と言う二部構成です。

    ベン・グリオンの三角形、ユダヤ人の国家・民主主義国家・領土を維持すると言う3つの方針がすべて同時に成立する事はないと言う考えはとても新鮮な視点でした。

    お互いに信仰や実体験で築かれた強い絆をムキになって否定したり無視したりしても、自分はいい気分なっても、相手が感じている事を感じなくさせる事はできないとは、否定だけでは何も生まないと言う、まさにその通りだと思います。

    今の日本でも多様性や寛容やナショナリズムや日本人ファーストと言った考えが物事の対極のように語られていますが、やはりベン・グリオンの三角形のように同時に成立さ

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    2025年09月12日
  • イスラエル 人類史上最もやっかいな問題

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    イスラエル・パレスチナ問題を歴史的、宗教的に中立の立場から解説してくれた入門書。
    ユダヤ人の居場所がなかったので、イスラエルは必要だった。しかし、それはパレスチナ人を苦境に追いやることだった。
    すべてはそこから始まっている。

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    2025年08月14日
  • イスラエル 人類史上最もやっかいな問題

    Posted by ブクログ

    時間はかかったけど読んでよかった。
    国際法には従えよ!
    意見というのは1:1ではないし、歴史も人の考えもうつりかわる。解決なんて簡単にはとてもできそうにない。
    それでも希望を持っている人がいる。起こっていることを直視して対話をつづけるしかないのだ。

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    2025年07月29日
  • イスラエル 人類史上最もやっかいな問題

    Posted by ブクログ

    イスラエルパレスチナ問題に関するニュースは毎日のように見かけるけど、実際詳しいことはよく知らなかったので知識を付ける目的でこの本を読み始めた。
    正直イスラエルパレスチナ問題に関してはイギリスが二枚舌外交をして今のようなややこしい状態になってしまった、くらいの認識しかなかった。その後何度か和平に近づいたこと、それが毎回阻まれてしまったこと、現代においてもイスラエルが入植活動をしていること、イスラエルも一枚岩ではないことなど全然知らなかったことをこの本を通じて知ることができた。
    ベングリオンの三角形はイスラエルの問題を的確に表していて、ユダヤ人国家であること、民主主義国家であること、新しい占領地を

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    2025年05月31日

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