作品一覧

  • 平等について、いま話したいこと
    4.1
    1巻2,200円 (税込)
    資本主義の果て、大いなる格差に覆われる現代。教育やヘルスケアを「脱商品化」するには? 左派はなぜ世界的に弱体化したのか? 大学入試や議会選挙にくじ引きを導入すべき? 当代一の経済学者と政治哲学者が相まみえ、真の「平等」をめぐり徹底的に議論する
  • 実力も運のうち 能力主義は正義か?
    4.3
    1巻1,430円 (税込)
    成功を決めるのは努力か環境か? ハーバード随一の人気教授が「能力主義」の是非を問い日本中に議論を巻き起こしたベストセラー
  • サンデル教授、中国哲学に出会う
    3.0
    1巻2,970円 (税込)
    ハーバード大学の超人気教授にして《Newsweek》中国版が選ぶ「最も影響力のある外国人」、マイケル・サンデル。彼の共同体主義は、儒教を始めとする伝統的な中国哲学とどのように共鳴するのか? 気鋭の研究者9名の論考にサンデルが応答する、正義論の新展開。東洋の「正義」の話をしよう。
  • ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上)
    4.0
    1~2巻770~924円 (税込)
    遭難した男たちが生き延びるため少年を殺して食べたとき、その行為は道徳的に許されるのか? ハーバード大学の人気教授マイケル・サンデルは、鋭い問いかけで現代社会の中にひそむ「正義」の問題を取り出し、刺激的な議論を繰り広げる。その彼の話題の講義が待望の文庫化! NHK教育テレビで放送された「ハーバード白熱教室」の第1回~6回、および東京大学特別授業の前篇「イチローの年俸は高すぎる?」を収録する。
  • それをお金で買いますか 市場主義の限界
    3.9
    1巻1,034円 (税込)
    医療、教育、政治……あらゆるものが売買されるこの時代。市場主義の暴走から「善き生」を守るために私たちは何をすべきか? 現代最重要テーマに挑む、サンデル教授待望の最新刊 「結局のところ市場の問題は、実はわれわれがいかにして共に生きたいかという問題なのだ。」 (本文より)
  • これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学
    4.0
    日本中が熱狂したベストセラーが紙版の文庫化に合わせて大幅値下げ。 さらに世界初公開、マイケル・サンデル氏の次作『それをお金で買いますか』より「序章」を先行収録いたしました。 1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、あなたはその1人を殺すべきか? 哲学は、机上の空論では断じてない。金融危機、経済格差、テロ、戦後補償といった、現代世界を覆う無数の困難の奥には、つねにこうした哲学・倫理の問題が潜んでいる。この問題に向き合うことなしには、よい社会をつくり、そこで生きることはできない。 アリストテレス、ロック、カント、ベンサム、ミル、ロールズ、そしてノージックといった古今の哲学者たちは、これらにどう取り組んだのだろう。彼らの考えを吟味することで、見えてくるものがきっとあるはずだ。

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ユーザーレビュー

  • 実力も運のうち 能力主義は正義か?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    頂点に立つ人びとは、自分は自分の手にしている境遇にふさわしい人間であり、底辺にいる人びともまたその境遇にふさわしいという独りよがりの信念を持ちやすい。
    リベラル派  保守派
    左派     右派
    民主党    共和党
    主流派    反主流派
    ヒラリー   トランプ

    道徳的に行動する責任を負わせることと、われわれ一人ひとりが自分の運命に全責任を負っていると想定することは全く別である。

    神は正義に叶う、神は全能、悪が存在 この三つの見解を同時に取ることは難しい
    →人間の自由意志 悪への責任を神から人間へ移行する考え
    リベラリズムの先駆者
    しかし、自由意志を認めれば神の究極の贈り物である十字架にか

    0
    2025年11月30日
  • 実力も運のうち 能力主義は正義か?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    能力主義の世の中、能力とされている内容は、純粋な自分の能力ではなく、偶然や機会・環境によって構成されている。

    では真の能力主義を実現するためにはどうするべきか?

    本来の能力以外の部分を平準化する「平等」の実現が必要である。

    一個前に「これからの『正義』の話をしよう」を読んでいたので、スッと入ってきた。

    サンデルの他の本を読んでから読むことをおすすめ。

    0
    2025年11月23日
  • これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学

    Posted by ブクログ

    この本を読んで感じたことは,価値は多義的であり,決して定まりきる事はないという事です。倫理的,社会的な問題と向き合った時,唯々諾々と用意された解答を読み上げるのではなく,自分自身の台本を生み出す事がこれからは必要とされると思いました。

    0
    2025年11月19日
  • 実力も運のうち 能力主義は正義か?

    Posted by ブクログ

    昨今の世の中の混乱を西洋におけるプロテスタント倫理の崩壊と言う意見を聞くようになりました。
    本書でもそのあたりを『自らの健康とささやかな成功を神に感謝する考えから、健康で成功するためにきちんとできる人間である事は神に愛されている証と言う考えに変わり、健康で成功するために努力する事が神に愛される原因と考えるようになり、健康で成功するための努力そのものが個人の選択と能力により獲得できるものと考えるようになり、ついには自分の運命は自分が握るものと言う考えに至った』とページを割いて説明しています。

    自分の運命は自分で切り拓くものと言う考えは実に人間本位の考え方だと思います。
    多分ですが、今の私がある

    0
    2025年11月14日
  • 実力も運のうち 能力主義は正義か?

    Posted by ブクログ

     入試にくじびきを導入することを提案することが有名なサルデルのメルトクラシー Meritcracy に関する著書。本書のテーマである能力主義やアメリカンドリームといった一見もっともらしいものと、いわゆる公共善との間の矛盾を鋭く、というより丁寧に指摘している。
     私は、このような観点について公平か平等か、といったよくある議論どまりの視点しかもっていなかったが、平等というもののロールズやハイエクの主張が無批判にいわば常識として自分に刷り込まれていたことに気付かされた。

    0
    2025年09月28日

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