作品一覧 2023/09/11更新 これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学 試し読み フォロー サンデル教授、中国哲学に出会う 試し読み フォロー 実力も運のうち 能力主義は正義か? 試し読み フォロー それをお金で買いますか 市場主義の限界 試し読み フォロー ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業 試し読み フォロー 1~5件目 / 5件<<<1・・・・・・・・・>>> マイケル・サンデルの作品をすべて見る
ユーザーレビュー 実力も運のうち 能力主義は正義か? マイケル・サンデル / 鬼澤忍 真の平等とは何か?を考えさせられる本だった。オバマ元大統領等、過去の大統領らの発言・境遇を例とした論拠は理解しやすく、能力主義を市場原理と道徳性の観点から分けて説明している点も分かりやすい。 社会への目の向け方に気づきを与えてくれる一冊。おすすめです。 Posted by ブクログ これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学 マイケル・サンデル / 鬼澤忍 自分の正義(信念)は一体なんなのか。人それぞれの想う正義があり、それを信じて生きている。 全て正義である。自分の正義は自分で決める。とても考えさせられる本でした。ぜひぜひ読んで欲しい本です。 Posted by ブクログ これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学 マイケル・サンデル / 鬼澤忍 一貫した主義を持つこと、全員の正義感が一致することの不可能を痛感する本。 本作では数々の例を挙げ、多角的な視点から各々の意見が述べられる。それらに目を通すうちに己の主義は何なのかと迷走を始めた。 誰しもが納得のいく政治、経営の難しさが身に染みる一冊となった。 一点疑問だったのは、アリストテレスの奴...続きを読む隷擁護論で、当時の政府への忖度があったのではないかと疑うほどの脆弱性を感じた。 ソクラテスの最期を知ってかどうかはわからないが。 Posted by ブクログ 実力も運のうち 能力主義は正義か? マイケル・サンデル / 鬼澤忍 共和主義の伝統的な生産者の倫理の喪失 能力主義による蔑視、驕りの蔓延=個人主義(≠共同体主義)の蔓延 アリストテレスの生産を通じた美徳 教育への選別機能の付加 競争優位を失いたくないがための完璧主義 Posted by ブクログ ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(下) マイケル・サンデル / NHK「ハーバード白熱教室」制作チーム / 小林正弥 / 杉田晶子 正義を考えるためには善を考えることが必要。 善を考えるためには「原理と具体例を相互に往復しながら考えていくというアプローチを取るべき」 by ロールズ(反照的均衡) カントの考えでは、人間が自律的に行動していると言えるのは、義務という名の下に何かを追求している時だけで、自分の個人的な利益のため...続きを読むではなく義務のために、何か善い道徳的な行為をしているときだけ。 その行為は自由から生じている。 なぜなら強制されたのではなく、道徳法則を受け入れることを自分で選んだから。 道徳法則は主観的な条件に左右されないので普遍的な法則である。 純粋理性とはどんな外部条件にも左右されず自分自身に適用されるもの。 「正義の原理は、仮設的契約から最もうまく導かれる」by ロールズ 「すべての正義は差別を内包する」byアリストテレス アリストテレスの考え方は 「目的論的道徳理論」という考え方 目的、目標から論理を組み立てる アファーマティブアクションへの反論を「大学教育にふさわしい目的や目標とは何か」という問いに置き換えることは、目的論的道徳理論の考え方 アリストテレスの政治論 政治とは、善い人格を形成すること、市民たちの美徳を高めること。つまり、善き生をもたらすもの。 カントやロールズの政治論 政治は私たちを善くするものではなく、私たちが善や価値、目的を選択する自由を尊重し、他者にも同様の自由を認めること。 コミュニタリアニズム 「自己というものは、ある程度までその人が属するコミュニティや伝統や歴史によって規定され、負荷をかけられている存在である」という考え方。 負荷ありし自己 コミュニタリアニズム批判 「責務が、そのコミュニティの構成員というアイデンティティによって定義されてしまったら、責務どうしが対立したり、重複したり、競合したりするかもしれない。そこに明らかな原則はないから」 Posted by ブクログ マイケル・サンデルのレビューをもっと見る