暴力と不平等の人類史―戦争・革命・崩壊・疫病

暴力と不平等の人類史―戦争・革命・崩壊・疫病

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作品内容

平等は破壊の後にやってくる

[戦争]第二次大戦後の日本 250万人戦死 トップ1%の富が9割下落
[革命]毛沢東「大躍進」 4000万人以上死亡 ジニ係数の劇的改善
[崩壊]西ローマ帝国の崩壊 あらゆる支配層の消滅 搾取の終焉・生活向上 
[疫病]欧州のペスト 2000万人死亡 実質賃金が2倍以上に
……他多数

核戦争なき平等化はありえるか?

平等化に有効だった戦争と革命は、20世紀の現象だった。
21世紀の私たちはいかにして平等化を実現するのか?

スタンフォード大学古代史教授が
石器時代から現代まで、壮大なスケールで
世界各国の不平等の歴史を描き出す。

現代世界の不穏な空気を読み解く衝撃の書
世界11カ国で続々刊行!
FT&マッキンゼー ビジネス・ブック・オブ・ザ・イヤー話題作

【推薦の言葉】
「所得の不平等の歴史に関する最高の書物」
――タイラー・コーエン(ジョージ・メイソン大学教授、『大格差』著者)

「新石器革命から現代までの強力な長期分析。その点で本書を超える本はない。際立って斬新だ」
――フィリップ・T・ホフマン(カリフォルニア工科大学教授)

「挑発的な分析。理性、証拠、緻密なスタイルによって書かれている」
――スティーブン・ピンカー(ハーバード大学教授、『暴力の人類史』著者)

カテゴリ
ビジネス・実用
ジャンル
ビジネス・経済 / 経済
出版社
東洋経済新報社
ページ数
736ページ
電子版発売日
2019年06月07日
紙の本の発売
2019年06月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
19MB

暴力と不平等の人類史―戦争・革命・崩壊・疫病 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年05月08日

    歴史的に見て、不平等が解消されるのは(大量動員)戦争、革命、国家崩壊、疫病という非常に大きなイベントが起きたときのみで、それ以外の状況では格差はどんどん拡大していくという内容。
    シンプルな内容だが、学術書としてデータ積み上げて事実を論証していく大著。

    0

    Posted by ブクログ 2022年02月27日


    世界大戦により不平等が圧縮された歴史があるが、過去何度かにわたる戦争の中ではなかなか富は再分配されなかった

    ペストや疫病でも、不平等は圧縮された
    しかし、今後そのような大きな戦争は起こる可能性が低い(おこってほしくない)
    そのようか中で開いていく格差をどのように埋められるのだろうか…

    #速読

    0

    Posted by ブクログ 2021年09月19日

    ・世界の不平等の歴史を探究する難題
    ・世界で最も裕福な1%の世帯が、世界の個人純資産の半分あまりを保有している
    ・「平等化の四騎士」=戦争、革命、国家破綻、伝染病が不平等を是正する
    ・本書の目的は、不平等が減少するのはなぜかという疑問に答え、平等化のメカニズムを突き止める。
    ・古代の遺跡や埋葬からも...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年06月05日

    暴力と不平等の歴史。一億総中流と言われた社会がかくも格差が広がった理由を知りたくて読んだ。結構難しく、読書カロリーは高め。ガチで論文のデータを載せているためである。

    人類と不平等は農業畜産以前からの長い付き合いだが、時には不平等が是正されることもあった。その平等化のメカニズムは「戦争」「革命」「崩...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年03月06日

    一言でいうなら、大著である。それだけに読む者にもそれなりの労力が求められる。

    本書は、古代からの人類の悠久の歴史が、持てる者と持たざる者の不平等の歴史であること、両者の格差は拡大と縮小を繰り返してきたことを実証していく。そして、格差が是正され、平等化に近づくのは、常に暴力的事象の後であることを指摘...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年04月23日

    過去では、大量に人が死ぬことで平等化されてきたんだよ、という話。

    富裕層に余剰の資産があるのが常で、有事にはその余剰が没収され貧困層に再分配される、という極めてシンプルな市場原理を、4つのパターン(戦争、革命、崩壊、疫病)に分けて50個くらいの事例を用いて解説している。経済書と言うより歴史書。

    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月23日

    まず、本書については一言で言うと、
      『重い』(物理的にも、内容的にも)
    ということに尽きる。

    人類の歴史が始まって以来、人類の歴史は
      持つ者と持たざる者との歴史
    であると言って良いと思う。

    本書をざっと読んでみて、平等を実現することがどれほど難しいということかが改めて確認できた。

    農耕...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年01月07日

    不平等・平等化について
    歴史的なデータから分析している

    最近のITが発達している社会では
    同様なことが起きても
    また違った展開になるのかな

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月31日

    歴史上のエビデンスから文明が平等化を平和裏に進めたことがないという事実は暗澹たる気にもなる。徳川~戦争~戦後処理にかけての日本への言及も多く非常に興味深い。

    0

    Posted by ブクログ 2019年07月22日

    平等だった人間の狩猟採集社会は、農耕・牧畜で余剰生産と蓄積が可能になったことで、不平等化した。社会のしくみはレントとして不平等を維持・増加させる。過去、不平等を大きく減らしたのは、近代の戦争・革命や社会の崩壊・疫病、大きな厄災なしに起きたことはない。

    如何に富を増やすかというテーマの本ばかり読んで...続きを読む

    0

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