糸井重里のレビュー一覧

  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    誰かと旅に出ると、非日常の中で会話が弾んだり思っても見ない事が言えたりもするのかなぁと思いながら読み進めた。
    九州に住んでいると、あの列車に乗って眺める風景は、遠い昔に通学や通勤で乗っていた列車から眺めるそれとは違うものなのか確かめたい気もする。

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    2023年11月04日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    豪華寝台列車にまつわる短編集。
    寝台列車の紹介も少し含みつつ、その実、内容的には旅とそれぞれの人生が描かれている。
    なので風光明媚な描写とかではなく、結構な確率で同行人が予定の人と違ってたり伴侶がお亡くなりになってたりしている(ご時世もあってかある事情で乗車すらしてないのもある)。
    三浦しをんさん目当てだったけど、色々な方の寄稿が読めてよかった。

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    2023年10月21日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    帯は、
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    あなたなら、
    この旅に誰と出かけますかーー?
    豪華寝台列車「ななつ星」をテーマに
    7人の人気作家が紡ぐ「旅と人生」
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    小説5編と随想2編が収められています。

    表紙の暗闇のなかの流れ星と、
    車窓から漏れる灯りが素敵で。

    以前、文学YouTuberの寝台列車のなかでひたすら読書する動画を見たことがありますが、列車とか旅は非日常感があってドキドキワクワクしますね。

    列車をテーマにしても、オーソドックス(私の中では熟年夫婦やカップル)な物語だけでなく、友情や幽霊が出たり、感染症の流行で乗

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    2023年08月20日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    アンソロジー。
    どの作品も いいな、と思えた。ほのぼのだったりしみじみだったり。

    中でも特にいいなと思えたのは、恩田陸の作品だった。とても、素敵だと思う。

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    2023年08月07日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    電車のお話は馴染みが深くて
    卒論で観光列車について書いた私には
    まず題材がたまらなく感じた

    本のデザインも素敵だなぁと思ったら
    吉田篤弘さんが関わっていて
    あったかい気持ちになった

    特に好きだったのは
    小山薫堂さんの旅する日本語
    とても綺麗だった

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    2023年06月30日
  • 混ぜる教育

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    APU立命館アジア太平洋大学。大分県別府に2000年開学。開学時からの目標は学生の50%の留学生、出身国50か国、教員の50%が外国人を達成したグローバルな大学の混ぜる教育。

    糸井重里解説。ダイバーシティな教育の場を伝える一冊。日本人と留学生がAPハウスで共同生活。学生の自治の中から交流を深めていく。

    あまりにも賞賛ばかりなのがちょっと残念。

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    2023年05月29日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    豪華寝台列車の「ななつ星」を題材に5人の作家と糸井重里さん、小山薫堂さんが物語や想いを綴る。寝台列車はセンチメンタルな気持ちになる。闇夜を走り抜ける中、人は過去を思い出し、その時にしかできない話しをし、解決できなかった想いを投げかける。5つの物語はどれも労りがあり、癒しもある。旅(ななつ星は旅というより乗ること自体に価値があるのだが)は不思議だ。自然と自己に向き合わせていく。
    自分を見つめ直したくなる一冊だった。
    お気に入りは「夢の旅路」「アクティビティーは太極拳」。

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    2023年05月02日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    死ぬまでにしたいことの一つ、豪華クルーズトレインの旅を、豪華執筆陣のアンソロジーで擬似体験。「ななつ星」をめぐる7編、どれもいい話だった。中でも印象に残ったのは、ラストが切ない、井上荒野さんの「さよなら、波瑠」と、母娘リモート旅が和む、川上弘美さんの「アクティビティーは太極拳」。老春、相生、家苞etc…単語をお題にした小山薫堂さんの随想「旅する日本語」も刺さった。

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    2023年04月13日
  • インターネット的(PHP文庫)

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    ネタバレ

    インターネット的、とは
    インターネットという、フィルターで、
    物事がどう変わるかを書いた本。

    秀逸なタイトル。

    低く価値を見積もられていたモノが発掘されたり、
    多様性や、勢いが重視されたり、
    色々なもの見つかるパンドラの箱と表現されたり。

    でも、インターネットを使うハードは、
    結局は人のからだ。

    本当の意味での豊かさは、体が資本であることには変わり無いだろう。

    コンテンツが増えるので、消費する側にも優先度を意識する必要がでたり、消費者にもセンスが求められる。

    古い本とは思えないほど、インターネットを言い当てている本でした。

    糸井重里さんの、他の本も読みたくなりました。



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    2023年02月01日
  • すいません、ほぼ日の経営。

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    会社の規模も形態も、もちろん自分が働く会社とはぜんぜん違いますが、【働いていくなかで大事にしたいこと】だったり【こんな姿勢でありたいなあ】と共感することがたくさんあった本でした。

    糸井さんがほぼ日を上場させるときに「できる限り、ぼくらが普段使っている言葉でじぶんたちのことを説明しました」というのがとても印象的でした。そのマインドがこの本にも溢れていて、メモしたキーワードがたくさんありました。

    経営の本って苦手だと思っていたけど、こういうふうに説明されたらわかるんだな…と、ふだんの自分の話し方や伝え方を振り返るきっかけにもなって良かったです。

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    2022年11月06日
  • インターネット的(PHP文庫)

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    ネタバレ

    まさに予言の書。今読んでも新鮮で一つ一つが納得させられます。
    P57 インターネットのことを「リンク」「シェア」「フラット」「グローバ ル」というふうに整理して語ってきましたが、こういう整理をしているひまがないと きには、ぼくは、インターネット的とは、“Only is not lonely” ってことだよ、と言い たい気持ちです。

    P79 「ほぼ日」を始めたきっかけ

    四十五歳の頃、ものをつくることへの危機意識を、この流れのままだと「将来、め しを食えなくなるんじゃないだろうか?」と、とてもリアルなかたちで感じるように なりました。
    「いまはよくても、このシステムの中では、つくり手としてダメ

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    2024年08月28日
  • インターネット的(PHP文庫)

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    インターネットそのものについてよりも、インターネットをめぐって広がりつつある「インターネット的」な思考の様式や社会のあり方、人間関係について語った本。
    読み始めたとき、これはマクルーハンの言う「メディアはメッセージである」の糸井重里ヴァージョンなのかなと予想した。始めの方で、インターネットと「インターネット的」の違いを、モーターとモータリゼーションの違いになぞらえて説明しているところがあって、そうそう、マクルーハンも蒸気機関車の例を出して、メッセージを運ぶメディアがそもそもメッセージでもあると述べていたな、なんて思い出していた。
    でもこの本はマクルーハンの主張とは違う。「インターネット的」はじ

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    2022年09月07日
  • ポケット版 I SPY 6 ミッケ! ゴーストハウス

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    ミッケ 絵が美しく雰囲気のある捜し物の絵本。個人的にはもう少し手作り感があって物語性があると楽しかな。

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    2022年08月30日
  • ポケット版 I SPY 7 ミッケ! たからじま

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    子供と楽しめた。編にもよるかもだけど、中年には絵が暗く感じて若干見づらかった老眼だからだよっていわれた、でもポケット版のほうがどっちかってゆうと首が疲れなくてよかった、じじいだなっていわれた。

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    2022年03月29日
  • インターネット的

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    2001年の本なので、現代の流れと違うところはあるかとおもったが、根本的な話で、なるほどという部分も多かった。
    消費という側面でも、クリエイティブを発揮させてみる。ポンペイの人は、貧しい人も貧しいなりに、壁にペインティングを頼んでいたりしたそうで、イタリア人は楽しむことに長けていそう。
    45の頃糸井さんが、当時の仕事をそのまま続けることへの、危機感を抱いたという話も、なんか同感

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    2022年02月28日
  • インターネット的(PHP文庫)

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    コピーライターとして超有名な糸井重里さんが『ほぼ日刊イトイ新聞』をインターネットで始めて、従来のメディアとインターネットの違いをわかりやすく書いた本。
    オリジナルの新書版は2001年の出版だが、2014年に文庫化された際に、『続・インターネット的』が追加されている。
    人々の暮らしに欠かせないインターネットの特性とその在り方を、稀代のクリエーターがいち早く言及し、警告した良書。

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    2022年02月03日
  • 知ろうとすること。

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    ネタバレ



    震災当時、小学生だったので原子力発電所が大変なことになっているということくらいしか知らないまま大人になってしまいましたが、今になってでもどういう研究が行われていたのか知ることができて良かったです。
    放射線の実験をする研究室で、高い反応が出たから機械に異常がないか探したら外から放射線が持ち込まれていたという話、興味深かったです。
    目に見えないので、あっても気づかないし、無くてもあるのではないかと不安になることがある。
    そういう伝えづらいものに対して、しっかり検査してデータとして真実を伝えてくれた人がいたということの有り難さをとても感じました。
    声を大きく上げる人は信用できないという話もたしか

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    2022年01月27日
  • いつか来る死

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    在宅医療をしている先生と糸井重里の対談がメイン。まだまだ先の話だけど、いつか自分も死ぬんだなと考えて生きることは大切だなぁ。自分はどういう風に死んでいきたいなぁと色々考えるきっかけになる本でした。

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    2021年11月24日
  • インターネット的(PHP文庫)

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    インターネットのことも書かれているけれど、もっと広い、人間としての在り方のようなものが書かれていると感じた。

    まずはっとしたのはメディアの見方。
    子供を殺した母親について"鬼のような母親"とレッテルをつけてそれ以上は追及しようとしない。答えが出にくい問題をしつこく考えない。
    確か山田詠美の「ぼくは勉強ができない」にも似たような話があったはず。
    早々に答えを決めてしまうことで思考が停止してしまう。
    自分も比較的答えが出ないことをダラダラ考える&話すことが好きな方なので、これは寂しいことだと感じた。
    答えのない問題を話し合う中で気づくことも沢山あるから。
    (最近だと某

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    2021年10月03日
  • すいません、ほぼ日の経営。

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    クリエイティブな仕事をしている人たちの組織開発のヒントが散りばめられており、面白い。
    喜んでもらうことが存在意義。上場の責任感がのしかかってきても、ブレることなく、その責任感を順風に変えている感じが良い。人を育てるとは、環境を整え、文化を育てることだと感じた。

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    2021年09月18日