糸井重里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネットを使わない人ほど、ネットに振り回される理由がなんとなかるわかる一冊です。
インターネットがようやく普及してきた2001年当時、インターネットの可能性をクリエイター目線から論じた一冊。タイトルが(「インターネット」ではなく)「インターネット的」とあるように、情報技術としてのインターネットではなく、インターネットの特徴を取り入れた生活・仕事の仕方について、ネット初期からインターネットを使ってきた糸井重里さんが考えています。
インターネット的の特徴としてリンク・シェア・フラット(+グローバル)をあげている糸井さん。
なかでもフラットが個人や社会の価値観を大きく変えることにつながります。イン -
Posted by ブクログ
この本は帯にもそう書いてあるとおり、2000年すぐにかかれたものでありながら、ことごとく2018年現在において通用する内容となっており全く古さも感じさせない、それだけ著者も書いてあるとおり当時からインターネット的な世界をよっぱらっていない状態で冷静に判断しており、その先見の明に驚かされっぱなしである。そして書かれている中で唯一(といってよいのではないかと思う)まだ来ていない「消費のクリエィティビディ」はこれからいよいよその方向に向かって行くのではないかという、期待と願望も込めてそう思う。またこの先の「ほぼ日」の進む羅針盤になっているのではないか。
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Posted by ブクログ
お金は汚い?
確かに小さい頃から親からお金は汚いと言われてきました。
それが「誰が触ったかわからない」という程度で。
確かに口に入れるのは良くないですがあそこまで汚物扱いされるのも変やなと思ってました。
まあ金のために生きてないという矜持の裏返しやと言われたらそんな気もします。
お金は大切か大切やないかと言われたら大切なんです。
でも1番かと言われたらそうじゃないように思います。
なんとか生活に困らないくらいにはなりました。
要は足るを知るなんですよね。
でもお金が必要な時も来るんですよね。
「十分なお金を渡したい」
そう思える人に出会った時お金が必要になります。
それは仕事のパートナーな -
Posted by ブクログ
「何かできるような気がする」と思って生きていることは嬉しい。
ほぼ日は、バナーもほぼ無く、ほとんど利益を出しておらず、成り立っていない。グッズの販売で半分、糸井さんの個人的な部分で残りをということでやっと黒字になっている。
ほぼ日が、色々な人の受け皿となったいたり、人と人とのつながりを作り出して感動したりする場として機能するようになって、新しい一面が出てきた。
何かをするときに、利益計画はもちろん大切ではあるが、それをすっ飛ばして始めてしまうことも大切なのかもしれない。
・パチンコでもらったどこのメーカーかもわからないウォークマンを、娘にあげたら、ずっとそれを大切に使い続けていたこと。高い -
Posted by ブクログ
震災後から2014年くらいまでの早野さんの活動と結果がよくまとまっています 「マイナスをゼロに、そして未来に」つなげていく仕事を着実に積み重ねていく早野さんの姿勢に心を打たれますし、これを「尊い行い」と言うのだな…と感じました。当時の混乱した状況のなか、早野さんは地道に着実にデータを集め、根拠をもって安全だと言えるようにしただけでなく、住民たちの心に寄り添い「安心」をも確保していきました。データを提供するところまでは科学者の責務と言えると思いますが、人々の安心というものはもっと先にあるものです。科学だけで解決できない問題に、科学者としてどう関わっていくべきかについて非常に多くのヒントをもらいま