無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
震災後から2014年くらいまでの早野さんの活動と結果がよくまとまっています 「マイナスをゼロに、そして未来に」つなげていく仕事を着実に積み重ねていく早野さんの姿勢に心を打たれますし、これを「尊い行い」と言うのだな…と感じました。当時の混乱した状況のなか、早野さんは地道に着実にデータを集め、根拠をもって安全だと言えるようにしただけでなく、住民たちの心に寄り添い「安心」をも確保していきました。データを提供するところまでは科学者の責務と言えると思いますが、人々の安心というものはもっと先にあるものです。科学だけで解決できない問題に、科学者としてどう関わっていくべきかについて非常に多くのヒントをもらいました。
福島の現状についてあまり知ろうとせずに生きてきましたが、データの蓄積の結果いまわかっていることをまとめて知る機会になったのもよかったです。住民の内部被曝も外部被曝も、流通している食べ物の線量も全国の他の地域と比べて全然問題ないと言える根拠がすでにあって、査読論文も出ています。
差別や風評被害をゆるく生きながらえさせてしまうのは、少し離れたところにいて、知識が震災直後の煽り記事の印象のまま止まっている人たちなのではないかと考えました。無意識のうちに差別に加担したくないのなら、知ろうとしなければならない。これは他のあらゆる差別、偏見にも当てはまるように思います。
本書には、あるものごとについて詳しい人とそうでない人が建設的に歩み寄るにはどうしたらいいか、についてのヒントがちりばめられています。科学技術と社会のさかいめで何が問題となるかとかにもちゃんと触れられています。科学コミュニケーションに興味がある人にもおすすめ。対談形式でさくっと読めるし430円+税だし全人類におすすめです。
Posted by ブクログ
震災のあと、放射能に関する風評が多く出され、今でもそのことを原因としたいじめや、誤った甲状腺ガンの発生状況の報道がなされたりしている。
本書では、科学的なデータに基づく知識と評価がとても大事で、リスク0などを求めることのバカらしさを説く。
実際、放射能がどれだけ怖いか、あるいは怖くないかを身をもって実感している広島人としては、当時大騒ぎをすることにとても違和感を感じたものでした。
今がどうかは知りませんが、子供のころの広島では夏休みの宿題で原爆に伴う被害や影響を知る機会があり、冷静な判断を行うのにとても役立った。
文系理系問わず、事実を知るためのセオリーがわかりやすく解説してくれている良い本だと思いました
Posted by ブクログ
買ったまましばらく読めていなかったのをやっと読んだ。
いや~これは読んでよかったです。早野先生のツイートは事故直後からだいたい読んでいたけれど、どんどん忘れてしまうので、大きな流れと肝になる重要な活動などを時系列でまとめて読めたのはよかった。
事実として確かめられたこと、確かめられないことを選別し、確かめる手段を考案し、ときには山のように書類を書いたり、こまめに福島に足を運んでいろいろな人と会って、必要とあらば説得もして。サイエンティストで行動者の早野氏には頭がさがるし、それを押しつけがましくなく、わかりやすく伝えようとする糸井氏は、ほんとうに自分の役割をよくわかっている人なんだと思う。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用