知ろうとすること。

知ろうとすること。

小説・文芸
473円 (税込)

2pt

福島第一原発の事故後、情報が錯綜する中で、ただ事実を分析し、発信し続けた物理学者・早野龍五。以来、学校給食の陰膳(かげぜん)調査や子どもたちの内部被ばく測定装置開発など、誠実な計測と分析を重ね、国内外に発表。その姿勢を尊敬し、自らの指針とした糸井重里が、放射線の影響や「科学的に考える力の大切さ」を早野と語る。未来に求められる「こころのありよう」とは。

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知ろうとすること。 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    情報があふれる現代社会の中で、何を信じて、何を選びとればいいのかとても難しい。糸井さんの言葉で、なによりも、なにをするにも起点になるのが「事実」というのが、とても印象深い。
    事実を知る、知ろうとすることが、いかに冷静で正しい判断ができるかの鍵となる。

    水素原子が138億年前にできたこと。
    私たちの体を構成している個数の多いのは、水素原子であること。
    138億年前の水素原子が私達の体をめぐりにめぐって今も存在していること。
    すごいことなんだな、
    と遙か昔の地球誕生を思って胸が熱くなってしまった。
    良本でした。

    0
    2025年03月08日

    Posted by ブクログ

    対談。
    原発のことなどが、分かりやすく語られている。
    字が細かくぎっしり…ということもないので、「知りたいけど、難しすぎる本は敬遠する」人にはおすすめ。
    納得できたし面白かった。

    0
    2019年05月07日

    Posted by ブクログ

    震災後から2014年くらいまでの早野さんの活動と結果がよくまとまっています 「マイナスをゼロに、そして未来に」つなげていく仕事を着実に積み重ねていく早野さんの姿勢に心を打たれますし、これを「尊い行い」と言うのだな…と感じました。当時の混乱した状況のなか、早野さんは地道に着実にデータを集め、根拠をもって安全だと言えるようにしただけでなく、住民たちの心に寄り添い「安心」をも確保していきました。データを提供するところまでは科学者の責務と言えると思いますが、人々の安心というものはもっと先にあるものです。科学だけで解決できない問題に、科学者としてどう関わっていくべきかについて非常に多くのヒントをもらいました。

    福島の現状についてあまり知ろうとせずに生きてきましたが、データの蓄積の結果いまわかっていることをまとめて知る機会になったのもよかったです。住民の内部被曝も外部被曝も、流通している食べ物の線量も全国の他の地域と比べて全然問題ないと言える根拠がすでにあって、査読論文も出ています。

    差別や風評被害をゆるく生きながらえさせてしまうのは、少し離れたところにいて、知識が震災直後の煽り記事の印象のまま止まっている人たちなのではないかと考えました。無意識のうちに差別に加担したくないのなら、知ろうとしなければならない。これは他のあらゆる差別、偏見にも当てはまるように思います。

    本書には、あるものごとについて詳しい人とそうでない人が建設的に歩み寄るにはどうしたらいいか、についてのヒントがちりばめられています。科学技術と社会のさかいめで何が問題となるかとかにもちゃんと触れられています。科学コミュニケーションに興味がある人にもおすすめ。対談形式でさくっと読めるし430円+税だし全人類におすすめです。

    0
    2017年12月02日

    Posted by ブクログ

    福島の人たちの被ばく量が十分に低いと確信できた。それは逆に言うと、被ばく量が高い可能性はかなり高かったということで。
    その数値的な危機感は、当時のメディアの馬鹿騒ぎみたいなものからは全く伝わってこなくて。
    この本を読んで改めて、福島の人たちが無事で本当によかった、と思う。

    0
    2017年11月19日

    Posted by ブクログ

    科学的な見地に基づいて、原発から飛散した放射能はやみくもに怖がらなくていいということがようやく理解が出来た。

    0
    2017年07月24日

    Posted by ブクログ

    自己啓発系の書籍かと思ったら、全く別の内容でした。
    ただ、普段手に取らないタイプの書籍だったので、書いてある事全てが新鮮で、とても楽しい読書体験でした。
    福島の原発事故についてのお話でした。

    0
    2017年05月11日

    Posted by ブクログ

    言葉は平易だが、メッセージは重要だ。

    糸井重里があとがきでまとめているが、混乱時こそ事実にもとづき冷静に判断し、行動しなければならない。

    先般の原発事故に関連して人々が被曝した放射線量では健康に何ら影響をもたらさない。
    福島県民は健康だし、福島県産の作物は安全だ。

    某新聞のように事実に傾きを付けてデマゴークとなるのはたやすい。
    子宮頸がんワクチン被害も同類だろう。

    0
    2016年12月12日

    Posted by ブクログ

    震災のあと、放射能に関する風評が多く出され、今でもそのことを原因としたいじめや、誤った甲状腺ガンの発生状況の報道がなされたりしている。
    本書では、科学的なデータに基づく知識と評価がとても大事で、リスク0などを求めることのバカらしさを説く。
    実際、放射能がどれだけ怖いか、あるいは怖くないかを身をもって実感している広島人としては、当時大騒ぎをすることにとても違和感を感じたものでした。
    今がどうかは知りませんが、子供のころの広島では夏休みの宿題で原爆に伴う被害や影響を知る機会があり、冷静な判断を行うのにとても役立った。
    文系理系問わず、事実を知るためのセオリーがわかりやすく解説してくれている良い本だと思いました

    0
    2016年11月24日

    Posted by ブクログ

    きっかけは小さくても、自分を発信し続けることで想像もできない未来が広がることもあると、早野さんの話を読んで思う。そこには誠実さが一貫してあるからこそ、人が集まるのだろう。自分もそうありたい。

    0
    2016年09月08日

    Posted by ブクログ

    買ったまましばらく読めていなかったのをやっと読んだ。
    いや~これは読んでよかったです。早野先生のツイートは事故直後からだいたい読んでいたけれど、どんどん忘れてしまうので、大きな流れと肝になる重要な活動などを時系列でまとめて読めたのはよかった。
    事実として確かめられたこと、確かめられないことを選別し、確かめる手段を考案し、ときには山のように書類を書いたり、こまめに福島に足を運んでいろいろな人と会って、必要とあらば説得もして。サイエンティストで行動者の早野氏には頭がさがるし、それを押しつけがましくなく、わかりやすく伝えようとする糸井氏は、ほんとうに自分の役割をよくわかっている人なんだと思う。

    0
    2016年06月11日

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