糸井重里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
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「糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの『今日のダーリン』」
にはまっている。
そんなことからこの本を読んだ。
内容は、『ほぼ日刊イトイ新聞』ができて、軌道にのるまでの話。
一時期、テレビで釣りをする糸井さんの姿をみかけたが、
あれは、逃避行動だったと知り、驚いた。
「あらゆる不幸は、全力を尽くせないという悲しみにあるのではないか?
と考えているのだ。逆に言えば、不幸に思える環境でも、全力を尽くすことができたら、ものの見方ひとつで、死ぬ前に「ああ、面白い人生だった!」とつぶやくことができるかもしれない。」
この本の中で、一番共感した言葉…。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ大学時代に読んでた本の再読、つまみ食いならぬ、つまみ読み。
(ミシマ社の三島さんの編集した本らしい)
「パブリック」「シェア」「フリー」って言われる昨今だけど、「糸井さんはずーっと前に、そんなコト言ってなかったっけ?」と思ったのが、そのきっかけ。
その正解は「リンク」「フラット」「シェア」でした。
「情報はたくさん出した人のところに集まる」とか、津田さんが「情報の呼吸法」で強調してたことも出てくるし、レシピサイトが「インターネット的」だとか、クックパッドを予感させることも書かれてる。
これは「予言の書」だ。
(残念ながら、「インターネット的」のいいところだった「フラット」さは、失われつつある。実名のSNSが台頭しつつあるから…。) -
Posted by ブクログ
読み終わった後に、頭の中にこれだけ多くの著者の言葉が残り続けているというのは、久しぶりなことかもしれない。
この本を読んでいて、すごく印象的だった言葉をいくつか紹介してみる。
“お金を持っている企業なり団体なりが、金銭的な利益を生まないことにお金を使うことが、結局、企業のためになるということを僕は考えています。これからの社会では、企業の「考え方やセンス、モラル、理想」などという個性に、消費者が賛成するというかたちで商業活動が行われる可能性は、おおいにあり得ると思うのです。”
“つまり、自分の「やりたいこと」は何なのかを探すことが、実は一番難しいことで、それを探したらもう失敗なんてあり得ないとさえいえるのです。”
“たくさん生産できても、消費する市場がそれに見合った力を持ってなかったら、いくら忙しく働いても、つくったこと、つくったものが、実はムダになってしまう。休み方も、仕事のように真剣に研究するべき課題です。特に、インターネットという、いつでも、いくらでも仕事をし続けられるような道具ができたら、もっと「休み方」を真剣に考えていかないと、キツイことになるはずです。”
この本が出版されたのは今からおよそ10年前。
インターネットが普及し始めた初期のころに、インターネットの本質を既に見抜いていた糸井さんの慧眼っぷりには、ただただ驚いてしまうばかり。
インターネットを使ってる私たちが抱えている、悩んでいる問題のほとんどが既にこの本に言葉として表現されている。
10年前よりも、インターネットがさらに当たり前になっている今だからこそ、糸井さんの言葉がかなり刺さると思う。おすすめです。 -
Posted by ブクログ
● また、実は、情報はたくさん出した人のところにドッと集まってくるんだ、という法則があるのです。もらってばかりいる人は、いつまでたっても「少しもらう」ことを続けることになります。おすそわけをたくさんしている人や企業には、「これも、あなたが配ってください」という新しい情報が集まる交差点のようになっていきます。
● ぼくは、インターネット的とは“Only is not lonely”ってことだよ、と言いたい気持ちです。
● 悪いやつほど成功する、という考えもイヤだけれど、善き人は貧乏である、などという考えも、同じくらい怪しいものだと、ぼくは思っています。
● 依頼には、諾と否が返事としてあるわけで、その決定は、依頼される側がするものです。しかし、長いこと仕事をしているうちには、そのごく簡単な原則を理解できない人も出てきます。
● ホームランを見た瞬間に、他のホームランを打たなかった選手について語るようなことは、ふつうしないものです。心からホームランの気持ちよさを感じるだけでも、消費のクリエイティブは働いています。いいと思ったものを、他と比べないで誉める練習というものをやってみるというのは、どうでしょう。 -
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お金をちゃんと考えることから逃げまわっている
今のぼくにピツタリの一冊。
年末に見つけて、新年初買いでお買い求めました。
更に昨年から「ほぼ日」の虜になってしまったぼくにしてみたら、
糸井本はまずハズレ無し。
普段あまりドッグイヤーをつけることは無いですが、
この本はもう犬まみれ。
単行本から10年越しの文庫化ですが、
10年経った今なお新鮮に読める人生のエッセンス満点の一冊。
タイトルがそうであるように、共感できるポイントも多くて、
新しい知識を得るというよりも、より強固な自信に繋がる内容でした。
タイミング的には
「飽きない商い」というフレーズを知ったその2時間後に
この本でまったく同じフレーズに出会うという
必然性も相まってたいへん宜しい一冊でした。
お金や仕事や生き方にいき詰まっている方
苦しさを感じている方必見の一冊です。 -
Posted by ブクログ
インターネットの世界ってなんなんだろう、どんな可能性があるんだろうということを、この2001年の段階で看破してさらに未来も見通していて、それをインターネット的なものという視線で、新たな概念として紹介し、ヒントをくれる良書です。ちなみに再読です。
本が出版された当時からみると進んだ「web2.0」の時代になりました。
この本が、どうインターネットの方向性や性質、もたらすものを表現しているか、
楽しみにして読んでみました。
一度読んだ本なのに内容はほとんど覚えていませんでした。
やさしい言葉でとくとくと語っている文章なのになかなか頭にひっかからないところ
があるんですよね。これは僕個人の問題なのかもしれませんが。
でも、面白かったです。とくに前半は「そうだよなぁ」と納得させられることが
多かった。インターネットを日々使っていてなんとなく感じていたことを
そのまま言葉にしてくれているような感覚がありました。
このへん、初めて読んだ当時は大学を卒業したばかりでフリーターをしていたので
よく世間や社会をわかっていなかったためかもしれません。
勤め人になって、上司や同僚というものが出来て、感じたり学んだりしたことが、
この本を読むのに役立ったのかもしれません。
インターネットの方向性や性質、もたらすものをこの本はよく書けています。
是非お薦めしたい本ですねぇ、久しぶりに。 -
Posted by ブクログ
この本に書かれているようなマーケティングの方法論はすでに今は「常識」となっているのかも知れない。私は起業家でも仕事でマーケティングを担当しているわけでもないが、何か新しいビジネスを始めようとしたとき、ここで述べられているレッスンが「基本」であることはなんとなく分かる。
しかし今から約60年前にデビューしたロックバンドが、そうした現在の「常識」を形作ったことは銘記しておいてよい。グレイトフル・デッドというバンドは、当時の一般社会のまともな人たちから見れば、相当にウィアードでエキセントリックな存在だったはずだ。すでにリーダーのジェリー・ガルシアもソングライターだったボブ・ウィアーも鬼籍に入ってしまったが、彼らは音楽だけでなくビジネスの知恵も我々に遺していった。
1980年代後半頃から洋楽ロックを聴き始めた私にとって、1987年のヒット「タッチ・オブ・グレイ」が懐かしい。ゆる〜い感じの曲でPVも印象的だった。
この本にはデッドのステージやアルバム・ジャケット、ファンたちの写真がふんだんに使われ、また数々のポスターやグッズのデザインを手がけたリチャード・ビフルがイラスト・装丁を担当している。それらを眺めているだけでも楽しい。