【感想・ネタバレ】お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへのレビュー

あらすじ

お金は大事。お金は欲しい。お金が好き……。でも、お金は魔物。そんな魔物のパワーに振りまわされそうで、怖くて、お金から目をそらしてきました。いまこそお金を正面から見てみよう。お金について考えてみよう。はじめてお金と向き合った糸井重里が、お金の神様から聞いた、リアルでロマンチックなお金の話。神様が素手でつかんできた人生には、生きるヒント、楽しみや面白さ、誰もが聞きたいことがいっぱいです。「いま、ぼくは、あぶなっかしくて、ちっぽけな旅の途中で、金と動機だけは、なくてはならぬということを、やっと分かったらしいのである。旅に出る朝に、邱永漢さんという先達に、目の前の景色がどういうものであるのか、親切に教えていただいたのは、ほんとうにありがたいことだった。」お金にしがみついてしまう人も、お金に嫌われている人も、これからたくさんのお金と付き合う人も、大人も子どもも、必読の書。

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Posted by ブクログ

お金は汚い?
確かに小さい頃から親からお金は汚いと言われてきました。
それが「誰が触ったかわからない」という程度で。
確かに口に入れるのは良くないですがあそこまで汚物扱いされるのも変やなと思ってました。
まあ金のために生きてないという矜持の裏返しやと言われたらそんな気もします。

お金は大切か大切やないかと言われたら大切なんです。
でも1番かと言われたらそうじゃないように思います。
なんとか生活に困らないくらいにはなりました。
要は足るを知るなんですよね。

でもお金が必要な時も来るんですよね。
「十分なお金を渡したい」
そう思える人に出会った時お金が必要になります。
それは仕事のパートナーなのかもしれませんし子供なのかもしれません。
僕は仕事柄お金はそれほど稼ぐことができないのでその分人脈を広げたいと思ってます。

林深則鳥棲
水廣則魚游
深い林には鳥が棲み
廣い水には魚が游ぐ
器を広く深く持てば人は集まると言うことです。

結局は誠実に生きていくことが正道であり近道なんですよね。
僕は僕の考える人に役立つことがあればやってあげたいと思います。
それは自分の損得ではなくて相手の得になるかと言う基準です。
でもそれが回り回って自分に返って来るんやと思います。

因果応報
僕は因果は巡って自分に返って来るもんやと思います。

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2018年03月10日

Posted by ブクログ

「お金を上手に使えるようになりたい」と思っていたので、何かヒントをくれそうな気がして読みました。読み終えて、ぼんやりと、見えてきたような。

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2016年02月20日

購入済み

おっかなくないお金の話

糸井さん長々と質問→邱さんのお答えが綺麗な一行→あっそうか!
の繰り返しなのが面白かったです。
真実は、いつも一行!

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2016年01月24日

Posted by ブクログ

ほぼ日で邱さんの連載があったときに読んでいたんだよなぁ。あれから時間はものすごく流れたけど、私は成長していない。

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2014年04月11日

Posted by ブクログ

今までの生活の中で、
カネについて考えることがなかったということは
幸せなことだったのかもしれない。
けれど、今このタイミングで
カネのことを考えるきっかけができたことは
もっと幸せなことなんだ、って思ったり。

読んでよかった。

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2014年01月03日

Posted by ブクログ

経済の本では全然なくて、人生はお金を起点とした様々な考え方があるという哲学っぽい作品。お金の神様といわれている邱永漢から糸井重里が引き出す言葉の数々にハッとするばかり。お金の儲け方はもちろん、お金との向き合い方や子供の育て方など、火を煎れたポップコーンみたいに思考がパチパチと飛び跳ねて面白い。いやー良い本だった。

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2013年01月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

お金のことをちゃんと考えることは、どうやって資産を増やすか考えることではなく「どうやって生きたいか」ということだな、と。お金の増やし方のノウハウを知りたい人向けではない。
糸井さんの"人のいいところ気づき力"と"良いところの言語化力"と、"目上の人への褒め力"がすごかった。邱さんもスマートな大人だったなぁ。見せびらかさないセンス、これこそ上品だなと思った。
文庫本が2011年に出たそうでかなり古いけれど、最近発売されたと言われても変じゃない。先を見ている人たちなんだな〜

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2024年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

対談本なので、素材そのまま頂いてる感がとてもよかった!

お金に対して、
変わりゆくネットビジネスに対して

御高齢のはずの邱永漢さんが鋭く的確に語っているのがすごい。
「邱さんより若者の俺がやらずにどうする?」

と胸に突き刺さる感(ありがとうございます。)



なによりも今後の人生に大きく影響を与えそうな
言葉




糸井 「俺はもうダメかもしれないとか思うことは、ないんですか?」


邱 「あ、それはもう、しょっちゅう考えますよ。 」


糸井 「え!? しょっちゅうですか? 」


邱  「ええ。 」


糸井 「ぼくも「面白いからです」といってきたんですけど、そういっていると、「あいつは貴重で大事な人間だとか人生だとかっていうものを、ゲーム感覚で遊んでいる」っていわれるんです……。 」



邱  

【でも、人生そのものがゲームなんだもの】



かぁーー!これだー!ってなって

毎日「人生はゲーム」と念仏の様に唱えています(笑)
もっともっと楽しんで生きてきます。

ゲームだって思ってるとなんでも楽しくなるし
良い意味で肩の力が抜けるんだよね。


人生の理不尽とか、うまくいかないこと、

論理的に説明できないこと。

腑に落ちないこと。
色々あってわけわかんねー笑
ってなった。

それでも楽しんで生きていくっ!



だって人生そのものがゲームなんだもの

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2017年02月07日

Posted by ブクログ

オカネの話を軸としたQ氏と糸井氏の対談。オカネを巡るQ氏の人生観や生き方ということをうまく引き出している。自分の欲望とどう向き合っていくかということをちょっと考えた時にさらっと読めちゃうのでオススメ。

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2014年09月03日

Posted by ブクログ

コピーライター、そして『ほぼ日刊イトイ新聞』でおなじみの糸井重里さんと、
お金の神様とも呼ばれる商売上手で作家もやられていた邱永漢さんの、
お金に関する対談集です。

お金に関する対談集と言っても、「こうすればお金が儲かる!」という
啓発的なハウトゥー本ではありません。
お金とはどういうものなのか、その性質を知る邱永漢さんから出る言葉を
糸井さんが引き出して軽く咀嚼して、あとは読者が読み下すという感じの本でしょうか。
そして、話は人生観だとか人の欲望についてだとか、人間の心理や性質の話が
中心になっていきます。

もともと2001年の本が文庫化されたものですが、
その当時の糸井さんが本当にお金について知りたかったことがわかるような、
問いかけになっています。
お金について知りたいと言っても、さっぱりした感じでまったくぎらぎらしていません。
かといって、アカデミックに難しい話をするでもないのです。
邱永漢さんはもはやお金の神様であり、達観しているからそうなのかもしれませんが、
糸井さんのほうは、ちょっとお金に対する欲望が薄いようで、だからこそ、
本書のこのタイトルになったのかなぁと思いました。

ひとつ、本書に「これは!」という言葉があったので紹介させてください。
若いうちは「そそのかされて生きている段階」っていうのがそれです。
誰かの言葉に導かれて生きたり、それがミスリードだと怒ったり、
そういうの全部、「そそのかされている」んですよ。
だから、後悔するんだと邱さんは言っている。
名言です。

僕が嫌いなのは、人をそそのかすことを商売としている人です。
「私はこうやって大金を稼いだ、そのノウハウの一部を伝授しよう!」
などと、DVDや本を売ったり、セミナーを開いたり…。
もっとも嫌いなのはそういう類のそそのかしですね。

だからこそ、そういう感じではない「お金の本」である本書は読み通せたのです。
まぁ、糸井さんの本ですからね、そんな心配はしていませんでしたけども。

けして、大きな武器が眠っている本ではありませんが、
お金を考えてみたい人の、それも一般の人のきっかけになりそうな本です。

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2013年12月03日

Posted by ブクログ

お金のこと、を考えることは

決してお金だけのことを考える訳ではない。

お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたということは、
自分の人生を考えることから逃げ回っていたのかもしれない。

基本はお金の話ですが、正確には人生の本、かもしれません。

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2012年06月20日

Posted by ブクログ

人に力になってもらうためにはお金が必要、というのは自分も同じ考えだが、実際トップにならないとお金が動かせないのがつらいところ。自分にはQさんや糸井さんのような人間的な魅力がないので、人を惹きつけられない。自分に自信がないからだよな~。自身のもてる自分になろうとこの本を読んで思った。本筋からは遠ざかっているとは思うけど。さりげないコトバが随所で心に響いた。読んでよかった。

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2012年05月26日

Posted by ブクログ

お金をちゃんと考えることから逃げまわっている
今のぼくにピツタリの一冊。

年末に見つけて、新年初買いでお買い求めました。

更に昨年から「ほぼ日」の虜になってしまったぼくにしてみたら、
糸井本はまずハズレ無し。

普段あまりドッグイヤーをつけることは無いですが、
この本はもう犬まみれ。

単行本から10年越しの文庫化ですが、
10年経った今なお新鮮に読める人生のエッセンス満点の一冊。


タイトルがそうであるように、共感できるポイントも多くて、
新しい知識を得るというよりも、より強固な自信に繋がる内容でした。


タイミング的には
「飽きない商い」というフレーズを知ったその2時間後に
この本でまったく同じフレーズに出会うという
必然性も相まってたいへん宜しい一冊でした。


お金や仕事や生き方にいき詰まっている方
苦しさを感じている方必見の一冊です。

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2012年01月03日

Posted by ブクログ

お金のことはもちろんだけど、生き方のこと、働くことなど、幅広い対談になっていました。お金っていうのは大事で決して軽んじてはいけないものだけど、お金をすべての基軸に生きてしまうと結局うまくいかなくて、何より大事なものは、やっぱり楽しいとかおもしろいって自分が思えることなんだなあ、と感じました。

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2012年01月02日

Posted by ブクログ

いたってまっとうな、お金の話に関する対談。なにがまっとうかというと、お金を汚いものとして扱うのでもなく、神聖なものとして扱うのでもなく、がむしゃらに恋焦がれればいいというのでもない、自然なスタンス。お金を大事に扱えばよい、大事に扱うとは誠実に相対峙することと説く。納得。

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2011年12月20日

Posted by ブクログ

邱永漢さん、すごい
ほぼ日の三年後を、“ほぼ”正確にあてている

なるほど、、、

「唯一からわないのは『世の中は常にかわる』っていうことぐらい」

なるほど、、、

まだまだ、僕には「なるほど」としか言えない
「あっ!やっぱり!?そうだよね!」
と言える知識のレベルに達していない
中には「ん?」と思う事もしばしば
知識の蓄えがまだまだ乏しいなと思う

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2011年12月09日

Posted by ブクログ

内容は対談方式なのですが、お金に関わらず色んなところに話が飛んだりしてます。お金を増やそうと思ったら使わないのが一番。お金を大切にする。所々でお金持ちの基本的考えが伺えます。

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2022年02月01日

Posted by ブクログ

お金の話というか、「生き方」の話が中心です。
邱さんと糸井さんはお金に対しての向き合い方の本質の部分が、
「陰」と「陽」のように真逆でした。
そのような特徴から、二人の間にはこれだけの財力の違いが生まれていると、
糸井さん本人も認めています。

お金や人生への向き合い方が変わると自ずと行動と意識も変わるというもの。

お金としっかりと向き合うことで「人生」にどうゆうプラスがもたらされるか、ということがわかる本だと思います。

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2020年02月06日

Posted by ブクログ

すこし前の本ですが、色褪せず今でも通じる内容でした。
お金の話のはずが、邱さんの人となりへ話が展開されることも多く、楽しく読めました。
お金から解放されるとお金が儲けられる様になる(世の中にとっても、おもしろいことを追求できる)という感覚があるのですが、彼らはそれを体現しているのだと思います。
今日のほぼ日を既に想像できているかの様な邱さんの言葉もちらほら。
糸井さんも70歳。次の世代にバトンを渡す頃合いかもしれません。
いまこの様な本を出せるなら、誰と誰だろう、という様な想像をして楽しんで読みました。笑

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2018年12月20日

Posted by ブクログ

糸井重里さんと邱永漢さんのお金をテーマにした対談。お金にまつわる、仕事や結婚、生活、子育て、人付き合いの諸々を語っているもの。邱永漢さんの発言は、一つ一つ達観したところがあり面白い。本を読んでみたくなる。「人生はサイコロ。2が出ることも5が出ることもあるし、6や1がいいとは限らない」「人間はもともとどっちつかず。善悪の判断すら明確にはできない」「約束を守ることほど大事なことはない」「今のインターネットは座敷牢」「答えを早く知りたがることが、答え以外のものをみることをなくしてしまう」

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2018年07月13日

Posted by ブクログ

「お金との関わり方はこうだよ」ということではなく「お金との関わり方を自ら学ぶための姿勢や仕組みはこうなんじゃない?」を説く本だと思います。特に邱氏の子供に対するお金の学ばせ方(学費を1年分渡してそれ以降は仕送りを一切しない)は言われてみれば当たり前だが、企業経営にも通ずる重要なプロセスだと感じた。

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2015年02月12日

Posted by ブクログ

台湾 キュウ 留学 一年分 肉のハナマサ ユニクロ 中国四千年の歴史 ストロング ヘルシー 近畿日本ツーリスト 宮益坂 代官山 ムードのある土地
宵越(よいご)しの銭(ぜに)は持たない
その日に得た収入はその日のうちに使い果たす。金銭に執着しない江戸っ子の気性をいった言葉。宵越しの銭は使わない。

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2013年09月11日

Posted by ブクログ

自分の今のお金に対するスタンスと相違ないという点で、目新しいことはなかった。お金をいっぱい持ったあとにもう一度読みたい

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2013年06月16日

Posted by ブクログ

西原理恵子氏の「この世でいちばん大事な『カネ』の話」のような発見を期待して手に取ったけれど、二人の立ち位置からの視点が多く、直接響く箇所は少なかった。

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2013年06月16日

Posted by ブクログ

話が二転三転するように見えて、気になる話題を的確に質問する糸井さんの名聞き手っぷりは健在ですが、それよりも本作は話し手である邱永漢さんの返しが面白かったです。
この人そもそも知りませんでしたが、才能の塊のように見えてどこか抜けた感がありとても好印象。
何となく鼻につくタイトルですが金の話だけでなく、ビジネスにおける成功者とは何たるか、のような話題に拡張されています。
「自分にとって面白い仕事は何かを発見する時期は27歳です」
「朝になって考えたことは、それでも実行のできることなんです」
「これだけ財産を持っています、といわれるよりも、ちゃんと約束を守るかどうかのほうを重んじます」
「あなたは大きな仕事がしたいのですか?それとも大きな金が欲しいのですか?と聞きます」
といった簡潔な発言ですが、なんとなくひっかかって自分と照らし合わせたくなる。
27歳まであと2年、やりたいことが大きな仕事なのか大きな金稼ぎなのか、夜にくよくよしてる真逆の人間ですが、とりあえず約束は守れる男でいたい。

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2013年01月11日

Posted by ブクログ

人はみんな孤独なんですよ

人々がお金に恐れを抱くのは失恋を恐れることと同じと聞いてなんとなく納得した

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2012年12月30日

Posted by ブクログ

タイトルにひかれて読んだのだが内容にはあまりピンと来なかった。んー凄い人もいるんだなー。お金の貯蓄・使用については共感が持てたけど。

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2012年05月01日

Posted by ブクログ

こういう生き方や意見があるのかという意味では非常に興味深いもの,その情報をどのように自分の人生やお金に対する意識に活かせば良いかという答えを探すのは難しかった.

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2012年03月19日

Posted by ブクログ

邱永漢さんという人を、はじめて知りました。すごい人がいるなあ。まあなんというか、対話方式の本が私には合わなかっただけです。だって聞きたいこと聞いてくれないうちに、次の話題になるんだもん。お金以外の話をしながら、お金の話をしてくれます。この話しっぷりからわかるように、お金がすべてでは全くない、という本です。

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2012年11月20日

Posted by ブクログ

邱「大事業家っていうのは、同じことをくりかえしている人のことでしょう。自分が失敗しないですむとわかっている安全パイだけ振って、拡大していくだけのことですから。それに比べると、ぼくなんか、どこか失敗することを前提として、冒険をやっているようなものですよ」。なるほどなぁと唸らざるを得ない。

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2012年02月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

儒教の影響を受けている日本では、我々はお金についてじっくり考えようとも思わないが、この本は軽すぎず重すぎず程よい心持ちで「お金」を考える機会を与えてくれる。

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2012年01月25日

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