竹中平蔵のレビュー一覧
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若き実業家 安部敏樹氏と竹中平蔵氏との対談をまとめたもの。知識が豊富で経験豊かな竹中氏に安部氏が挑んでいる形だが、知識、経験が不十分ながらもがむしゃらに突き進む安部氏の姿勢には、好感が持てる。議論はしっかりとかみ合っており、面白く読めた。やはり竹中氏は、すごい。
「国民皆年金制度ができた1961年当時の日本人の平均寿命は、66歳。だから、「平均寿命より長生きするリスク」を背負った65歳から年金を支給するようになりました。ところが現在、男性の平均寿命は81歳、女性は87歳に達しています。女性でいえば、年金支給開始年齢から平均寿命まで22年もあるんですよ。制度ができたときと同じ65歳に支給して、財源が足りるわけがありません」N549
「(年金は破綻しない)なぜなら、年金は国の制度であり、税金を投入できるから」N572
「(若者について)何も問題がないと思っているのであれば行動する必要はありません。選挙にも行かずのんきに寝ていればいいんです。ところが一方で、若者は「将来が見えない、不安だ、老人はズルい」と文句は言う。それはつまり、「問題がある」と思っているということでしょう。問題があると思っているのに、なぜ何もしないのですか?」N761
「「well-informed public(かしこい世論)」はただ座って待っているだけで実現できるものではありません。自分たちで勉強してつくりあげていくものなんです。だいたい不安を口にする人は「いまの社会は先が見えない」なんて嘆きますが、いままで先の見えていた時代がありましたか?」先が見えないからこそ、自分たちでつくり上げてきたんでしょう。そもそも「強者の理論」というけれど、強者・弱者という対立概念が昭和のインテリ風で古臭いなあ」N769
「社会や政治に対するリテラシーが低すぎる。フィードバックが遅いのは、民主主義の基本です。「自分たちで決めた」という納得感を得るために、たとえスピードが遅くなってもみんなで意思決定するのが民主主義なんですから。いろいろな考えの人に支持されたいろいろな人が喧々諤々と意見を交わして政策に落とし込む。このプロセスを考えたら、フィードバックが遅いのは仕方ないと思いませんか?それで余りあるほどの恩恵があると思いませんか」N819
「システムが変わらないと選挙に行かないというのであれば勉強不足か、まともに物事を考えられないと言われてもしょうがないんじゃないでしょうか?」N854
「(合意形成の重要性)僕たちは震災の復興支援で石巻に入り込んでいましたが、あそこは方向性が定まらないまま復興が進んでしまった。被災後新しい家を建てる時、元々住んでいた場所や愛着のある商店街の近くを選ぶ人もいれば、便利さからイオンのそばを選ぶ人もいたりと、全体として動きがちぐはぐだったんです。一方、女川は非常に先進的で、合意形成を民間に自発的に行わせた結果、すでに今後20~30年間を見通した復興計画ができあがり、コンセプトも定まっています。行政も民間の意見をベースに政策をどんどん作っているし、うまく連携できている。復興計画としてはまさに理想的ですね」N1084
「首長は、基本的に地方分権に反対なんですよ。地方分権が進めば、自由が与えられる反面、運営がうまくいかなかったときの責任も持たされるから。できるだけ国に頼って、楽をしていたいんです」N1109
「なぜシャッター通りができるかというと、シャッターを下ろした人が、そこから立ち退かないからです(竹中)。ほんと、そうなんですよ。商店街の店はだいたい2階が自宅なんです。家賃がかからない分住人も金銭的にそこまで困っていませんから、知らない人に1階を貸すというリスクをあえてとろうとしません」N1121
「アクティブラーニングをさせるためには、ある程度の知識や教養が必要になる。たとえば、ハーバード・ケネディ・スクールは2年コースで、1年目は統計学や経済学、法律学といった「知識」の勉強をひたすらさせます。そうしてひととおり知識を身に着けた2年目で、初めてアクティブラーニングに入る。学ぶ側に基本の知識がないとアクティブラーニングは機能しないという考え方ですね」N1470
「(安部)僕は、まったく反対の「遅延評価学習法」もアリだと思います。つまり、「興味があることを調べる中で、その知識が必要になったら学ぶ」というイシュードリブンのスタイルです。このやり方だと、自分が何を知るべきなのか、いかに物事をわかっていないか理解して勉強できるんですよね。(慶応SFCは、そのスタイルを採用している(竹中))」N1473
「(教育界の縦割体質(大学の教授等))学問の壁を超えるのは禁忌で、「餅は餅屋に任せろ」って雰囲気がある、自分の城を守りたいのかもしれないけど、それじゃあイシュードリブンの本質的な議論が進まないんです」N1491
「国鉄の民営化がいい例です。あのとき、じつは交通経済論の研究者の多くは民営化に反対していたんですよ。鉄道はネットワークの経済性があるから全部つながっていないと意味がない、放っておいても独占企業になるからそのまま国営でやらせるべきだ、と言っていた。でも、民営化してよかったのは明らかで、JR東海とJR東日本が競うからこそいいサービスが生まれているわけですよね。専門家は、ひとつの側面からしか物事を考えられないから間違えるものなんです」N1496
「(事前に完璧な予想はできない)事前にわからないこそ「生み出さないと学べない」んです。だから、いまの学問の主流はは、どの分野でも「すでに完成されたものを分解すること」から「つくりながら学んでいくこと」に移りつつある」N1530
「成熟したこれからの社会では、アカデミックな視点や思想が欠けたビジネスは、早晩行き詰ってしまうと思いますよ」N1615
「(営利と非営利の違い)どちらも収益をあげてよいが、非営利の場合は構成員(株主など)に利益を配分しない」N1621
「(チャーチル)成長はすべての矛盾を覆い隠す」N1685
「(他人と過去は変えられない。でも、自分と未来は変えられる)私は、「これから日本はどうなるんですか?」と若者に聞かれたときは、「自分と未来は変えられるんだから、自分でつくっていったらどうですか」と答えます」N1720
「何もしたくない人はしなくていい。なぜなら、「ラクに生きて貧しくなる自由」はあるからだ。その代わり、がんばって金持ちになった人に絶対に文句を言うな。「がんばって豊かになる自由」もあるんだから」N1731
「一人ひとりが頑張らないと生活がよくならないなんて、当たり前の話でしょう」N1767
「(パスカル)人間は自分の理解できないものは否定したがる」N1938
「島国はなかなか変われない代わりに、変わるときには腹をくくってガラリと変わるんですよ。サッチャーが「イギリス病」を吹き飛ばしたようにね。明治維新も戦後の民主化も、世界に冠たるショック療法でしょ?日本はまたそうなるんじゃないかと、直感的に感じています」N2325
「ライブドアを粉飾と断じてホリエモンを塀の向こうに入れるのであれば、東芝も同じように法に基づいて裁かなきゃダメでしょう。粉飾決算の規模だって、ケタ違いにでかいんだから。世の中はフェアじゃない、チャレンジしても正当に評価されないという不信感は、もうすでに生まれてしまっていますよ」N2545
「(思考停止フォーマット)まず「とにかく反対すること」。慎重に物事を進めれば「進みが遅い」、スピーディに進めると「拙速だ」と攻撃すればいいんです。簡単でしょう? もうひとつが「永遠の真理を使うこと」。これも簡単で、「もっと国民の声を聞くべきだ」「生活者の立場に立たなければならない」といった、正しすぎて反論しようがない言葉で批判すればいいんです。「永遠の真理」を使った時点でまったく建設的な議論にはならないけれど、ただ反対するだけなら十分なんです。「ラベリングすること」「反対すること」「永遠の真理を使うこと」。長年批判されているうちに、「思考停止フォーマット」のグルーピングまで編み出せた」N2644
「日本人は新しいことを始めるとき、必ず「問題が起こらないようにするためにはどうするか」と議論します。「安心」を得るためですね。でも、どんなにがんばって防いでも、問題は起きる。だから「問題が起きたときにどう解決するか」が本来話し合うテーマです」N2654
「(自分の見たいものしか見えない)「目先の快適さに縛られる既得権益者」と「選挙に行かない若い世代」、そして「次の世代にツケを回そうとする高齢者」はみんな似ているんですよね」N2733 -
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なんとゴーヂャスな講師陣!それぞれの講師のエッセンスがぎゅっと濃縮してあるが、それゆえもっと知りたい事も出てくるのでそれぞれの著書で深読みしたくなる。
○大人の時間割を作る。時間割で自動的に動くようにすれば、深く考えないでスムーズに行動できるようになる。タイムマネジメントのスキルアップは「てこの原理」で少ない労力で、大きな成果を上げる。(本田直之氏)
○情報収集やデータ分析は思考そのものではなく、考えるための材料集めに過ぎない。
○「なぜ」「どうすればいいの」この2つの質問を何度も自分に問うだけで、自然に思考が深まる。
○ブザーが鳴るまでの30分間、一切本を読んだり情報集めたりせず、ひたすらに考える時間を設ける。考えるための専用時間を確保することが重要。(ちきりん氏)
○他人のわがままな振る舞いを見せつけられると、抑圧している自分そのものを見せつけられているようで怒りがわき起こる。そうなった場合、怒っているありのままの自分を観察する。深呼吸する。怒りに対して「抑圧する」「こちらも怒る」というのは良い選択肢ではない。(小池龍之介氏)
○仕事を半分の時間で達成してみようとか、コストを下げて実現するとか、自分で目標設定すると、新しい発見が生み出される。
○仕事で最高の結果を出し続けるためには、残業をできるだけせず、決められた時間で仕事終わらせる癖をつける。与えられた時間の中で、与えられた目的を達成するのが仕事。(原田泳幸氏) -
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・『日本は「かつて豊かな国だった」になる』
20世紀初頭、アルゼンチンはフランスやドイツよりも裕福な国でありヨーロッパ中の農家が出稼ぎの船に乗ってたどり着く、夢と希望の国であった。
50年前、スウェーデンは離婚が多く、性に関するモラルが低い国と認識されていた。
40年前、イギリスは高い社会福祉費の為に財政は逼迫され、経済は停滞し、社会は荒れていた。ヨーロッパの癌のような存在であった。
・『税金とは?』
一人でやれないこと
みんなでやったほうがいいこと
みんなでやらないとできないこと
これらを実行するためにある。
・『メディアに必要なのは中立ではなく、特定の利害から独立すること』
いまの日本のメディアは「反権力という権力」。
ジャーナリズムとは権力から距離を置くこと、そして同時に大衆から距離を置くこと。
・『教育』
絶対的な答えのない問いを教えられるよう、結論だけではなく結論までのプロセスを指導できる教員を増やすことが必要。
アクティブラーニングの必要性。
・『高齢化社会』
60代と90代を高齢者とひとくくりにした制度には改善の余地がある。
高齢者が増えるほど、社会全体の格差は拡大する。日本の格差拡大のかなりの部分は、じつは高齢化によってもたらされている。
・『老害にならないために』
傾聴する力がある人。
何歳になってもリスクを取って挑戦できる人。
・『変化を起こす人の思考法』
最初から問題をゼロにしようとせず、問題が起きたときにどうするかを考える。
常に制度の前提を疑い、時代の変化に適応した制度をゼロベースで考える。
・『日本につけるクスリ』
社会全体に対して当事者意識を持ち、痛みも含めてみなと共有し、ともに未来を作り出していける市民や国民をできるだけ多く生み出していくこと。 -
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竹中平蔵元経済財政政策担当大臣が「考える」を説く。冒頭の小泉純一郎元総理大臣とのエピソード、考える>知識量は「生きる力」の本質を突いていると思う。「考える」ことはすなわち飽くなき好奇心を持つことであるが、著者曰く「マイ・ストーリーを描く(仮説)」「川を上り(本質を探る)、海を渡る(海外事例)」「考える『型』を身に付ける」ことの重要性を強調している。
本書内で特に興味深かった言葉は2つ。1つは松下幸之助氏の名言。議論は「二項対立」としがちだが(軸が明確だと対照し易いので正しいとは思う)、氏いわく「こころに縁側を持て」すなわち「あいまいさを許容しましょう」と。ハッとさせられる金言だと思う。もうひとつは歌手谷村新司さんの言葉。「竹中さん、鳥はね、飛び立つときは、向かい風に向かって飛び立つんだよ」、向かい風こそ浮力を生む源、世間の逆風こそ飛躍する機会。心に染みる良い言葉である。
「考える」ことはポータビリティ性ある汎用的な能力であり、200ページと薄めの本で肩肘張らない小見出し式のエピソード&エッセイ集のような仕上がりなのでぜひおススメしたい。 -
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ネタバレ平易にわかりやすく「考えること」のコツを提示してくれ、あっという間に読み切れる本。 しかしながら、この本を読んだだけで分かった気になる、ということはすごく危ないだろうなぁと思う。
この本の裏のメッセージは「この本はあくまで考え方のヒントを提示しているだけであって、どう考えるか、どうマイストーリーを築いていくか、ということを考えることそのものを考えてほしい。」というような気が勝手にする。
考えることは私にとっては難しい。昔から考えることは自分にとってはすごく苦手意識がある。考えてるふりしてるだけじゃんと言われてたこともある。
自分の身近な人の思考プロセスを聞いて、へぇとはなるものの、どうやったらそういう考え方になるんだろう?とは思うけれど、どうも自分ではうまくいった感覚がない。うまくいった印象が少ない。
自分の頭で考える、ということは、私にとっては、すごく難しいことだと思っている。 苦手意識がある。 普段の仕事でも、じっくり考えるということより、高速に処理することばかりやってしまう。 判断する⇒行動する、のスピードで価値を出そうとしてしまう。(つまり考えることよりもまずやってみて、やってみた結果をもとに考えるタイプ)
苦手意識があるからこそ、多くの本を読んで知識や考え方を吸収して、少しでも自分の中での考え方の整理の武器にしようと努力しているつもり。 しかしながら、ある方に「本ばかり読んでるから考える力がつかないんだ」と指摘されたこともあり、すごくグサッと来たのだが、でも変えられず、こうしてまた本を読んでしまう。
本を読むことの方が、『考える』ことよりも、自分にとっては楽だからかな。 あと、自分なりに考えた結果に対して、あれこれ否定されることも苦手だというところもある。詰問されているように感じてしまうことも多い。 そうした苦手意識から、やはり前向きになれていかないのか。
すごく平易にまとめてくださっていて、たぶん自分の子どもたちが読んでも理解できるし、なにそれ?簡単じゃん、と言いそうだが、僕にとっては、ある意味、またこれ難しい本となってしまった。(もちろん読むこと自体は楽しくて、二度読みしても一日で読めてしまう量なのだが)
以下、抜粋引用となります。
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P40 (小泉元首相が安部次期首相に伝えたこと)
「とにかく、できるだけいろんな人の話を聞いたほうがいい。そして、いろんな方向から情報を集めたほうがいい。しかしね、総理のような権力のある人間が、そうした意見を耳にして、すぐに『わかりました』『やりましょう』などとは絶対に言っちゃダメだ。ありがとうございました、とだけ言えばいい。いやというほど話を聞いたら、それをすべて持ち帰る。そして一人になって考えたとき、ストンと腹に落ちたことだけをやる」。
P46 今のように、子育ての本や子育てブログが巷にあふれていなかったからこそ、自分の頭で考えざるを得なかった時代でした。
しかし、だからこそ揺るぎない自分だけの子育てのルール、方針が出来上がっていたのだと感じます。
P86 正々堂々とは、もともと中国の言葉で、春秋時代の軍物書に書かれた言葉です。「正々の旗」は正しく列が揃った旗のことを指し、「堂々の陣」は堂々と胸を張った自信たっぷりの軍隊の様を表しているそうです。
つまり、今はどんなに辛くても、正しいと思った旗を、胸を張って仲間とともに上げつづけろ――。
P88 「志」を持つ人は、貪欲です。
人やモノ、あらゆる事象に触れたときに、自分が触れたときに、自分が抱いた志を実現するために、なにか学びになるのではないか、と貪欲に「テイクアウェイ」しようと好奇心が自然に起動します。
P90「…と表向きには言っていますが、実はそんなふうに気づいたのは、相当あとになってからです。最初は無我夢中で、いろんなことをやりながら自分のやることの意義や志が形になっていった。実際はそんなものですよ」と。
P95 川がいくつもの支流に分かれるように、目の前の課題は、もっと大きな課題(源流)を切り取った一部でしかないことがほとんどです。
真の課題、本当の狙い、隠れた本質はどこにあるのか?それらを探るためには、一度原点に戻るのがいいのです。
つまり、川を源流に向かって上っていくのです。
P105 いずれにしても、皆さんは何か疑問に感じたら、川を上るとともに、
「待てよ、これは日本特有の問題なのだろうか」
「アメリカでは、中国では、アフリカではどうだろう?」
「欧米のスタンダードはどうなんだろう?」
と、海を渡って考えてみてください。
視野を広げることで、思考が深まるはずです。
P116 ただ、私は手書きにこだわっています。「書く」という触感を伴う行為が、五感を刺激して、脳に記憶として定着しやすくなるとともに、考えるという行為につながりやすいからです。
P121 60年代にデビューし、70歳を過ぎた令和の時代にも第一線のロックスターとして活躍する矢沢さんは、アマチュア時代、「ザ・ベース」という名でバンド活動をしていました。
「基礎をバッチリ身につけたいという思いがあった。 ベースをしっかりしようと」
考えていたからだそうです。
「基本」なくして大成なし。
P170 実際、アメリカに比べ日本では、個人の金融資産における株の割合は低く、株価が上がっても直接的に恩恵を受ける人の割合は低いかもしれません。
しかし、日本の年金はその半分を国内株式と外国株式で運用しており、株価の上昇は将来私たちが受け取る年金にも直結します。
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【印象に残った話】
・「マイ・ストーリー」とは、自分の頭で考えて、自分なりの意見、結論を出していく過程のことだ
・マイ・ストーリーを作る上で大切なのは、「川を上り、海を渡ること」だ
・川を上る:「そもそもそれってなんだろう?」と、成り立ちや歴史的経緯を探ること
・海を渡る:「他の国ではどうしている?」と他国と比較すること
・いくら考えてもわからないことは、以下のように視点を変えて考える必要がある
・マネージャーなら、計画ばかり眺めているのではなく、現場作業をやってみる
・現場作業からの気付きを、計画に反映する
【アクションプラン】
・考えても答えが浮かばないときは、仕事場を離れて考える、また立場を変えて考える、をやってみる -
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前の著作「世界大変動と日本の復活 竹中教授の2020年・日本大転換プラン」が面白かったので、買ってみた。
気持ちは非常に「熱い」!
しかし勝負については「冷静沈着」。
勝負に勝つというのは、こういうことだと思う。
大体勝負は、戦う前からついているものである。
日々の練習。
事前の準備。
普段からの心構え。
勝負直前のメンタルの持って行き方。
緊張のほぐし方。
力の抜き方。
本当の理想は「戦わずして勝つ」こと。
「戦略」という言葉の意味も、本来は「いかにして戦うか?」ではなく、「いかにして戦わないか?」だった。
稀代の勝負師は、小泉純一郎元首相だという。
側近を務めた人物だからこそ、この言葉にも重みがある。
戦い方において、大事にすべき事も語っている。
「とにかく壮大な目標を掲げよ」瑣末な点では誤りでも、大きな目標の前では正解の場合がある。
しかし、瑣末な点で勝負をしていると、正誤の判断で負けてしまう。
戦う土俵をどこにするか?
どのルールで戦うか?
これは本当に大事だと思う。
偉業を達成するためには、最初からディテールにこだわってはいけない。
「なぜ?」「どうして?」
自分へ良質な問いかけを出来る事が重要らしい。
気構えという意味では、大変参考になった本!オススメ!
(2017/2/24) -
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小泉純一郎首相時代に経済財政政策担当大臣として
辣腕を振るった竹中氏と、最近のビジネス本では
一番勢いのある「働き方革命」の寵児である
ムーギーキム氏の対談本です。
まさしく現在の既得権をブッタ斬り、いかに日本が
グルーバリズムから遅れているかが非常に良く
わかります。
小泉政権時に竹中氏は新自由主義を標榜し、
あらゆる規制を排除したことによって「ユダヤの手先」
とか「金の亡者」とか言われましたが今から見ると
竹中氏の行動は決して間違っておらず、まだ改革が
足りないくらい、と思ってしまいます。
そうでないと日本は本当にアジアの一小国に
成り下がってしまうくらいの危機感を与える一冊です。 -
Posted by ブクログ
竹中平蔵氏が自身も活躍された平成の30年間の政治経済の改革を総括、批評する本。功成し名を遂げているはずの竹中さんですが、まだまだどうして舌鋒鋭すぎる内容が面白いい。特に第五章「平成に横行した10の愚策」という章は、時を経ているからこそできる答え合わせ的批判として、参考になる。特に日銀、90年代の自民党、民主党政権への批判は手厳しい。最終章は平成の教訓と令和への提言。教訓は「市場の果たす役割の重要性」、「規制緩和」、「実行した政策の効果を分析、評価する文化」、「強い政治リーダー」、「縮小戦略・切り捨て戦略」。これに対して令和の世の中では、PFI,コンセッション、スーパーシティ、明るい縮小戦略、人口集約、非連続の変化などを実行することを提言して終わっている。改革を志す政治経済リーダーは知識として読んだ方がいいように思う一冊。