竹中平蔵のレビュー一覧
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経済(為替、物価、景気、株式・・)について基礎から書かれた一冊。
随所にマンガが挿入されていてわかりやすい。ただこれだけの範囲をこの一冊にまとめているのは無理があり、概要をざっくりつかむ程度にとどまる印象。
以下参考点
・国の借金をネットに直すと、家計資産との間にはまだ500兆ほどの隙間がある。
(国の借金が1000兆円といえど、家計資産は1100兆円あり、ネットに直せばまだ500兆円ほど余力がある。)
・為替は短期的には「金利」要因により変動する。
(中期的には国際収支)
・為替レートは各国の中央銀行に操作の余地がある。
(お金を刷ることができるので、増減により価値を操作できる。e -
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ネタバレ竹中平蔵氏が仕事や人生において闘うにあたって重要と考える点を12のポイントにまとめて著した本。目的関数・連立方程式などにたとえて解説してくれている部分が自分にとってはイメージしやすくわかりやすかった。
・自分自身をプロデュースする「プロデュース力」
・熱い心で思いこめる「熱心力」
・飽きずに原点に立ち返る「基本力」
・相手の目的関数を見抜いたうえの「判断力」
・馬鹿を相手にしない「情報力」
・心に宇宙を描く「洞察力」
・イノベーションを有無「結合力」
・敵ができても恐れない「徹底力」
・多忙が前提「切り捨て力」
・スイッチングを怠らない「健康力とリリース力」
・志のネットワーク「サポーター力」 -
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竹中氏のゼミ員達がうらやましい!!
高校生の時に、慶應で竹中氏が教授としていると知っていたらなぁ。
・10年後の履歴書を作る。日付を入れて、逆算して日々の行動に落とす。
・「どこで働くか」より「誰のもとで働くか」
・日常に満足しないで、何か長期的な目標を持って毎日を送る
(プロジェクトマネジメント⇒100%を目指さず、80%でもいいから実現させることを目的に動く)
・地頭の良さ⇒back to basics=日々の基礎の積み重ね
・最初から否定的な反応をするのは、人から話を聞くときには不利
★達観力 人生「塞翁が馬」と知れ
自分の人生が結果的にどのようになるか、誰にもわからない。
人生の -
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竹中先生の著作。
アダムスミスから始まり、リカード、マルサス、マルクス、ケインズ、シュンペーター、ハイエク、フリードマン...と経済古典のエッセンスを簡単に紹介。難しい数式なども特になく、入門書としては最適。具体的なエピソードもあり、それぞれの人物がなぜそう考えたのかもイメイジしやすい。
古典と呼ばれるものは、それぞれの時代が抱える難問に挑んできた。批判もあったであろうが、それに耐え、「古典」と呼ばれるまでに達した。
○○派にこだわることなく、「時代が要求しているものは何か?」を意識し、考えること。そしてそれは経済古典が示唆してくれる。 -
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ネタバレ五人の知識人による勉強術の本。
彼らの著作で書かれている内容もありますが、入門書として最適です。
和田秀樹氏の
すきま時間を工夫する術を持て
竹中平蔵氏の
話す材料を頭に詰め込む
英語のスピーチを暗唱する
藤原和博氏の
時代が求めるのは組織内自営業者
会社と自分のベクトルの和を最大に
何事も100を目標に挑戦する
池谷裕二氏の
二か月四回の復習プラン
継続することで能力は爆発する
伊藤真氏の
過去問は試験勉強の最高の問題集
曖昧な100の知識より正確な10の知識が勝る
『みんな一緒』の価値観から『それぞれ一人一人』の価値観への急速なシフト。72
藤原和博氏より
社会が激しく動いている -
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本書は、小泉新自由主義構造改革のブレーンとして「悪名高き?」竹中平蔵氏によるものであるが、内容はおもしろい。
まず、経済学の歴史と基本をわかりやすく紹介している。「アダム・スミス」「カール・マルクス」「ケインズ」「シュムペーター」「ハイエク」「フリードマン」「ブキャナン」等の経歴やエピソード、理論のエッセンスの紹介は、実にわかりやすい。おそらく難解な経済学の理論を竹中氏なりに噛み砕いているのだろうが、それぞれの理論の違いを良くわかった気にさせてくれる良書であると感じた。
竹中平蔵氏の現在の経済状況に対する認識も興味深い。「われわれは、アダム・スミス以降200年以上の議論を、ここ数年で振り