竹中平蔵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
楽には生きられない日本で闘う12の力と副題にありますが
プロデュース力
熱心力
基本力
判断力
情報力
洞察力
結合力
徹底力
切り捨て力
健康力
サポーター力
達観力
を上げられてます。
その中でもやはり基本力が大切やなと思います。
今の日本の学生はあまりに基本を蔑ろにしてます。
読み書き計算の日本語リテラシーは必要なんですよね。
それは嫌でもなんでも義務教育の範囲は極めざるを得ないんですよ。
世界で通用する英語力は中学英語で専門用語以外はカバーできると言われますから。
子供らにはなんで受験勉強が必要なのか聞かれてもちゃんと答えれるようにしたいですね。
うちでは学校の勉強程度の嫌なことで -
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Posted by ブクログ
『私の予測は当たるのだろうか?世界は本当に、その気になればやれることをしないほど愚かなのだろうか?
すなわち、今後数十年間に発生する気候変動の問題に備えて、資金と人的資源を事前に投入することはできないのだろうか?残念ながら、私の答えは「できない」だ。
世界は愚かにも、意義のある行動を先延ばしにしてしまう。理由は単純で、世界を動かしている民主主義と資本主義が短期志向だからだ。
私がこの本を書いたのは、最も可能性の高い世界の未来像を知りたいからだった。そして正確な答えを得るために、極めて精緻に、矛盾のないように予測を組み立てた。したがって、残念ながら私の答えは正しいのだろう。』
40年前の -
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Posted by ブクログ
1972年ローマ・クラブが公表した「成長の限界」、読んでないが「人は幾何学級数的に増加するが、食料は算術級数的にしか増加しない」というマルサスの人口論がベースなのは何となく知っている。実際にはピークオイルは技術の発展や新しい油田(例えば海底油田)の発見で可採年数が伸び、一方で緑の革命や灌漑面積の増加、遺伝子組換え作物などの技術も有り食料も増産されてきている。成長の限界を作成するのに関わった物理学者のヨルゲン・ランダースが40年後に再度40年後の世界を予想したのが本書だと思ってもらえば良い。基本的には過去40年の変化を下敷きにして、ある程度のイノベーションを織り込んだ予測になっている。
まず予 -
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Posted by ブクログ
情報量は多いが論理的であり読みやすい。予測の根拠や方法論が明確化されており大いに参考となる。過去40年間の実績に基づき、今後40年間の我々の社会の先行きを予測する。「成長の限界」で用いられた方法論にもとづいているが、民主主義社会や自由主義社会の意思決定の特性などを踏まえたアレンジがなされている。予測によれば、今世紀の後半に、地球温暖化によって「崩壊」と呼ばれる事態を招くことになる。2052年までに「崩壊」を経験することはないが、資源枯渇、汚染、気候変動、生態系の損失、不公平といった問題を解決するための投資が必要となるため、先進国では「衰退」を経験することになる。成長はいずれ衰退を招く。著者は、
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竹中氏の著書は初読です。
仕事における重要ないくつかの「力」が説明してあります。
ここでは、そのうちの一つである徹底力について記します。
敵を作ることを恐れるな、中途半端は反対勢力に勢いづかせるだけ、やるなら徹底的に。
郵政民営化担当大臣としての苦労があったからこそ出てくる言葉なのだろうと思います。
私のような一会社員でも、何かを変えようとする時、それを面倒臭がる既得権者の抵抗にあうケースがあります。
上記のような徹底力の大切さを改めて感じました。
それ以外にも、基本力、判断力、洞察力等、奇をてらわない基本的な心構えのようなことが記載されており、好感が持てました。 -
Posted by ブクログ
【ソーシャルライブラリーから引っ越し中】
ここ半年ぐらい読んだ本の中で一番読み応えがあった。
竹中氏はとても正論を述べていると思う。その正論については好き嫌いはあるだろうが。個人的にはわりと好きである。
経済の専門家であり、国会議員として大臣をつとめただけあって多面的視野でものごとを語っていると思う。大きな政府の背景説明、政治的空間など、自分が気になっていたことについての指摘もたくさんあった。
竹中氏は、いま困っている人たちに対して反感を持たれてもhelpよりsolveが大事との立場である。それは正論。でも、国民が政治家にそれを求めているかというと?きっとsolveよりhelpがいいのであろう -
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201207/
意思決定はデジタルである/
そもそも判断というのは「やる」か「やらない」かの2種類しかありません。1か0か。1.5はありません。つまりデジタルなのです。1なのか0なのか、どちらにするのか判断をするときには、いろいろな要素を考えなければなりません。しかし、意思決定というものはデジタルであることを前提にすれば、どこかで何かを切り捨てて、割り切る必要があるのです。/
ここで判断し、結論を出すためにはいろいろな要因を考えなくてはなりません。要するに客観的な条件が整うのを待っていては、結局何もできないのです。何かを判断するときに、「100%の条件がそろうことなど世の中にはない」と思う事が -
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楽には生きられない日本で戦う12の力。前著竹中式マトリクス勉強法に続く第二弾。
古今東西の様々な偉人や著名人の生き方を参考にしながら仕事術を12章に分けて解説。
自分は一度読んだら二度とは読まないことが多いが、この本は繰り返し読むのに値すると感じた。
それは様々な参考事例・・・・どういう事をしたらどんな結果になるのか・・・そしてそれから得られる教訓は何なのか?がしっかりと解説され、現実に使える智慧として説明されているからだ。
楽に生きて貧しくなるか、夢や目標に向かってチャレンジし精神的にも物質的にも豊かな生き方をするか?竹中氏はそう問いかけるが、今の日本にはピッタリの内容の本だ。
世の -
Posted by ブクログ
負けないビジネスモデルを打ちたてよ
大空洞化後の「新しい成功法則」とは?
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
『日本経済 今度こそオオカミはやってくる』目次
第1章 責任回避システムが社会を壊す
〜 機能不全が続く日本
・複合連鎖危機で日本の価値そのものが下がっていく〈竹中〉
・「要請」という形で現場に意思決定を押しつける〈冨山〉
・コメンテーターのような政治家ばかり〈竹中〉
・最難関の組織の経営能力は簡単には身につかない〈冨山〉
・関東大震災前に「東京改造計画」を持っていた後藤新平〈竹中〉
・じつは震災前に勝負が決まっていた〈冨山〉