竹中平蔵のレビュー一覧
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負けないビジネスモデルを打ちたてよ
大空洞化後の「新しい成功法則」とは?
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『日本経済 今度こそオオカミはやってくる』目次
第1章 責任回避システムが社会を壊す
〜 機能不全が続く日本
・複合連鎖危機で日本の価値そのものが下がっていく〈竹中〉
・「要請」という形で現場に意思決定を押しつける〈冨山〉
・コメンテーターのような政治家ばかり〈竹中〉
・最難関の組織の経営能力は簡単には身につかない〈冨山〉
・関東大震災前に「東京改造計画」を持っていた後藤新平〈竹中〉
・じつは震災前に勝負が決まっていた〈冨山〉
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本書は「問題解決のスキル」としてスミスやケインズなどの経済古典を取り上げている。アダム・スミスやケインズやシュムペーターも、彼らが生きた時代には常に経済問題があり、彼らはそれらの問題を解決するために経済理論を生み出したのである。よって、「当時どのような経済問題があり、その中で彼らは何を思い、どのように生きたのか」を理解することが経済古典を読み解く上で非常に重要である。
基本的な経済思想史の勉強をするのであれば、より効果的な本はいくらでもある。しかし、本書は、我々が忘れがちな、重要な考え方・視点を提示してくれるという意味で大きな価値があるのではないだろうか。
冒頭の「はじめに」で、竹中平蔵氏 -
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ご自身の政策や施策も含め、振り返りながら検証していく。結局「平成の失われた30年」とは何だったのか。
本書を読みながら、私自身が平成という時代を総括するとしたらどうするかを考えてしまった。
著者と私は年齢も異なるため、同じ平成元年であっても、その時が10代・20代・30代・40代・・・だったとしたら、その景色の見え方は様々だろうと思う。
私自身は平成元年の1989年は大学1年生だった。
大学4年間のほとんどはバブル期の最中と言え、貧乏学生だったために、世間の景気の良さという実感は当時も無かった。
しかし、今思い返してみると、自分自身がお金を持っていなくても、なぜか心の余裕はあったような気がする -
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小泉政権のブレーンだった、竹中平蔵の書。
若者よ。世界へ飛び出せ。そして、世界と戦え。そのためには、自立しろ。 が本書の主張です。
冒頭のテーマの提示は、こうです。
英語はそんなに流暢に話せなくても、十分に世界で活躍できる。
また、英語力は何歳からでも身につく
自分は、グローバル時代をいきているという「世界人」としての自覚をもとう。また、世界をめざし、「世界人」になることを目指せ。
気になったのは、以下です。
・グローバル戦を戦える日本人は、圧倒的に不足している。
・世界で出会った、グローバル人は、何よりも、マインドの面で多くの日本人を圧倒的な差があった。
・世の中のことを知ろうとおもっ -
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ネタバレこの二人の対談なら面白いに違いないと思い読んでみた。
ひろゆき・竹中平蔵の両氏共にあまり好きではないが、非難されることを恐れずに本音を述べる姿勢は評価している。
ひろゆきは、竹中平蔵が議論そらしに別の話題を加えると「その話をしているのではない」と引き戻す所が凄いなと思った。
お金の話をしているので調べてみたら、どちらも年収2億円資産10億円程で同じくらいの裕福度だった。
ひろゆきは平然と「僕お金持ってますよ」と言うが、竹中は「少ししか稼いでない」と言い張るから嘘をつく人だと思われ信用を失っている。
ひろゆきが竹中の金銭感覚を問い詰める箇所は面白かった。
「財産は少ししかない。8400万は大 -
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若き実業家 安部敏樹氏と竹中平蔵氏との対談をまとめたもの。知識が豊富で経験豊かな竹中氏に安部氏が挑んでいる形だが、知識、経験が不十分ながらもがむしゃらに突き進む安部氏の姿勢には、好感が持てる。議論はしっかりとかみ合っており、面白く読めた。やはり竹中氏は、すごい。
「国民皆年金制度ができた1961年当時の日本人の平均寿命は、66歳。だから、「平均寿命より長生きするリスク」を背負った65歳から年金を支給するようになりました。ところが現在、男性の平均寿命は81歳、女性は87歳に達しています。女性でいえば、年金支給開始年齢から平均寿命まで22年もあるんですよ。制度ができたときと同じ65歳に支給して、