竹中平蔵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ竹中さんは私のいた会社に関係ある方なので、そのエッセンスを吸収したいと思いようと読みました。著者の経験と古典の引用により、下記のようににまとめられています。
・自分自身をプロデュースする「プロデュース力」
・熱い心で思い込める「熱心力」
・飽きずに原点に立ち返る「基本力」
・相手の目的関数を見抜いたうえの「判断力」
・馬鹿を相手にしない「情報力」
・心に宇宙を描く「洞察力」
・イノベーションを生む「結合力」
・敵ができても恐れない「徹底力」
・多忙が前提「切り捨て力」
・スイッチングを怠らない「健康力とリリース力」
・志のネットワーク「サポーター力」
・人生塞翁が馬「達観力」
日本は恵まれている、さぼるな、人の倍やれ、人生いつからでもチャレンジできる、やるなら徹底的にやれということでしょうかwwビジネス書を読むもののやらないからな。何度も読もうと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレセルフプロデュースの考え方、基本を大事に、情報の取捨選択、物事の捉え方、判断など、どこかのビジネス書で書かれていることを竹中さん的にまとめてある。
「1、プロデュース力」における、単行本は400字詰め原稿用紙300枚で1冊。あから、一日3枚ずつ書けば、100日で一冊の本となる、「7、結合力」でのサンクコストの考え方、「10、健康・・・」の50歳になったときの健康状態を考えるなど参考になる。
「5、情報力」は、結局いい情報を選択できる自分になろう!というメッセージで終わりで、どうしたらなれるのかわからない。
終章の震災のエピソードは本当なのか?ちょうど、ワンピースのナミ編がテレビでやっているのを見ていて、ベルメールさんの最後とかぶったが、ベルメールさんが自分の死と引き換えにナミとノジコを生かしたのと逆に「行かないで」という母を置き去りにした場合、心に消えない傷が残りそうな気がするが。 -
Posted by ブクログ
小泉政権下で郵政民営化担当大臣をしたこともある竹中氏による著作で、特に麻生政権あたりから始まった規制緩和を元に戻すような動きに対して警鐘を鳴らしています。
規制緩和のやり過ぎで格差が広がったのか否かの議論では、どちらが正解なのか私は分かりませんが、竹中氏は規制緩和の程度が中途半端のために現在の状態になってしまったという意見を持っているようです。
規制に守れて幸運な生活をしている人は多くいると思いますが、将来にわたって多くの人が幸福になれるような政策をとって欲しいと思いました。
以下は気になったポイントです。
・小泉政権の5年5ヶ月で実現できた大きな改革は、公共事業削減、不良債権処理と郵政民営化、道路公団民営化に限られている、労働市場改革や医療問題は未解決(p9)
・今年のアメリカの成長率はマイナス2.8~3%、1932年はマイナス13%、失業率も9.4%に対して25%であり、「100年に一度の危機」ではない(p19)
・ユーロ及びポンドは実際の実力よりも過大評価されてしまい、購買力が高まった結果、多くの消費をしてしまった(p21)
・製造業の時価総額ランキングにおいて、日本企業はベスト100に8社のみ、アメリカ:44、イギリス:11と比較してモノづくりでも優位性は無い(p25)
・株主は、役員がよくやっているかを事後的にチェックして、株主総会で評価を示すもので、日々の経営判断に口を出すべきではない(p30)
・かんぽの宿において、2000億円投じたものを100億円で売ることを議論しているが、100億円の価値しか無いものに2000億円かけてしまったことを問題にすべき(p34)
・民営化のやり方に、1)特殊会社化(民間会社であるが特別な公的な目的をもっている、根拠法、資本金保有などあり)、2)民間法人(政府出資なし、根拠法あり)、3)完全民営化、の3種類がある(p41)
・政策投資銀行と商工中金は完全民営化すること決めたが、現在は特殊会社であり、役所が管轄である(p42)
・政府の歳入の主なものは税金と国債、2008年度において歳入83兆円のうち、国債発行による収入は30%を占める(p51)
・地方交付税を切り捨てたので地方経済が悪くなったというのは誤り、基準財政需要額(減らしていない)と基準財政収入額の差額が地方交付税、交付税が減ったのは地方税が増えたから(p66)
・派遣は雇用者全体の2.6%を占めるのみ、5%台という失業問題は正規雇用者が守られすぎていることで非正規労働者が増えたことにある(p70)
・派遣の仕組みをなくすと、正規雇用が増えるのではなくて、昔の請負が増えるのみ、請負のほうが使用者責任が及ばない(p73)
・日本では競争による格差ではなく、制度の歪による格差が真の問題である(p75)
・政策論において民間には知恵は殆どない、不良債権処理、郵政民営化をやるときに知恵は出てこなかった(p89)
・小泉改革では、予算の前に政策をつくって(6月の経済諮問会議による骨太の方針)から予算をつけるようにした、官僚が起案した政策以外も議論できるようになった(p110)
・日本の真産業創出の予算はGDP比でアメリカの2倍なのに成果がでない、その理由はアメリカでは減税があるので(p113)
・日本の銀行が悪くなった理由として、1)銀行の株式保有、2)貸出金利の上限金利規制、3)リスク管理(企業や事業に対する目利き)ができていない、がある(p131)
・アジア通貨危機が起きたときに日本は巻き込まれなかった理由として、1)国内に大きなプラスの貯蓄あり、2)輸出産業による黒字の経常収支、である(p149)
・日本が強い経済を目指すための政策として、1)法人税減税、2)ハブ空港、3)東京大学民営化、4)農地法の改正、5)インフレ目標の導入、である(p161)
・納税者番号でプライバシーが侵害されるとしたら、戸籍を先になくすべき、戸籍という制度をもっているのは数カ国程度、戸籍に記載されている内容はまさにプライバシー情報(p164)
・民主党は野党時代から、予算の総額そのものを変える自らの案を提案することを放棄してきた(p188)
・1993年に自民党が下野したときは衆参両院において比較第一党で
あり、また野党として選挙を戦っていないので今までと異なる(p196) -
Posted by ブクログ
経済学の祖アダム・スミス
世界恐慌時に登場したケインズなど
現在の経済学に多大な影響を及ぼした理論ができた背景、
理論の内容、さらには人物像までも書かれている本。
内容としては、各理論ができた当時の経済状況に対して、どのような問題解決方法を提示したかの説明があり、その良い点、悪い点を記載している。
現在の政治の政策が本当にいいのか?それともだめなのか?
政策を自分自身の考えを持とうとするときに、判断基準として多いに役立つ。
理論の説明などのところでは専門的な記述の仕方になっており、経済の勉強をした事がない人にとっては理解しづらいかなと思う。 -
Posted by ブクログ
竹中平蔵, 池田信夫, 土居丈朗(財政), 鈴木亘(社会保障)という経済問題で気が合う面々の座談会を書籍化したもの。こういう固めのテーマは書き下ろしの方がよい。意見の相違がないのだから、ますますそう思う。
議論のテーマは、日本の財政問題、社会保障、労働市場、など。語られていることは大枠で正しいように思う。震災前に出版された本だが、この上さらに震災によるマイナスを乗り越えて世界の中心に日本が躍り出ることは不可能ではないかと思えてくる。
とにかく小泉・竹中の改革を何の検証もなく悪政のように語らせてはいけない。政治的にその方が受けると認識している政治家も多くいるようではあるが。
それにしても最近のドタバタを見ても議会制民主主義はもう機能しないのかもしれないと思う。特に日本では。著者らは真の政治主導をと言うが、果たして可能性が少しでもあるものなのだろうか。「民主政治は最悪の政治形態だ。これまでの他のあらゆる政治形態を除けば」というチャーチルの言葉が分かるような気がする。事態に対して投げやりなわけではないのだが。