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10月20日の西川善文・日本郵政社長の電撃的辞任、政権交代後の初めての臨時国会の開催。一言で言えば、こうした民主党政権の先行きを占うギリギリの最新情報までも取り込んだのが、類書には見られない本書の最大の特色だ。
小泉・竹中改革に対する批判は、鳩山由紀夫民主党政権が誕生した後もエスカレートする一方である。現在の日本が抱えるすべての問題の元凶が小泉・竹中改革にあったかのように非難する無節操な新政権の閣僚やTVコメンテーター、「100年に1度だから」「マニフェストに書いたから」という"錦の御旗"ですべての財政バラマキを正当化しようとした(している)麻生前政権や鳩山新政権の政策の有り様、10年先を議論すべき大事な時期に重箱の隅を突くような"批判のための批判"に明け暮れるマスコミ……、こうした現状は、日本の経済論壇における政策論議の"長期的衰退"を物語る。
本書はこうした現状に一石を投じ、議論の活性化を目指す。
※本書は2009年11月に東洋経済新報社より刊行された『「改革」はどこへ行った?』を電子書籍化したものです。
Posted by ブクログ 2013年01月04日
【ソーシャルライブラリーから引っ越し中】
ここ半年ぐらい読んだ本の中で一番読み応えがあった。
竹中氏はとても正論を述べていると思う。その正論については好き嫌いはあるだろうが。個人的にはわりと好きである。
経済の専門家であり、国会議員として大臣をつとめただけあって多面的視野でものごとを語っていると思う...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月08日
少しは政経に詳しくなりたいけど全然わからん!みたいな人にこそ読んで欲しい本。
まるで混戦して滅茶苦茶な政界を上から眺めてるような分かりやすさ!
これ一冊読むだけでも時事問題の見るべきポイントがはっきりするから、結果として著者の意見に同調するしないに関わらず、読んで後悔はしないはず。
この150...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年01月06日
◆書評
小泉政権において、いわゆる小泉・竹中改革を主導した著者が、「改革」や「経済成長」の必要性を強く説く。また、小泉政権下で実施された「改革」の客観的 な検証、民主党の政策に対する見解を述べる。そして、「政策後進国」である日本は、他国で当たり前に行っている政策を実行すれば、技術、資本、人材の水準 ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月27日
小泉政権下で郵政民営化担当大臣をしたこともある竹中氏による著作で、特に麻生政権あたりから始まった規制緩和を元に戻すような動きに対して警鐘を鳴らしています。
規制緩和のやり過ぎで格差が広がったのか否かの議論では、どちらが正解なのか私は分かりませんが、竹中氏は規制緩和の程度が中途半端のために現在の状...続きを読む
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