【感想・ネタバレ】竹中式 イノベーション仕事術 「楽には生きられない日本」で闘う12の力のレビュー

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楽には生きられない日本で闘う12の力と副題にありますが
プロデュース力
熱心力
基本力
判断力
情報力
洞察力
結合力
徹底力
切り捨て力
健康力
サポーター力
達観力
を上げられてます。

その中でもやはり基本力が大切やなと思います。
今の日本の学生はあまりに基本を蔑ろにしてます。
読み書き計算の日本語リテラシーは必要なんですよね。
それは嫌でもなんでも義務教育の範囲は極めざるを得ないんですよ。
世界で通用する英語力は中学英語で専門用語以外はカバーできると言われますから。

子供らにはなんで受験勉強が必要なのか聞かれてもちゃんと答えれるようにしたいですね。
うちでは学校の勉強程度の嫌なことで音をあげるような人間じゃ生き馬の目を抜く社会では野垂れ死ぬだけやでってホンマのことを教えてます。

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2017年04月30日

Posted by ブクログ

竹中氏の著書は初読です。

仕事における重要ないくつかの「力」が説明してあります。
ここでは、そのうちの一つである徹底力について記します。

敵を作ることを恐れるな、中途半端は反対勢力に勢いづかせるだけ、やるなら徹底的に。

郵政民営化担当大臣としての苦労があったからこそ出てくる言葉なのだろうと思います。

私のような一会社員でも、何かを変えようとする時、それを面倒臭がる既得権者の抵抗にあうケースがあります。

上記のような徹底力の大切さを改めて感じました。

それ以外にも、基本力、判断力、洞察力等、奇をてらわない基本的な心構えのようなことが記載されており、好感が持てました。

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2013年04月18日

Posted by ブクログ

201207/
意思決定はデジタルである/
そもそも判断というのは「やる」か「やらない」かの2種類しかありません。1か0か。1.5はありません。つまりデジタルなのです。1なのか0なのか、どちらにするのか判断をするときには、いろいろな要素を考えなければなりません。しかし、意思決定というものはデジタルであることを前提にすれば、どこかで何かを切り捨てて、割り切る必要があるのです。/
ここで判断し、結論を出すためにはいろいろな要因を考えなくてはなりません。要するに客観的な条件が整うのを待っていては、結局何もできないのです。何かを判断するときに、「100%の条件がそろうことなど世の中にはない」と思う事がとても重要です。/
小泉さんは「いろいろな人の話を聞きなさい。とくに民間の人の話を聞くのはいいことだ。しかし、そのときは何も言うな。ありがとうございました、勉強になりました。と言って帰ってきなさい」と言ったのです。そして、「すべて自分の腹に落として持ち帰り、ひとりでじっくりと考えてみて、何をやるかを考えなさい」と言いました。/
アダム・スミスは、「道徳的感情論」という有名な本を書いています。簡単に言うとスミスは、人間は勝手な存在なのにどうして世の中の秩序が保たれるのか、に関心を持ちました。たとえば、お金持ちの子どもを誘拐して身代金を要求することはできるのに、多くの人はなぜしないのか・・。スミスは、それは人間が相手の立場に立って考えることができるから、と述べました。つまり、誘拐された子どもの親の立場に立って考える・・・こうした抑止力が人間社会の中では働くのです。/
サックス教授を一躍著名にしたのは冷戦終焉直後、社会主義国のポーランドが民主化したときでした。当時彼は、ワレサ大統領に会い民主化と市場経済化の必要性を強調し、説得したのです。そのとき彼は、民主化・市場化は「一気に徹底的にやらないとダメです」と主張しました。そのことは、サックスの「ショック・セラピー」(ショック療法)として知られるようになりました。何事もそうですが、何かを変えようとするときには、必ず次のような意見が出てきます。「徐々に変わればいいではないか」「一気に変えたら大混乱するぞ」「徐々に変わるのが大人のやり方だ」・・・確かにもっともらしい意見です。しかしサックス教授は、「違う!」と主張したのです。「混乱が起きてもいいから一気に変える必要がある」「ゆっくりやっていると必ず反対勢力が出てきてつぶされてしまう」と主張したのです。その瞬間はあえて敵をたくさんつくっても、徹底してやれと言ったわけです。大きな変更や改革になればなるほど、こうした姿勢は重要に思われます。/
茂木さんによると、脳はあくまで体の一部、なのだそうです。ですから、脳の調子がいいと笑顔になります。逆に、いつも笑っているとそれが脳によい刺激を与え、脳が元気になるのだそうです。ですから「何もなくても口角をあげて笑いなさい」と教えてもらいました。/
合わせ貝に、「正々の旗、堂々の陣」と書いてあったのです。そうか、「正々堂々」というのは、本来こういう言語表現だったのだ、と改めて思いました。正々の旗を揚げろと、つまり、自分は正しいという旗を揚げなさい。そして堂々の陣を組んで戦いなさい、ということです。自分がやっていることは正しい、何も恥じることはない。だから堂々の陣を組んでがんばれ、戦いなさい。もしそれで敗れても、悔いはないではないか、ということです。それで一気に吹っ切れました。これでいいんだ・・・・私はうまくやろうと思って大臣の仕事を引き受けたのではない、結果はどうあろうとがんばってやろうと思い直したのです。/
フランスの哲学者アランの「幸福論」には、次のようなことが書かれています。「成功して満足するのではない、満足していたから成功したんだ」というものです。これは悔いなく生きれば、結果にも満足できるということを表しています。そういう意味でも、がんばれる環境にあることに感謝しようということは、今の日本人日本人にはとても大事なメッセージです。

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2012年07月16日

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楽には生きられない日本で戦う12の力。前著竹中式マトリクス勉強法に続く第二弾。

古今東西の様々な偉人や著名人の生き方を参考にしながら仕事術を12章に分けて解説。

自分は一度読んだら二度とは読まないことが多いが、この本は繰り返し読むのに値すると感じた。
それは様々な参考事例・・・・どういう事をしたらどんな結果になるのか・・・そしてそれから得られる教訓は何なのか?がしっかりと解説され、現実に使える智慧として説明されているからだ。

楽に生きて貧しくなるか、夢や目標に向かってチャレンジし精神的にも物質的にも豊かな生き方をするか?竹中氏はそう問いかけるが、今の日本にはピッタリの内容の本だ。

世の中には成功や幸福を得たい、と思う人は多いと思うが、苦難を乗り越えそれを手にした人は少なからずいる。そういう話を集めて書いてくれた竹中氏に感謝したい。

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2012年06月12日

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竹中さん本は、地に足がついているというか、不断の努力を前提としていてすーっと入ってきます。○○しない○つの方法!みたいな本は極論じみてたりするけど、読み易いです。
サンクコストの話は、経済でも人生でも大切な価値観だと思いました。

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2012年05月14日

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これからのグローバル社会で生きていく上での、ビジネスマンとして持っておくべき心構え。がんばって豊かになる自由もあれば、がんばらないで貧しくなる自由もある。前者を選ぶ人に対してのメッセージ。

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2018年10月08日

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【読書その13】慶応大学教授の竹中平蔵氏の著書。小泉政権時には経済財政諮問会議を切り盛りし、現在は産業競争力会議の民間委員である竹中氏の仕事術。心に残ったのは以下。特に③と⑦が有益。
①日常に満足せず長期的目標を持つ。
②常に基本に立ち返り判断をチェック。
③正しい判断をするための大枠の数字を頭に叩き込む。物事の大小の判断。
④一点から全体をつかむ。洞察力を磨くこと。そのための素地構築のための古典。
⑤戦略の具体化と徹底。
⑥時間を無駄にすることは罪。決めるとは捨てること。
⑦SFC。問題意識をシェアし、フェアな立場で互いをケア。これにより本当に困ったときにも互いを助け合うことができる。これを可能にするのは、物事と真摯に向き合うことにより生まれる信頼関係。
⑧目の前の勝敗ではなく、志を持ち続けて行動すること。

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2013年03月18日

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今後数十年のスパンで、長期的にどう仕事と向き合って行くべきか、ヒントになる本。器用貧乏にならないよう、将来につながる努力をしようと思う。入社数年目の社会人におすすめ。

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2013年03月17日

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ネタバレ

竹中平蔵氏が仕事や人生において闘うにあたって重要と考える点を12のポイントにまとめて著した本。目的関数・連立方程式などにたとえて解説してくれている部分が自分にとってはイメージしやすくわかりやすかった。
・自分自身をプロデュースする「プロデュース力」
・熱い心で思いこめる「熱心力」
・飽きずに原点に立ち返る「基本力」
・相手の目的関数を見抜いたうえの「判断力」
・馬鹿を相手にしない「情報力」
・心に宇宙を描く「洞察力」
・イノベーションを有無「結合力」
・敵ができても恐れない「徹底力」
・多忙が前提「切り捨て力」
・スイッチングを怠らない「健康力とリリース力」
・志のネットワーク「サポーター力」
・人生塞翁が馬「達観力」
①プロデュース力
・身近な目標があるのはすごくいいこと
・システムはいつまでたっても100%にならない。
・日常に満足せず、長期的な目標をもって毎日を送ることが必要。
②熱心力
・仕事が楽しければ人生は極楽、仕事が義務なら人生は地獄
・自分が長期的にやりたいことを明確にし、それとの関連で今の仕事にどんな意味があるかと考えることが重要
③基本力
・基本力の源は繰り返し、日々の蓄積
・基本の知識は常にそれなりに役に立つ。特定の知識はすぐに役に立たなくなる
・常に基本に立ち返って判断をチェックすることの重要性
・back to basics飽きない力に目覚めること。それがぶれない力につながる
・恐れずに繰り返して語ることはその人の強さでもある。
④判断力
・選択することは間違いなく他の何かを捨てること
・判断できる人は小説や劇など様々なことに身を置きながらも綱に考え続けている。
・一瞬の判断力を持てるかどうかは日頃からの問題意識のもち方とイメージトレーニングで決まる
・大枠の数字を語れる人は周囲からの信頼も勝ち取っている。
・大きくとらえた数字をいろんな形でもっているということは判断力、決断力という面ですごく重要
・それぞれの人がもつそれぞれの目的関数を意識することが重要。
・人は驚くほどシンプルに自分の目的関数に従って行動していて、交渉を優位に進める上で不可欠
・人は必ずそれなりの立場を背負って話している。
⑤情報力
・情報源は複合的であることが必要で、そうした情報を提供してくれる人的ネットワークも重要。
・誤った判断の基準しか提示できないような情報源や友人は無視することが重要。
・聞き上手になること
⑥洞察力
・ひとつのことを成すにも常に全体の姿・構図を頭に描くこと、心に宇宙を描くことが必要、多様性を認め、そうした人材とつきあう環境が必要
・物事全体の構図や体系がわかっているかどうかが重要。
・点を聞いて、その背後にある宇宙(全体の姿)を描くこと
・洞察力 全体がどのようなメカニズムで動いていけるかを構想できるかそれが重要
⑦結合力
・新しい組み合わせを実現するために都市の魅力は大きい。
現代は複雑化しており、案件ごとにサービスを組み替える必要がある。情報集約産業である。
⑧徹底力
・自腹をきって退路をたち、何かを徹底すること
⑨切り捨て力
・時間だけは全ての人に平等。
・年齢をいいわけにせず、遅咲きの成功を果たした事例は多々ある。
・次の人生のためにスパッとその道を捨てることができる人。
⑩健康力とリリース力
・アートで心を解き放つこと。
・アートは人間の生命の根源力であり、人は音楽に鼓舞され、すばらしい演劇や絵画に感動し、それが人間の生きる力になる。
・感動がリリース効果をもつ
・何かにこだわりを持つことが自分自身の人生を酢バラすぃ駆使、アートを支える。仕事の緊張と勉強の緊張は違い、リラックス効果を発揮する。

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2013年02月20日

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12の力にまとめてあるので、ひとつひとつが少し浅い感じもしますが、内容はとてもいい本です。仕事術というよりは生き方の本だと思います。

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2012年11月08日

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竹中氏のゼミ員達がうらやましい!!
高校生の時に、慶應で竹中氏が教授としていると知っていたらなぁ。

・10年後の履歴書を作る。日付を入れて、逆算して日々の行動に落とす。
・「どこで働くか」より「誰のもとで働くか」
・日常に満足しないで、何か長期的な目標を持って毎日を送る
(プロジェクトマネジメント⇒100%を目指さず、80%でもいいから実現させることを目的に動く)
・地頭の良さ⇒back to basics=日々の基礎の積み重ね
・最初から否定的な反応をするのは、人から話を聞くときには不利
★達観力 人生「塞翁が馬」と知れ
 自分の人生が結果的にどのようになるか、誰にもわからない。
 人生の目的は「勝つ」ことではなく意欲を持って「挑戦」すること。人生すべて「塞翁が馬」と知れ。

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2012年09月19日

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ネタバレ

B to B(Back to Basic=常に基本に立ち戻り、判断をチェックすること)が大切である。 王道を往くのが良いとのことです。 また、アダム・スミスの「国富論」を読み、シュンペーターは、「イノベーション」の重要性を説いた。 

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2012年08月14日

Posted by ブクログ

イノベーションという言葉は使っていますが、内容は古典的で、小泉純一郎前総理大臣のエピソードが随所に出てきた政策論、経済論についても述べられており、読み物としては面白く読めました。
筆者の掲げる12ポイントはなるほどとは思いますが、頭脳明晰な筆者ならではのものもあり、自己啓発という意味ではいいかもしれませんが実行という意味ではどうでしょうか。
竹中平蔵氏自体はどちらかといえば嫌いではありませんので、わたしは面白く読めましたが、嫌いな人にとっては異論のある内容なのかもしれません。

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2012年07月07日

Posted by ブクログ

「楽には生きられない日本」で闘う12の力というサブタイトルが刺激的である。非常に明快に綴られた内容は、とても参考になったが、とりわけ福原名誉会長の「ハイフンの人になれ」という引用が印象に残った。

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2012年06月24日

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BtoB(Back to Basic)「飽きない力に目覚めよ」
様々なプレーヤーの目的関数を見極め、行動せよ
全体がどのようなメカニズムで動いているか構想し、宇宙を描く
ジェフリーサックスのショック療法
時間が消滅する罪はわれらにあり
志のシェア、フェア、ケア
正々の旗、堂々の陣

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2012年06月03日

Posted by ブクログ

簡単にうまくまとまった自己啓発本.
他所でも書かれていることが多いが,大臣としての実体験談が具体的なエピソードとしてあるので,なるほどと思える.
経済学の歴史に興味を持った.

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2012年05月21日

Posted by ブクログ

竹中平蔵氏の仕事に対する考え方が12のテーマで語られています。エピソードが豊富でとても解りやすくまとまっているため読みやすかったです。
※仕事術と言うよりは「考え方」に焦点があたっていると思います。

個人的に共感したテーマは、
・BackToBasic:常に基本に立ち返って判断をチェックする
・周りの反対を押して、決断実行しなければならない場合もある
とうもので、特に“必ず反対論がでる。敵ができることを覚悟する“とうのは実に竹中氏らしい考え方だと思った。

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2014年05月19日

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ネタバレ

竹中さんは私のいた会社に関係ある方なので、そのエッセンスを吸収したいと思いようと読みました。著者の経験と古典の引用により、下記のようににまとめられています。

 ・自分自身をプロデュースする「プロデュース力」
 ・熱い心で思い込める「熱心力」
 ・飽きずに原点に立ち返る「基本力」
 ・相手の目的関数を見抜いたうえの「判断力」
 ・馬鹿を相手にしない「情報力」
 ・心に宇宙を描く「洞察力」
 ・イノベーションを生む「結合力」
 ・敵ができても恐れない「徹底力」
 ・多忙が前提「切り捨て力」
 ・スイッチングを怠らない「健康力とリリース力」
 ・志のネットワーク「サポーター力」
 ・人生塞翁が馬「達観力」

日本は恵まれている、さぼるな、人の倍やれ、人生いつからでもチャレンジできる、やるなら徹底的にやれということでしょうかwwビジネス書を読むもののやらないからな。何度も読もうと思います。

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2012年10月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

セルフプロデュースの考え方、基本を大事に、情報の取捨選択、物事の捉え方、判断など、どこかのビジネス書で書かれていることを竹中さん的にまとめてある。
「1、プロデュース力」における、単行本は400字詰め原稿用紙300枚で1冊。あから、一日3枚ずつ書けば、100日で一冊の本となる、「7、結合力」でのサンクコストの考え方、「10、健康・・・」の50歳になったときの健康状態を考えるなど参考になる。
「5、情報力」は、結局いい情報を選択できる自分になろう!というメッセージで終わりで、どうしたらなれるのかわからない。
終章の震災のエピソードは本当なのか?ちょうど、ワンピースのナミ編がテレビでやっているのを見ていて、ベルメールさんの最後とかぶったが、ベルメールさんが自分の死と引き換えにナミとノジコを生かしたのと逆に「行かないで」という母を置き去りにした場合、心に消えない傷が残りそうな気がするが。

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2012年08月26日

Posted by ブクログ

お世話になっている人に頂いた本。

こういった類の本は普段あまり読まないけど、

とても整理されていて読みやすかった。

たまに読み返しておくと良い本かも。

今の私にとっては、大枠の数字を頭に入れておく話と、敵を作ることを厭わないこと、馬鹿は相手にするな、という事が心に残った。

多分、その時その時で心に残る言葉が違うんだろうな。

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2012年06月12日

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