あらすじ
プロデュース力 自分で自分をプロデュースする/熱心力 熱い心で「思い込め」、熱い心がなければ人生無意味/基本力 BtoB(Back to Basics)を繰り返せ、「飽きない力」に目覚めよ/判断力 常に目的関数を見抜け/情報力 馬鹿は相手にしなくていい/洞察力 心に宇宙を描け/結合力 組み合わせが力を生む/徹底力 妥協しない力、敵ができても恐れるな。敵ができれば味方もできる/切り捨て力 1日は24時間で人生は短い/健康力とリリース力 人生でスイッチングを怠るな/サポーター力 志のSFCを貫け/達観力 人生「塞翁が馬」と知れ
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Posted by ブクログ
竹中平蔵氏が仕事や人生において闘うにあたって重要と考える点を12のポイントにまとめて著した本。目的関数・連立方程式などにたとえて解説してくれている部分が自分にとってはイメージしやすくわかりやすかった。
・自分自身をプロデュースする「プロデュース力」
・熱い心で思いこめる「熱心力」
・飽きずに原点に立ち返る「基本力」
・相手の目的関数を見抜いたうえの「判断力」
・馬鹿を相手にしない「情報力」
・心に宇宙を描く「洞察力」
・イノベーションを有無「結合力」
・敵ができても恐れない「徹底力」
・多忙が前提「切り捨て力」
・スイッチングを怠らない「健康力とリリース力」
・志のネットワーク「サポーター力」
・人生塞翁が馬「達観力」
①プロデュース力
・身近な目標があるのはすごくいいこと
・システムはいつまでたっても100%にならない。
・日常に満足せず、長期的な目標をもって毎日を送ることが必要。
②熱心力
・仕事が楽しければ人生は極楽、仕事が義務なら人生は地獄
・自分が長期的にやりたいことを明確にし、それとの関連で今の仕事にどんな意味があるかと考えることが重要
③基本力
・基本力の源は繰り返し、日々の蓄積
・基本の知識は常にそれなりに役に立つ。特定の知識はすぐに役に立たなくなる
・常に基本に立ち返って判断をチェックすることの重要性
・back to basics飽きない力に目覚めること。それがぶれない力につながる
・恐れずに繰り返して語ることはその人の強さでもある。
④判断力
・選択することは間違いなく他の何かを捨てること
・判断できる人は小説や劇など様々なことに身を置きながらも綱に考え続けている。
・一瞬の判断力を持てるかどうかは日頃からの問題意識のもち方とイメージトレーニングで決まる
・大枠の数字を語れる人は周囲からの信頼も勝ち取っている。
・大きくとらえた数字をいろんな形でもっているということは判断力、決断力という面ですごく重要
・それぞれの人がもつそれぞれの目的関数を意識することが重要。
・人は驚くほどシンプルに自分の目的関数に従って行動していて、交渉を優位に進める上で不可欠
・人は必ずそれなりの立場を背負って話している。
⑤情報力
・情報源は複合的であることが必要で、そうした情報を提供してくれる人的ネットワークも重要。
・誤った判断の基準しか提示できないような情報源や友人は無視することが重要。
・聞き上手になること
⑥洞察力
・ひとつのことを成すにも常に全体の姿・構図を頭に描くこと、心に宇宙を描くことが必要、多様性を認め、そうした人材とつきあう環境が必要
・物事全体の構図や体系がわかっているかどうかが重要。
・点を聞いて、その背後にある宇宙(全体の姿)を描くこと
・洞察力 全体がどのようなメカニズムで動いていけるかを構想できるかそれが重要
⑦結合力
・新しい組み合わせを実現するために都市の魅力は大きい。
現代は複雑化しており、案件ごとにサービスを組み替える必要がある。情報集約産業である。
⑧徹底力
・自腹をきって退路をたち、何かを徹底すること
⑨切り捨て力
・時間だけは全ての人に平等。
・年齢をいいわけにせず、遅咲きの成功を果たした事例は多々ある。
・次の人生のためにスパッとその道を捨てることができる人。
⑩健康力とリリース力
・アートで心を解き放つこと。
・アートは人間の生命の根源力であり、人は音楽に鼓舞され、すばらしい演劇や絵画に感動し、それが人間の生きる力になる。
・感動がリリース効果をもつ
・何かにこだわりを持つことが自分自身の人生を酢バラすぃ駆使、アートを支える。仕事の緊張と勉強の緊張は違い、リラックス効果を発揮する。
Posted by ブクログ
B to B(Back to Basic=常に基本に立ち戻り、判断をチェックすること)が大切である。 王道を往くのが良いとのことです。 また、アダム・スミスの「国富論」を読み、シュンペーターは、「イノベーション」の重要性を説いた。
Posted by ブクログ
竹中さんは私のいた会社に関係ある方なので、そのエッセンスを吸収したいと思いようと読みました。著者の経験と古典の引用により、下記のようににまとめられています。
・自分自身をプロデュースする「プロデュース力」
・熱い心で思い込める「熱心力」
・飽きずに原点に立ち返る「基本力」
・相手の目的関数を見抜いたうえの「判断力」
・馬鹿を相手にしない「情報力」
・心に宇宙を描く「洞察力」
・イノベーションを生む「結合力」
・敵ができても恐れない「徹底力」
・多忙が前提「切り捨て力」
・スイッチングを怠らない「健康力とリリース力」
・志のネットワーク「サポーター力」
・人生塞翁が馬「達観力」
日本は恵まれている、さぼるな、人の倍やれ、人生いつからでもチャレンジできる、やるなら徹底的にやれということでしょうかwwビジネス書を読むもののやらないからな。何度も読もうと思います。
Posted by ブクログ
セルフプロデュースの考え方、基本を大事に、情報の取捨選択、物事の捉え方、判断など、どこかのビジネス書で書かれていることを竹中さん的にまとめてある。
「1、プロデュース力」における、単行本は400字詰め原稿用紙300枚で1冊。あから、一日3枚ずつ書けば、100日で一冊の本となる、「7、結合力」でのサンクコストの考え方、「10、健康・・・」の50歳になったときの健康状態を考えるなど参考になる。
「5、情報力」は、結局いい情報を選択できる自分になろう!というメッセージで終わりで、どうしたらなれるのかわからない。
終章の震災のエピソードは本当なのか?ちょうど、ワンピースのナミ編がテレビでやっているのを見ていて、ベルメールさんの最後とかぶったが、ベルメールさんが自分の死と引き換えにナミとノジコを生かしたのと逆に「行かないで」という母を置き去りにした場合、心に消えない傷が残りそうな気がするが。