池上彰のレビュー一覧
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読書録「池上彰のそこが知りたい!ロシア」3
著者 池上彰
出版 徳間書店
p67より引用
“ 通常、西側諸国ではジャーナリストに手
をかけると大変なことになるという常識があ
りますが、ロシアではそうした常識がまった
く通用しません。”
目次から抜粋引用
“緊迫!ウクライナ情勢
「北方領土返還」の条件
“スパイ国家”ロシアの闇
ロシアが仕掛ける「新冷戦時代」
ソ連はなぜ崩壊したか?”
ジャーナリストである著者による、大国・
ロシアの歴史と現状を記した一冊。
ウクライナ情勢についてからアジア進出の
野望についてまで、地図や図表などを使いわ
かりやすく書かれています。
上記の引用は、ジャーナリストの不審死に
ついて書かれた項での一節。
何とも恐ろしい話ですね、ペンは剣よりも強
しとは言いますが、ロシアでは自分の身を守
れる人が持ったほうが良さそうですね。
とてつもない大きな野望を秘めている大統
領のようですが、出来れば穏やかにしていて
欲しいものです。
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Posted by ブクログ
教員は誰がどのような方法で採用するのか?教科書はどのように作られ各学校に採用されるのか?通知表はどのようにつけられるのか?PTAとは何か?といった、子供を持つ親として知っておいておかなければならないけれど意外と知らないこれらの疑問を解決してくれる、これまた池上さんの良書でした。面白かったのは、学校教育について随所に出てくる日本とフィンランドとの違いでした。例えば、両国は共にPISA(生徒の学習到達度調査)では常に上位に入る優秀国ではあるけれど、そうなるまでのプロセスに大きく差があるという点です。日本では、学校以外に課外授業(要するに塾)を受けている15歳以上の生徒の割合は75%である一方、フィンランドでは10%強しかいないという事で、確かにどちらの国の子供も優秀なんだけど、優秀になるために掛かる教育費の自己負担額(要するに塾の月謝など)が、日本の方が圧倒的に多いという点でした。どうしてフィンランドでは塾などに行かず学校の勉強だけで子供の学習が満たされるのか?というのは、国や自治体の教育に対する施策やそれに掛ける予算の差ももちろんあるのでしょうけど、それよりは、親が子供の教育にどれだけ熱心で自分達で責任を持って取り組んでいるか、というところにあると僕は思いました。例えば、自分の子供がどれだけ学校の授業に興味を持って真剣に取り組めるかというのは、果たしてクラスの担任の先生の責任なのか、親の責任なのか、ということだったり。池上さんは、クラスの担任の先生が抱える授業以外の雑務(親との面談、子供の問題への対応、クラブ活動の顧問など)が多すぎて一番大切な授業の質の向上に時間を割けなくなっている点を、今の教育の問題のひとつとして指摘していました。また、モンスターペアレントについての記載もありましたね、未だに給食費を払わない親がいるとか。給食についての日本とフィンランドの違いにも言及されていて、フィンランドは給食費は無料だそうです。でも、無料という言葉にただ魅力を感じるのは危険で、フィンランドの給食メニューはと言うと、パンとスープと簡単なおかず一品で毎日代わり映えのしないものだそうです。一方日本はと言うと、5,000円弱の給食費を払うだけで、ナトリウムや糖分や食物繊維やビタミンなど各栄養素の必要摂取量と摂取カロリーが完璧にコントロールされた上に毎日かぶる事のない多彩なメニューの給食が毎日食べられるという、他の国ではまず考えられない夢のような環境があるわけです。まさに食育ですね。こういう事を知らないままにただ給食費について文句だけ言ってしまうとモンスターペアレントと呼ばれてしまう上に先生の雑務を増やしてしまうことになるので、僕も本当に気をつけないといけないなと思いました。他にも、教育について他国との比較データがたくさん載っていましたが、単純に他国の真似をすればいいという訳ではないと書かれていて、僕も大いに賛成でした。結局のところ、子供には自分で考える力を身につけてもらう必要があるし、その為には、そもそもまず子供の教育の責任者である親が自分で学んで考えて主体的に行動する必要があると強く感じました。自分で考えて行動する、この事は、先に読んだ厚切りジェイソンさんの本からも学んだ事でした。
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東工大講義シリーズ第二弾。自信喪失した日本を変えるために、敗戦から甦った「ほんとうの戦後史」を学びたい人へ。
もともと子どもニュースでお父さん役をやってらした頃に見ていた世代です。こんなに活躍されるようになるとは・・・確かに分かりやすいし自分の主張を抑えて事実の説明に徹する姿勢がいいのかなと思います。私にとって戦後は生まれてもいない過去の話で、想像するしかできない時代ですが、知らずにいることは同じ過ちを繰り返しかねない愚者の行為です。こんなことがあったのかと時折新鮮に読みつつ、常に批判的に考える癖を身に着けなければと反省しました。それにしてもこの授業を生で聴けるなんて、東工大生が羨ましすぎる。 -
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すこぶる良書でしたね、さすが池上さんです。
アメリカという国の成り立ちや、アメリカに住む人々の思考の土台にあるものについて、とてもよく理解できる本でした。
池上さんの本はどれもそうですが、情報がとてもよく整理されていて、読み進むにつれて読者の頭の中に浮かんでくる疑問に、「順番に」答えてくれるような構成になっています。
この、疑問に「順番に」答えてくれる、というところがとても重要で、この本一冊に詰まっているとても多くの知識を全て理解できたかのような気持ちにさせてくれます。
自分は、アメリカに移り住んで3年半が経ちましたが、アメリカで仕事や生活をしていると、日本では考えられないような慣習や人々の考え方に遭遇する機会があります。
なぜそういう慣習なのか、なぜそういう考え方をするのか、それを深く理解し納得する為には、相手の国(アメリカ)の文化や歴史や宗教など、そもそもの国の成り立ちを学ぶ必要があるということをこの本から教わりました。
おかげで、この本のタイトルの通り、あぁそうだったのか!と、とても多くのことを納得できました。
2005年発行の本ですが、古いという事は全くありません。
アメリカでのビジネスや生活に少しでも興味のある方にはぜひお薦めしたい本です。 -
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●読むキッカケ
・手塚治虫のブッダを読んで、仏教に興味を持ち、もっと深めるための入り口にしたいと思ったため。
●サマリー
・仏教変遷の流れを捉えることが出来たのが面白かった。
特に、日本の仏教は、インド発祥のものが中国を経て入ってきたというところが面白く、
そこから更に流派が枝分かれしたのだと、流れを理解することが出来た。
・インドの、ブッダの教えをより忠実に守っているのが、
チベット仏教とのこと。
今後詳しく学んでいくのであれば、チベット仏教を学ぶと一旦は良さそうだ。
・仏教は人間かくあるべき、ということを理性的に捉え明らかに使用としているスタンスで、
個人的には好みのスタンスである。
●ネクストアクション
・今後は、チベット仏教、禅、神道、ニヒリズムといった思想を抑えていけると、なかなか楽しそうな気がしている。 -
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2014年12月の消費者物価指数が前年同期で14%上昇。出稼ぎ外国人労働者も堪らず逃げ出すほどの経済状態。にもかかわらずプーチン政権に批判が集まることはない。寧ろ、こんな状態になるのはアメリカの陰謀と、国民からの信用は高まり、国の引き締めに一役買っているような状況。これまでロシア製の製品は質が悪いため海外からの輸入に頼っていたのが、ルーブル安のため買えなくなり、自国のものを買わなければならなくなった。結果として、ロシアの粗悪商品の販売促進を喚起し内需拡大につながっている。原油安に見舞われながらも、ソ連が崩壊した頃は1バレル12ドルだったと、あの時の苦しみ比べればまだまだ大丈夫と、どこ吹く風。貧しくとも、いざとなれば自給自足の生活で忍耐強く我慢できるのがロシア。ロシアの力の源には恐るべきロシアの実像がある。本書は隅の隅まで教えてくれる。
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ニュース解説でお馴染みの池上彰氏による日本国憲法全文を解説した一冊。
日本国憲法全文を氏ならではの超訳解説や条文にまつわるエピソードが紹介されています。
また日本だけでなく、北朝鮮、中国、アメリカの憲法を通じて違いも解説されており、非常に勉強になりました。
集団的自衛権や憲法解釈や改正と話題になった事柄や国会、内閣、司法の三権や基本的人権など学生時代に学習したことについても条文と共に解説されており、理解が深まりました。
ただ、巻末に全文が掲載されているのですが、そこに超訳も載っていれば理解が深まると感じたと共に残念に感じました。
法治国家である日本にてすべての法律の根幹ともなる日本国憲法について理解することで政治や国際情勢について新たな視点ができ、関心が深まると感じた一冊でした。 -
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旦那が会社から出された課題「業務向上意識のためのレポート」として選んだ本です。
まさに旦那にふさわしい本~と思いながら、自分も「あ~こうすればいいわけね」「あ~やってるやってる」とふむふむ読んでいました。
私は中学校に行かず、高校デビューをした人間です。
行けた高校も偏差値37の一般校だけど、不登校児受け入れ校。中学校に行ってなかった分、コミュニケーション能力がありませんでした。
独りよがりで傲慢で、自分の考えをしっかり持ってて、それを相手に押し付けるような人間でした。
自分のレベルも低いくせに、毎日クラスメイトを馬鹿扱いしてました。
何でそんなこともわからない。なんで分かろうと努力しない。
そんなことばっかり胸のうちで思ってました。
自分がわからなかったらわかるまで検索をかけていたので、周りもそういう努力をすべきだ。と考えていました。
その考えがいくら妥当であっても、「聞くことからコミュニケーションが始まる」ということを知らなかった入学当初です。
月日が経つに連れて、どう接すればいいか学んで、今では高校時代の同級生に、噛み砕いて説明するのが当たり前になりました。
旦那と14歳差なこともあり、聞き間違いや、意味の分からない専門用語を使ってきたりと、多々衝突があります。
道路で事故が起こったのか、車と運転手と警察だけだったので、「相手はいないのかな?」と言ったら「ぶんそんじゃない?」と言われました。
文章だったら「物損」って出てきますが、話し言葉で「ぶっそん」と言われても、「ぶっそん?」ってなります。
それをそのまま「ぶっそん?」と言おうものなら、旦那は「物損も知らんとや!」です。
「なんでそんな言い回しするの?電柱か何かにぶつかったんじゃないかな。物損だよ物損って言えばわかりましたけど!!」と言い返しました笑
相手に伝わる話し方は、自分が相手の立場になったら。と考えれば、すんなり出来るものだと思います。
自分で説明してて分かりづらいものは、相手にも分かりづいらい。だったら図式化しようか。
そういう思いやりだと思います。
それでもたまに、そういう意図で言ったんじゃない。ってなります。
その場でそういう意味じゃない。と言い合うので、「あ~ごめんごめん。そう言ってよ」と今は順調?です笑 -
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ネタバレ難しい専門用語を並べ立てて説明するのではなく、まずはもっと基本的な部分を掘り下げて1から説明していく、といった、とても入門者に優しい一冊。こういう本がもっとあればいいのに。
・BRICs…ゴールドマン・サックスが2003年秋に出した投資家向けレポートで、当時経済成長が著しかったブラジル、ロシア、インド、中国の頭文字。いずれも世界で上位に来る人口大国。
・G20…プラザ合意以降、世界の金融・経済問題についてはG7(アメリカ、日本、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ)かロシアを加えたG8が中心だったが、今はG20が主体。中国、インド、ブラジル、アルゼンチン、オーストラリア、メキシコ、インドネシア、サウジアラビア、南アフリカ、韓国、トルコ、EUが団体として参加。
・グリーンニューディール…オバマ大統領の登場で環境問題に世界的潮流が生まれた。エコカー、太陽光発電、ハイブリット車の開発、風力、原子力の活用…など。大不況からの脱出と地球環境問題の解決の一石二鳥を狙ったもの。
・ワークライフバランス…生活と仕事の調和のこと。子育てや趣味など私生活と仕事の双方にバランス良く取り組む働き方を目指す考え方。
・ウイキリークス…世界の誰もがウィキのソフトを使って秘密情報をリークできるウエブサイトという意味。
・レアメタル…希少な金属。鉄や銅など世界各国に大量に存在するものに比べ、量が少ないのでこう呼ばれる。PCや携帯電話、デジカメ、液晶テレビなどハイテク製品に使われる。効果は「隠し味」。鉄にレアメタルを入れることで強度が増したり、熱に強くなったり錆びにくくなったりする。
鉄鍋やフライパンは手入れが大変だが、レアメタルを加味することで、錆びない鍋の出来上がり。それがステンレス。(レアアースもレアメタルのひとつ)
・レアアースは中国が安い、環境汚染御構い無しで放射性物質垂れ流しの状態で発掘するのでコストが安く済む。
・日本は石油はほとんど輸入に頼っている。ガソリン価格が安かった2009年1月の原油価格は1バレルが約43ドル。バレルとは樽のこと。1バレル159リットル。かつてアメリカの油田で石油を樽に入れて運んでいたことから。
・TPP(環太平洋パートナーシップ)…野田総理が2011年に参加表明。太平洋に面する国々が一斉に関税をなくし、自由な貿易を活発にして、互いに豊かになっていこうという協定。
・OECDは世界の子供たちの学力調査を3年ごとに実施。それがPISA。各国の15歳の生徒の学力レベルを比較。日本は優秀。塾に通う子が多いから。フィンランドは公的教育のみ。
・トリクルダウン理論(したたり落ち理論)…金持ちの消費によって景気が良くなり、広く一般も恩恵を受けるという考え方。 -
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現代の経済について様々な問題提起についてかかれた一冊。
ミクロ経済について政府の政策や企業の戦略、雇用などの社会のシステムについて経済学の観点から著者の考えに基づいて書かれていました。
自分の身の回りのことや社会で起きていることについて経済学の観点からの考え方が本書で身に付きました。
ニュースなどで議論されていることも経済学の観点から考えると納得できる部分も多く、非常に勉強になりました。
スタンフォードの学生に向けたものなので、話題がアメリカのものが中心となっていますが、絶対的な答えはなく、最適解となるべきものを追求しているのが経済の本質ではないかと感じました。
そして、今具体的に起きている事象について自分なりの最適解を見つけるための知識を得れる一冊だと感じました。 -
Posted by ブクログ
スタンフォードで経済学の講義を行う著者のマクロ経済に関する講義をまとめた一冊。
経済成長や政府が行う財政政策、各国の中央銀行が行う金融政策や為替や貿易など国家単位での様々な経済についての知識が本書で身に付きました。
本書で基本的や知識が身に付いたほか、どんな政策をとってもいい面もあれば、悪い面もあるということ、またアメリカでの話が中心となっているので日本とはまた経済の視点が違うことに面白さも感じました。
経済はインフレやデフレ、総需要や総供給、新古典派やケインズ派、保守派やリベラル派など相反する事象や思想のバランスをとるシーソーゲームのような一面があると感じ、政府や企業や金融機関や消費者といった様々な人達の思惑から形成されているのが今の経済状況でそこからバブルや金融危機が生み出されているということを本書を読んで理解できました。
本書を読んで長期的な視点と短期的な視点の両面からみて、今はどのような方向性に動いているのか考えることができる経済政策についての理解力がついた一冊でした。 -
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プーチンおそロシアの再来を彷彿とさせる。今後の日ロ関係について考えるにはまず相手国家のことを知らなさすぎた。なぜかおそロシアについては興味もなく、思い出すことも少ないのだが、地理上では札幌とウラジオストクがほぼ同じ緯度に位置していると知り改めてどうしてこの国の文化や価値観が近しいものがあったのかわかる気がした。余談だが私がそもそも読書にのめり込んだのはドストエフスキーだったが、アメリカの文学に比べてすごく人間心理や本質をついている価値観だった。プーチンの動向が気になるところだが親日派な部分も見られるし話しあいで仲よく出来たらいいんだが。彼は帝政ロシア時代の郷愁に酔っているのかな。人間的に仲よくする気なんてさらさらないんだろうな。一時期は日本企業は中国に多くの工場を作ってきたがこれからはロシアでも極東に外国企業が入りやすい経済特区が指定されていく流れになりそうだ。そうなれば日本企業には税金の軽減対策上のメリットがあり、海外に進出したくなる企業も溢れるだろう。ロシアも経済特区で海外の資産を呼びこんで極東を活性化させたい狙いがあるとのこと。日本においての大きなビジネスチャンスとなることになる。極東からどれだけ安く天然ガス資源を持ってくるかがカギとなるが、ロシアに対する経済制裁があるからなかなか交渉は高度になりそうだ。その前に北方領土問題の解決も問題になっている。産油国でもない日本が原油の値段が下がってきたからと言って喜んでばかりもいられない。解決には長い交渉がかかりそうだ。