澁澤龍彦のレビュー一覧
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『快楽主義の哲学』という一見過激なタイトルですが、卑近な表現に換言すれば、自己達成のために行動してきましょうよ、という内容で、非道徳的な内容であったり社会的頽廃を推し進めようとしたりするものではありません。
マスコミや余暇産業によって提供される規格化されたムードを無批判に享受したり、きびしい現実に適応するために本能的欲求を抑制し苦痛を回避するという消極的な幸福に甘んじたりすることは、一見すれば従順、真面目というふうに他者の目には映るでしょうが、その実は牙を抜かれて無気力で、認識を捻じ曲げて自己の欲求をごまかすようなことに他ならないということです。
ごまかしのための認識に陥るのではなく、無目 -
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序文の「奴隷状態の幸福」が気になって読んでみる。ただのドMの話かと思ったら違ってました。とは言っても超弩級Sと超弩級Mが絡むとんでもない話ではあるのですが・・・傷つけたり傷つけられたりすることが快感に繋がるという単純なことではなかった。責めてるほうはただただ相手の一切の自由を奪って自分のために奉仕させるのが楽しい。自由を奪われた方は痛みを喜ぶわけではなくとてつもなく苦しむのだけど、抵抗も許されなく奉仕する状態を抜け出すわけではなく、耐えている自分は相手のことを本当に愛しているのだとか誇りにすら思い始める。異星人並みに理解不能と思うけれど、19世紀に実際にあったバルバドス犯行がこの心理状況を表し
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ネタバレ分類が難しい笑、読みました。手帖シリーズは初めて。
読んでいて、どこまで"本当"なのかという考えはずっと付きまとっていて、全てと言わないまでも、いたるところで澁澤にからかわれているんじゃないかなという気持でした笑。
読んだのはこの表紙ではなく、バフォメットが表紙の版です。(あとがきでまたもや三島を紹介しています。「いまは亡き三島由紀夫氏はこれを「殺し屋的ダンディズムの本」と嘆賞したものであった」)
「カバラ的宇宙」内のZodiac signs の成り立ちとか…笑
「夜行妖鬼編」
…人間の女と交わる男性夢魔は、男が睡眠中に洩らした精液を取って使うと考えられているので、生ま -
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ネタバレ姉のジュリエットは悪徳に溺れ、妹のジュスティーヌは美徳を貫くという物語。
この本は妹のジュスティーヌの物語部分だけで最初に書かれた中編を翻訳したものらしい。
実は先に姉のジュリエットの物語『悪徳の栄え』を少しだけ読んだ後に、妹の『美徳の不幸』に変えた。というのも『悪徳の栄え』を先に手にしていたけど読み切る前に『美徳の不幸』を買ったので、そちらをやはり先に読もうという気になったから。
美徳を貫くとは……一体何?と思ったけど、処女を守る事と『困った人を助けようとすること』のようだった。
処女については男どもがキモイ……としか感想はない。
困った人を助けるについては、知恵と経験ががなさすぎる… -
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澁澤龍彦展が、彼が幼少期を過ごした埼玉県の文学館(桶川市)でやっていたので(2023年秋)、見に行きがてら本棚から引き出してカバンに突っ込み電車で読む。
読みどころは、サド裁判の顛末についての回顧調ではないリアルタイムの文章と、タイムリー!!!な「大阪万博への嫌悪」と、三島との最後の日々。
これは60年代後半から70年代初頭あたりに書かれたエッセイをまとめたもので、空中庭園、ユートピアや幻想文学、バタイユなどファンおなじみのモチーフが登場。ボルヘスとの親和性への言及も見受けられて良い。あとがきにあるが、それらのモチーフへの興味はこのあと薄まるので、後年の著作より熱がこもって、やや難解な書き -
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読売文学賞を受賞した澁澤龍彦の遺作。
平城帝を父に持ち、空海の十大弟子のひとりである高丘親王を主人公にした伝奇幻想冒険小説。老齢で入唐し、貞観七(865)年正月、唐の広州から海路天竺へ向い、消息を絶ったという史実をベースに、恐ろしい想像力で占城、真臘、魔海を経て天竺へ向かう顛末が描かれます。
鳥の下半身をした女、良い夢を食すると芳香を放つ糞をたれる獏、塔ほど高い蟻塚、万病を治す薬になるという蜜人、陰茎に鈴を付けさせられる犬頭人の国など、描かれるのは「ガリバー旅行記」すら凌駕する幻想の世界。しかも、その過半数が夢の世界という論理を超えた不思議な小説。
高丘親王を始め、登場人物が魅力的。秋丸 -
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1965年に発刊された単行本の文庫版。1996年にやっと文庫化されたというのは、この本が当時の日本に与えた衝撃がかなり大きかったということなのかな?こんなの読んじゃいけません!みたいな、保守的な偉い人とか知識人たちもたくさんいただろうなぁと想像する。本文中に、こんな箇所がある。
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p.47
個人的な快楽はすべて軽蔑すべきものであり、不健全なものだ、と頭からきめこんでいる人たちがいます。「きのうは映画、きょうはボーリング。」などというと、不愉快そうな顔をし、「昨夜はおばあさんのお通夜に行ってきました。」などというと、いかにも満足そうな顔をする人たちがいます。
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そういう人た -
無料版購入済み
(⊃•̀ω•́)⊃✎⁾⁾
澁澤龍彦はちゃんと丁寧な変態。
画的に気になり開いた作品。
内容が気になり読んだ作品。
多分にきちんとした運び方で良。
(ミ\ ヽ)ヘ、
(\ヾヘヽ ))ノ)
ヾ ヾ )) _ノノ 彳
彳ミ // γノ゙ 彡
彡ミ (( ⊂⊃ノノヾ_彡
゙彡 `( ˘ω˘ )`ー゙
ヾJツ/っ📖O
しーJ
いやはやおもしろいこれまた✧