澁澤龍彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
突然ですが、再々再々……、読。この河出文庫版1966年澁澤龍彦の「あとがき」にも納得。あとがきには、ポーリーヌ・レアージュは匿名女流作家で、実はジャン・ポーランのアナグラムか、あるいは女流作家ドミニック・オーリーとの合作か、とも。今さらほんとうに間の抜けたことを重ねますが、私は出逢った最初から、ここに「生物としての性別・女」を感じないではいられなかったのだ、と、あらためて。つまり、2002年「ユリイカ」に再録された鼎談(澁澤龍彦没後10年だから、実際は1998年?)に於て、矢川澄子自身が「『O嬢』は先ず自分が全文下訳した」といった発言をしているのを、私は漠然と見逃していたのだ、ということ(この
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Posted by ブクログ
前書き(という名の、刊行が遅れた言い訳/笑)によると澁澤龍彦がこの著作を物したのは30歳そこそこだったとのこと。昔の人は早熟だ。澁澤氏については人以上だったんだろうけど。そこらへんは『ユリイカ』の澁澤龍彦特集など読むと明らかになって面白いのだが、ここでは余談。
『悪魔』の『中世』。『悪魔』というと、現代はキリスト教以外の悪魔的なものが日常普通に跋扈していて、かえってインターナショナル…いや、この用語も古いか、グローバルな悪魔像が馴染みのものとなっても良いと思うのだが、下手にビジュアル化されることが多くてかえって人の(もっと言うと若年層の)想像力が退化していて、もっぱらキリストに対するアンチキリ