あらすじ
石、多面体、螺旋、卵、紋章や時計に怪物…「入れ子」さながら、凝縮されたオブジェの中に現実とは異なるもうひとつの世界を見出そうとする試み。さまざまなイメージ、多彩なエピソードを喚起しつつ、人類の結晶志向の系譜をたどるエッセイ集。著者の1970年代以降の、新しい出発点にもなったイメージの博物誌。
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Posted by ブクログ
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石、螺旋、卵、紋章、時計、庭園――凝縮されたもうひとつの世界を宿す小宇宙をテーマに幾多の書物を渉猟し、さまざまなエピソードや原型をはらんで展開する多様なイメージの彼方に、人類の結晶志向の系譜をたどるイメージの博物誌。著者のエッセースタイルが確立された『夢の宇宙誌』のモチーフを継承し発展させた本書は、その後の著作活動の展開を告知するメルクマールである。
Posted by ブクログ
高校時代からがつがつ集めている澁澤コレの1冊。読みやすい上に分かりやすい部類に入ると思われます。これと「少女コレクション序説」「夢の宇宙誌」は俺的に欠かせない作品。