あらすじ
幼い頃に、父帝の寵姫であった藤原薬子より、寝物語で天竺の話を聞かされていた皇子・高丘親王は、長年、彼の地への憧憬を抱き続けていた。
それから数十年、成長した彼は夢を実現するために、エクゾティシズムに満ちた怪奇と幻想の旅に出立したのだった。
幻想文学史上に屹立する巨峰を、果敢なる漫画家が端正で妖しく描き尽くす。渾身のコミカライズ。
●近藤ようこ ビームコミックス好評既刊●
『蟇の血』(原作:田中貢太郎)『死者の書』上・下巻(原作:折口信夫)『五色の舟』(原作:津原泰水)
『帰る場所』『水の蛇』『月影の御母』『美しの首』『猫の草子』『説経 小栗判官』『宝の嫁』『女神たちと』(共著:河井克夫他)
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
眞如親王のみこが、なんぞエクゾティックなものにせせられて、とりあへず天竺ぅ、ですかねぇヘ行く。
彼に影響を與へた薬子がいい感じ。
動物さんがいい感じ。
(⊃•̀ω•́)⊃✎⁾⁾
澁澤龍彦はちゃんと丁寧な変態。
画的に気になり開いた作品。
内容が気になり読んだ作品。
多分にきちんとした運び方で良。
(ミ\ ヽ)ヘ、
(\ヾヘヽ ))ノ)
ヾ ヾ )) _ノノ 彳
彳ミ // γノ゙ 彡
彡ミ (( ⊂⊃ノノヾ_彡
゙彡 `( ˘ω˘ )`ー゙
ヾJツ/っ📖O
しーJ
いやはやおもしろいこれまた✧
Posted by ブクログ
原作を読んでいないので、漫画の感想というべきか、原作の感想というべきか分からないが、面白いです。
高丘親王の人物像も、飄々としていいのだが、薬子がよい。薬子の変の印象で、悪女っぽいイメージだが、この薬子のエロいと同時に現世離れした感じが良い(高丘親王の夢フィルターではあるが)。
Posted by ブクログ
・素晴らしいコミカライズになる。
・薬子のエロス。
・みこの顔……特に目元……セルジュ・ゲンズブールに通じる目の下のクマ……知的放縦は性の手練れと似ているのだ。
・すかーんと抜けのよい風景描写。
Posted by ブクログ
学生の頃、澁澤龍彦本をレポートの素材にしたことが何度かあり、ある程度は読み込んだ。その頃を思い出して、とても懐かしい気持ちになる。特にこの高丘親王航海記は最後の作品であり、特にグロ美しさで目立つものがあり印象に残っている。今回、コミカライズドにはドキドキしていた。個人的に持っているイメージと全く同じとは言いがたいが、かなり近しい感じでギャップストレスが少なく、楽しく読めた。
1巻は親王における薬子の影響や歴史的な背景をさくっと説明。そして旅路、カンボジアまで。
Posted by ブクログ
竹橋の近美で、民芸の100年展を見ました。
「垢取り」何かにも美を見いだした。とあり
上から目線だなぁ~と思っていたら、
奴隷が、「淦汲みでも 何でもできる…」と
人生初めての言葉を、1日で2回遭遇するとは!
縁を感じてしまいました。
Posted by ブクログ
原作は未読なので
この独特の世界観が原作者の味どうか
ちょっとわからないけれど
絵柄になじむ気がします。
67歳!で天竺への旅を始めた
高丘親王と弟子たちの道中記の体裁。
仏の道を求めて異国へ分け入っていく
…のですが、いろいろエロティック。
途中で旅に加わる秋丸や
ふたりの弟子たちがなんだかいい感じ。