今野敏のレビュー一覧

  • 触発 警視庁捜査一課・碓氷弘一3

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    東京で爆弾テロが発生。

    そのとき民衆は、そして国はどう動くのか?

    結構リアリティーのある小説でした。

    犯人の心境も、それを追う国の各機関の対応もなかなかよく考えられているように思います。

    そんな中でなぜ社会学者の話が所々に出てくるのかと、疑問を感じていましたが、その謎が結末で明かされる。

    かなり意外な感じを受けました。

    そこそこリアルな場面描写が続く中、私の知識の範疇では、結末前の1シーンだけが、作者ミスったなと、思われるものでした。

    通常 電気回路は、電気が流れるか切れるかの二つしかないのですが、時限爆弾の処理で、ケーブルの両端を同時に切断しないといけないという部分は、なぜ両端を同時にという疑問を投げかけ、ミスったのではと、読んだ後も思ってしまう部分です。

    ケーブルのひとつを切るのと両端を切ることの違いをイメージできない!!

    この表現を別のものに変えれば、最後までリアルだったのに・・・

    なんてことを勝手に思ってしまったのは、私だけでしょうか?

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    2012年09月24日
  • 鬼龍

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    鬼龍光一シリーズの原点となる作品。正直、荒削りで、鬼龍光一シリーズに見られた警察小説と伝奇小説の融合もなく、物足りない感は拭えなかったが、この作品が原点にあったればこその後のシリーズだと思えば、まぁいいか。鬼道衆や亡者祓いの設定を本作でしっかりと理解するのもいいのかも。これを機に、シリーズの続編を書いて頂きたいものです。もちろん、浩一ではなく、光一のほうで。

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    2012年09月23日
  • 奏者水滸伝 北の最終決戦

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    シリーズ完結編。四人は北海道ツアーに出たが・・・
    原発問題が、わかりやすく絡めてあったりでいいんだけど、やっぱりコレで終わりって言うのは、突然すぎやしないか。

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    2012年09月19日
  • 奏者水滸伝 追跡者の標的

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    シリーズ第六弾。ロスから中国武術の達人、陳翔がやって来て・・・
    これも、ふつうにおもしろいし、今までハズレ無し。だけど、シリーズ通しての話が進展して無い様な。あと一冊で、ちゃんと終われんのかぁ。

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    2012年09月19日
  • 特殊防諜班 組織報復

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    爆破事件の影にある国際テロ。

    超法規的な存在である元自衛官のちょっと間抜けで頼りない活躍を描いた作品。

    結構スキです。

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    2012年09月17日
  • 奏者水滸伝 四人、海を渡る

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    シリーズ第五弾。ジャズフェス参加の為に渡米した四人だったが・・・
    ワンパターンだけど、これでいいのだ。

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    2012年09月16日
  • 奏者水滸伝 白の暗殺教団

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    シリーズ第四弾。遠田流の茶会に三姉妹の暗殺者が・・・
    敵が段々強くなってきたな。
    もったいないから、次からは、ちょっとずつ読もうっと。

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    2012年09月08日
  • 武道のリアル

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     明治維新以降、開国とともに西洋から「スポーツ」の概念が輸入され、伝統的な剣術や柔術はどのような影響を受けたか。さらに近代化、戦争、敗戦、高度成長によってどのように変容したか―――それらの問題を、格闘マニアの演出家と小説家が対談形式で説いていく。
     かなりマニアックなテーマだが、雑談と脱線をちりばめた理論展開で、退屈や堅苦しさは感じない。裏を返せば、どうでもいい話も少なくはない。
     個人的に、スポーツの勝ち負けにこだわりがちな部分が子供の頃からどうしても馴染めなかったのだが、この本を読んで少し納得がいった。

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    2012年09月02日
  • 奏者水滸伝 小さな逃亡者

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    シリーズ第二弾。
    ドラマーの比嘉は、殺し屋に追われる金髪の少女を助けたが・・・
    旧作の焼き直しってことで、そんなに期待してなかったんだけれど、意外とハマりそう。演奏シーンも良いしね。

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    2012年08月29日
  • 奏者水滸伝 北の最終決戦

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    今までとは毛色の違う作品で、新人類委員会は出てこない。この巻は原発の問題をテーマにしていて、今読むには適している。
    恐らくこの巻があるから再発刊したんじゃないかな。話としてはそんなに引き込まれないが、最終巻だから読まないと。

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    2012年08月05日
  • 夕暴雨 東京湾臨海署安積班

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    まさか特車二課がそのままパトレイバーだとは思わなかった。
    当人たち直接の登場がなかったのが残念だったけど、ストーリーへの噛ませ方に作者の腕とパトレイバーへの配慮を感じて良い。

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    2012年07月25日
  • 陽炎 東京湾臨海署安積班

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    ST青山君が一瞬出たりする短編集。

    短編すぎてちょっと物足りない感じはありましたが、簡単に読めました。しかし、最近刑事ものを読んでいるからか、先が結構読めてしまったので、かなり読んでいる人にはちょっと物足りないかも。

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    2012年07月24日
  • 憑物 祓師・鬼龍光一

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    1作目、未読で、これ読んじゃいました。
    テーマ的には嫌いじゃないです。
    読みやすいですし。

    ただ、1作目未読につき、よくわかりませんが、
    背景がよくわからない・・・


    そして、やたらでてくるエロ描写はあまり必要ないですねww

    順序が逆ですが、次は1作目を探して読みます。

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    2012年07月21日
  • 奏者水滸伝 阿羅漢集結

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    シリーズ第一弾。4人のジャズ奏者が集結するまで。
    STとかのパターンと一緒で、これから一人ずつを取り上げていくらしい。
    まあ、いつもの安定感って感じ。

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    2012年07月20日
  • 白夜街道【新カバー版】

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    「燭光の街」の続編、またまた元KGBの殺し屋と公安部の倉島捜査官が絡むノンストップアクション!殺し屋ヴィクトルの行動と倉島警部補の追跡劇が同時並行的に描かれ、誰が敵で、誰が味方か、スリリング満点で、読み出したら止まらない。

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    2012年07月19日
  • アキハバラ 警視庁捜査一課・碓氷弘一1

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    ネタバレ

    カテゴリとしては碓氷刑事シリーズ。
    ですが、大活躍を期待するとけっこうな肩透かしを食らいます(爆)。

    簡単に言うとボタンの掛け違いから起こったパニックもの。
    とはいえ単に機嫌が悪いからって、気にくわない奴に万引の嫌疑をかけたり
    自分の命令に従わなかったからといって、無駄に追い掛け回したり
    見た目がオタクだからといって、否定してるのにストーカー呼ばわりを辞めなかったり
    揃いも揃って自分勝手な奴ばっかりで前半は正直ちょっとうんざり(爆)。
    爆弾騒ぎ後の銃撃戦辺りからそれぞれに少しずつ変化が現れるんだけど
    キャラによってはその改心の仕方が若干不自然な感じが拭えなかったかな。
    あそこで心を入れ替えないと話が動かないってのは判るんだけど。
    最初から最後までかっこよかったのは源さんとハッカーのシンだけ(笑)。
    碓氷さんはどっちかというと『エチュード』の方の印象に近かったです。
    『触発』の話もちょっと出てきましたが。

    碓氷さん登場後、事件が収束に向かうまでの後半部分は
    スピード感たっぷりで一気に読めました。
    これはねぇだろ、と盛大に突っ込みながら読むのが楽しいと思います(笑)。

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    2012年07月07日
  • レッド(新装版)

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    まるでコッミクスをよんでいるかのように、あっという間に読み終えた。警察・自衛隊出身(今も所属?)の2人の主人公と新聞記者の現代版活劇アクション小説とでもいえばよいのか、面白かった。なかでも放射能関係の話は今ではサスペンスだとかSFだとかいえない。

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    2012年06月16日
  • 獅子神の密命

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    ちょっと古い今野敏の特徴である伝奇的な分野と音楽を組み合わせたアクションSFですが単純に楽しめました。

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    2012年06月12日
  • 夕暴雨 東京湾臨海署安積班

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    湾岸署が拡大しても、安積班は、淡々と、それぞれの役割を全うした。重機は、最後まで、よく分からず。あとがきを読んでもパトレイバーは不明。とりあえず、このシリーズは安心できる。

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    2012年06月09日
  • 義珍の拳(琉球空手シリーズ)

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    沖縄に行くことになったので、気分を盛り上げるため読んでみる。

    沖縄といえば「空手」!?。現代「空手」の開祖 船越義珍の伝記小説。

    やっぱり、大衆に広める=スポーツ化=薄れていく本質、は避けられないのか。悩む義珍の姿が痛々しい。柔道の創始者 加納治五郎もそのように悩んだのだろうが、作者が違えれば表現は違ってくる。押井 守監督の解説によれば、今野 敏は「作家が空手をやっているのではなく、空手家が小説を書いているのだ」とのこと。一流派まで興しているのだそうな。そのあたりの、武道としての捉え方の違いが、夢枕 獏の描く武道小説との感触の違いになるのだろうか。

    きっと中国拳法でも同じ問題が起こっているに違いないのですが、誰か書いてくれないかな。

    読むと古武術に直接触れてみたくなる。

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    2012年05月27日