本橋信宏のレビュー一覧

  • 上野アンダーグラウンド(新潮文庫)

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    もう初版からだいぶ経ったので変わっていることは多いが(コロナ禍、インバウンド、パチンコ不況など)、上野の独特な様子は伝わってくる。後書きで補足もされている。恩賜公園やアメ横だけでなく、キムチ横丁やジュエリー街の歴史を紐解いてくれるのでありがたい。ポートレートが掲載されていることもあり、不忍池の写真家のエピソードは興味深く読んだ。

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    2024年06月11日
  • 上野アンダーグラウンド(新潮文庫)

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     茨城が実家だった自分にとって、東京に行くといったら上野駅。今でこそ常磐線も上野東京ラインにより東京駅まで直通運転されるようになったが、それまでは上野駅と言えば正に東京の玄関口、東京のどこに行くにせよ、出発地は上野駅だった。最近の上野駅はだいぶきれいになったが、昭和の末の頃は、本書でも言及されている戦災孤児たちの仮の宿となっていた地下道はまだ薄暗く(74頁)、大勢のホームレスが壁に凭れて座っていた記憶が残っている。また、就職して間もなく、1年という短い期間ではあったが上野に勤めていたこともある。そんな所縁もある上野を取り上げているということで、本書を手に取った。

     上野駅中央改札の真上に「馬

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    2024年04月02日
  • 上野アンダーグラウンド(新潮文庫)

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    本橋信宏『上野アンダーグラウンド』新潮文庫。

    様々な路線が集まる上野。かつては北からの玄関口と言われた上野にスポットを当てたディープ・ルポルタージュ。上野の歴史、風俗店や男色の実態、江戸川乱歩や三島由紀夫などの文豪と上野の関わり、アメ横、外国人、上野を舞台にした事件などまさにディープなルポルタージュになっている。

    大東京と言うだけでディープなイメージがあるが、上野近辺はさらにディープでカオスなイメージがある。上野公園や上野駅周辺で初めて浮浪者の姿を見た時には驚いた。自分が長年住む東北地方には浮浪者は居ない。たまに変わり者の浮浪者を見掛けるが、東北で寒い冬を過ごすには無理があるようだ。

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    2024年03月30日
  • 全裸監督 村西とおる伝

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    現実世界は良くないけど、ナイスですねw

    ってな事で、本橋信宏の『全裸監督 村西とおる伝』 これブチ面白い♪⁡

    700Pオーバーじゃけど、ズリズリ読めるw
    【AVの帝王】
    【ビニ本・裏本の帝王】
    【前科七犯、借金五十億】
    等々数々の異名を持つ鬼才村西とおるの半生記。

    現在のAVが有るのは村西とおる監督のお陰なんだと思い知らされました。

    顔面シャワー、駅弁、なども村西監督の生み出した作品なのであるw

    ビニ本・裏本で荒稼ぎし、ビデオデッキが普及すると自らカメラを担いで監督、男優、企画、販売と365日休まず激走していたが、バブルが弾け資金ぶりに陰りがでてきて気付けば借金50億円まで膨れあ

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    2024年02月12日
  • 僕とジャニーズ

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    ネタバレ

    松下公次。元フォーリーブス。著作『光GENJIへ』のゴーストライターがその生涯を振り返る。…1949年和歌山県田辺市生まれ。貧しく育ち、中卒で集団就職。都会を目指しスカウトされる。合宿と呼ばれる”結婚”生活。デビュー。人気絶頂を博するが、やがて解散。覚醒剤に手を染める。執行猶予後、何度か復帰するが続かない。結婚と離婚。明るくない後半生。ジャニー氏、メリー氏への感謝の遺言で閉められる人生に”あのこと”はどの程度の影を落としたのだろう。もっと早く注目されれば、避けられたはずの被害の拡大。ご冥福をお祈りしたい。

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    2023年12月13日
  • 出禁の男 テリー伊藤伝

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    やっぱり文章だけだと熱量が伝わらないので、ここはひとつNETFLIXに映像化してもらわないと。その際は当時のテレビ画像をふんだんに使ってね。
    ただノスタルジーは少なめで。

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    2021年10月17日
  • ベストセラー伝説(新潮新書)

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    いわゆる、通常の書籍のベストセラーに焦点を当てた本だと思っていたのですが、少年漫画雑誌や週刊誌なども取り上げられており、ある意味、雑多なベストセラーを、よく言えば幅広くベストセラーを取り上げた本です。
    著者と編集者の好みによって、このような本ができ上がったのだと思います。

    戦後から昭和を通じて、紙媒体は、情報発信において、非常に力を持っていたことを改めて感じました。
    平成、そして21世紀になり、インターネットが発達し、動画サービスやSNSなどが出てくるわけですが、その位置を、紙媒体が占めていた時代の話として、自分は、この本の内容を受け止めました。

    ただ、時代は令和になり、インターネットがこ

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    2021年08月22日
  • ベストセラー伝説(新潮新書)

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    ある世代の人にとっては「ノストラダムスの
    大予言」と聞けば、「ああ、あの本ね。結局
    1999年に世界は滅びなかったなあ」と言う
    感想が最初に出るかもしれないですね。

    あの本はシリーズでは何と600万部も売れた
    とか。
    今では考えられない数字です。

    他にもこの本では、平凡パンチや週間プレイ
    ボーイなども100万部の発行部数を誇って
    いたことに触れています。

    1960年から70年代にかけて、雑誌や書籍は
    熱かったのです。

    その熱源に迫る一冊です。

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    2020年10月12日
  • ベストセラー伝説(新潮新書)

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    少しだけ前の世代の内容であったが、少しずつズレながら記憶に残っている。リアルタイムだったのは、『試験に出る英単語』。途中までいって、また最初からやり直して、その繰り返しをしたおかげで、40年経った今でも、先頭の単語がintellectだった記憶が残る。

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    2020年05月04日
  • AV時代 村西とおるとその時代

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    『裏本時代』(幻冬舎アウトロー文庫)の続編です。

    「裏本の帝王」に登りつめるもたちまち頂点から転がり落ちた新英出版の会長は、「村西とおる」という名前でAV業界に参入し、衰えることのないエネルギッシュな行動力によって今度は「AVの帝王」として返り咲くも、なにかに取りつかれたかのような強引な拡大路線が祟り、またしても転落への道を進んでいきます。

    前著につづいて、時代の証言という意味で興味深い内容でした。黒木香や松坂季実子、樹まり子といった往年のAV女優たちの横顔もえがかれており、当時を知る読者にとってはおもしろいのではないかと思います。また、サブカルチャー史に関心のある読者にとっても興味深いの

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    2020年04月01日
  • 裏本時代

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    立花隆と竹中労にあこがれライターの道に進んだ左翼青年の著者は、『噂の眞相』に記事を執筆していた先輩ライターにみちびかれて、当時裏本の世界で「帝王」にのし上がった「新英出版」の会長・草野博美、のちのAV監督村西とおるに出会います。その人物の熱量が著者を動かし、新英出版が出資して刊行されたサブカル雑誌『スクランブル』の編集長を引き受け、二人三脚でスキャンダルとトラブルに立ち向かっていきますが、会長の放埓な経営のために、やがて『スクランブル』は休刊へと追い込まれていきます。

    村西とおるという人物のコミカルでパワフルな人物像が活写されていることが本書の一番の魅力ですが、往年のエロ業界のアンダーグラウ

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    2020年04月01日
  • 全裸監督 村西とおる伝

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    村西とおるのすごさももちろんだが、彼がその発展に大きく貢献した日本のAV業界の特異性に関する記述は非常に興味深かった。性欲は人間の生活に最も身近なものの一つであるにもかかわらず、公に語ることが基本的にタブーとされていることであるが、そのトピックに関してここまで真摯に向き合った本書は大いに価値があると思う。

    ただ、女優や作品の描写で冗長な部分もあり、その点を改善すれば更に良い作品となるだろう。

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    2020年01月17日
  • ベストセラー伝説(新潮新書)

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    本の歴史・・・特にベストセラーの情報を知っている人にとっては、その題名は知ってるが、ベストセラーに至るまでの背景までは知られていない事を新書の220ページ強の中に詰め込まれていて非常に楽しめる。「少年探偵シリーズ ポプラ社版」や「少年チャンピオン 黄金期」等のワードが引っかかった人におすすめ。

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    2019年09月09日
  • ベストセラー伝説(新潮新書)

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    本によって時代は作られてきた?
    子どもたちを夢中にさせたあの本から、受験に必携だった本、ノストラダムスの大予言まで。

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    2019年06月29日
  • エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014

    購入済み

    粒揃いの作品集です。小池真理子さんの作品を目当てに買いましたが、各先生の作品それぞれ格調の高いエロスで楽しめました。このお値段でこの内容はお得です。

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    2020年05月05日
  • 全裸監督 村西とおる伝

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    80年代から90年代初頭に一世を風靡して、借金50億を作りながらも今なお現役で活躍する村西とおるの伝記。

    当然ながら清濁併せ持つ人物だが、その転んでもただでは起きないバイタリティが、現代の我々に足りないものなのかもしれないと思った。

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    2018年07月24日
  • 全裸監督 村西とおる伝

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    【文章】
     とても読み易い
    【気付き】
     ★★★★・
    【ハマり】
     ★★★★・
    【共感度】
     ★★★★・

    何に対して価値を感じるかは人によって異なる、相手にとっての必要性を創造する事がセールス。

    応酬話法は説得の哲学
    人を説得するときの二つの条件
    ・相手をよく「理解」する事
    ・自分自身の成功体験から生まれる「情熱」を持つ事

    流通を制する者は資本主義を制す。

    草食化現象…無修正動画が若いうちからネットで手軽に見られるようになったため、女性の裸に対するハングリーさが無くなった。

    性器自体が卑猥なわけではない、エロチシズムは感情であり、個々人の頭の中で、環境からの影響を受けて定義される。

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    2018年06月27日
  • 全裸監督 村西とおる伝

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    かつてAV界の帝王と言われた村西とおるの半生記。約700ページに及ぶボリュームで読みごたえあり。著者は若いころ村西のもとで働いていた経験があるため、村西とは旧知の仲であることから、自身の当時の体験も踏まえ、かなり突っ込んだ内容となっている。80年代のホームビデオ勃興期を過ごした人なら、誰でも面白く読めるはず。当時村西監督のビデオはかなりの話題になっていたものの、あまりに監督のアクが強すぎるため全然観る気にならず、結局今に至るまで未見。ただ、この本を読んで当時のビデオの撮影裏話などを読み、今更ながら観てみたいと思った。

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    2018年02月01日
  • 全裸監督 村西とおる伝

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    警察から捜査状況を密かに教えてもらうために裏金を渡す

    あなたに足りないのは前科だ

    歳を重ねると、残り時間は少なくなるけれど、思い出は増えていく。人間は振り返る余裕がでてくるんですね

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    2017年08月17日
  • 全裸監督 村西とおる伝

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    ネタバレ

    泥臭いのだけど落ちぶれていくにつれ何故かかっこよく見えてくる
    ろくでなし子に対するコメントはこの人にしかできないしおそろしく的確だ
    映画も見てみたい

    靴じゃなく髪をみて金を貸すか決めるっていう貸金屋の言葉に納得

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    2017年06月24日