本橋信宏のレビュー一覧

  • AV時代 村西とおるとその時代
    『裏本時代』(幻冬舎アウトロー文庫)の続編です。

    「裏本の帝王」に登りつめるもたちまち頂点から転がり落ちた新英出版の会長は、「村西とおる」という名前でAV業界に参入し、衰えることのないエネルギッシュな行動力によって今度は「AVの帝王」として返り咲くも、なにかに取りつかれたかのような強引な拡大路線が...続きを読む
  • 全裸監督 村西とおる伝
    村西とおるのすごさももちろんだが、彼がその発展に大きく貢献した日本のAV業界の特異性に関する記述は非常に興味深かった。性欲は人間の生活に最も身近なものの一つであるにもかかわらず、公に語ることが基本的にタブーとされていることであるが、そのトピックに関してここまで真摯に向き合った本書は大いに価値があると...続きを読む
  • ベストセラー伝説(新潮新書)
    本の歴史・・・特にベストセラーの情報を知っている人にとっては、その題名は知ってるが、ベストセラーに至るまでの背景までは知られていない事を新書の220ページ強の中に詰め込まれていて非常に楽しめる。「少年探偵シリーズ ポプラ社版」や「少年チャンピオン 黄金期」等のワードが引っかかった人におすすめ。
  • ベストセラー伝説(新潮新書)
    本によって時代は作られてきた?
    子どもたちを夢中にさせたあの本から、受験に必携だった本、ノストラダムスの大予言まで。
  • エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014
  • 全裸監督 村西とおる伝
    80年代から90年代初頭に一世を風靡して、借金50億を作りながらも今なお現役で活躍する村西とおるの伝記。

    当然ながら清濁併せ持つ人物だが、その転んでもただでは起きないバイタリティが、現代の我々に足りないものなのかもしれないと思った。
  • 全裸監督 村西とおる伝
    【文章】
     とても読み易い
    【気付き】
     ★★★★・
    【ハマり】
     ★★★★・
    【共感度】
     ★★★★・

    何に対して価値を感じるかは人によって異なる、相手にとっての必要性を創造する事がセールス。

    応酬話法は説得の哲学
    人を説得するときの二つの条件
    ・相手をよく「理解」する事
    ・自分自身の成功体験...続きを読む
  • 月刊コミックバンチ 2018年6月号 [雑誌]
  • 全裸監督 村西とおる伝
    かつてAV界の帝王と言われた村西とおるの半生記。約700ページに及ぶボリュームで読みごたえあり。著者は若いころ村西のもとで働いていた経験があるため、村西とは旧知の仲であることから、自身の当時の体験も踏まえ、かなり突っ込んだ内容となっている。80年代のホームビデオ勃興期を過ごした人なら、誰でも面白く読...続きを読む
  • 全裸監督 村西とおる伝
    警察から捜査状況を密かに教えてもらうために裏金を渡す

    あなたに足りないのは前科だ

    歳を重ねると、残り時間は少なくなるけれど、思い出は増えていく。人間は振り返る余裕がでてくるんですね
  • 全裸監督 村西とおる伝
    泥臭いのだけど落ちぶれていくにつれ何故かかっこよく見えてくる
    ろくでなし子に対するコメントはこの人にしかできないしおそろしく的確だ
    映画も見てみたい

    靴じゃなく髪をみて金を貸すか決めるっていう貸金屋の言葉に納得
  • 全裸監督 村西とおる伝
    he is nice sales sense! VHS and bata, the video war relation erotic? as you know, he makes first that don't take you off my sailor wear(セーラー服を脱がさないで(柳...続きを読む
  • 全裸監督 村西とおる伝
    80年代に話題になったAV監督である村西氏の生き方を綴った一冊。当時はキワモノな人に見られている部分もあり、そんな印象を持っていたものですが、今回この書籍を読んでみて、氏の才能と行動力には目を見張る物がありました。有名人で全てに上手く行っている風に思われる反面、実際は色々な問題とストレスに追われてい...続きを読む
  • なぜ人妻はそそるのか? 「よろめき」の現代史
    ★★★★☆

    遠すぎては見えないが、近づきすぎても見えない。

    後に大きな歴史の転換点だったといわれる時代でも、そこでリアルタイムで生きている人たちは、その重大さになかなか気がつかないものだ。

    まさに我々は革命の真っ只中にいたのだ。

    それは人妻革命である。

    本書曰く、近年エロ雑誌やAVにおいて...続きを読む
  • 心を開かせる技術 AV女優から元赤軍派議長まで
     取材しにくそうな相手から、誰も聞いたことがないことを聞き出して、それを記事にしてしまう著者。
     特捜検事の尋問について書かれた本や、カウンセリングの本とあわせて読むと共通点があって面白いです。

    普段日の当たらない人にインタビューや取材を行う人の話しは、他で目にしにくい分、興味深いものです。
    でも...続きを読む
  • 心を開かせる技術 AV女優から元赤軍派議長まで
    [ 内容 ]
    人見知りで口べた、まともに異性と話せなかった著者が、アンダーグラウンドの世界に潜り込んで、いつのまにかインタビューしたAV女優、風俗嬢は800人!
    どんな大物、悪党、美女、強面も著者には、なぜ心を開いてしまうのか。
    その秘密は長年にわたって工夫を重ねてきたしゃべりの技術にある。
    多くの...続きを読む
  • 心を開かせる技術 AV女優から元赤軍派議長まで
    タイトルは技術について書いてそうだけど、そんなHOWTOばかりでなく本人の実体験と半々くらい。
    相手に喋らせるには、相手に興味を持つこと。相手の存在を認めること。
    どんな人にもドラマがあり、小説以上の面白い人生を送っている。
    そう思える本です。
  • 心を開かせる技術 AV女優から元赤軍派議長まで
    カウンセリングの本ではないけど、インタビューの達人が書いた本らしい。
    心理の人が書いた本もとても勉強になるけど、最近は、心理の人以外のインタビュー法やコツみたいな本を読む事が多い。
    究極的な目標は違うのかもしれないけれど、方法論的には類似点が多いような気がする。

    この本も、主にインタビューについて...続きを読む
  • 僕とジャニーズ
    元フォーリーブスの北公次について書かれていた。世代が違うのだけれどやはりジャニーズのことが知りたくて読んだ。少年にとって性加害のトラウマは大きかったのだろうとも思う。
    少しずつ勢力を強めていく様も知れたが、もっと早くメディアが動いていればジャニーズ帝国の様々な被害を減らすことができたと思うとこの国は...続きを読む
  • 全裸監督 村西とおる伝
    厚い本は苦手なので購入してしばらく積読してだけど読み始めたら止まらなくなった。
    とにかく凄まじい人生。
    苦しいとき、悲しいとき村西監督を思いだそう。
    そう感じた一冊。