本橋信宏のレビュー一覧

  • 全裸監督 村西とおる伝

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    ネトフリの全裸監督を観て、気になって原作を購入して読んだ。
    村西とおる、本当に生命力とユーモアと狂気に満ち溢れていて大好きだ。
    尊敬するところを挙げるとたくさんあるが、まずは上昇志向と漲るエネルギー。それと、自分にも他人にも正直すぎるくらいに正直なところ。自分にも他人にも真っ向から挑んで、そしてあきれられ傷つけ、だけどそれの何倍もたくさんの人を味方に、虜にしていく様は本当にすごい。
    あと、よく成功者が語られるような、どんな状況でも楽しくとか、そういった陽の人間では決して無さそうなところに僕は強く惹かれているのだと思った。ドラマ「全裸監督」と、この本を読んでの印象になるが、夢を語ったり、夢に破れ

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    2025年05月11日
  • 出禁の男 テリー伊藤伝

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    世代的にテリー伊藤はコメンテーターだと思っていたら狂気的な天才ディレクターだった。
    知らなかった。今で言うYouTuberみたいな企画。
    ほぼコンプライアンス的にアウトな内容。
    まさに鬼神がふさわしい。

    ただし、ここで言う天才とは地道な基礎訓練にどれだけ長時間やる続けたかと言うこと。
    一日中、笑いのアイディアやヒントを探し続けた結果が「早朝バズーカー」などの狂った企画。

    本当に最高だった。
    江頭2:50の章は涙が止まらなかった。

    学生運動をする人種は、「肩が弱かった」腹抱えるくらい笑った。

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    2025年04月03日
  • 全裸監督 村西とおる伝

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    かなりの熱量を持って描かれた波乱万丈の男の人生
    かなりハチャメチャだし行動力のレベルも違うし技術習得に対して燃やす情熱は素晴らしいし
    だって素人みたいな作品(ボロクソ)から始めて駄作からAV史に残る名作まで作り出すなんて素晴らしいじゃないですか
    私はクリエイターという人種は基本的に嫌いだがこの方はクリエイターとして好きになれそうだ

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    2025年01月21日
  • 新・AV時代 全裸監督後の世界

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    自分は全裸監督を1・2とも最後は物悲しくも楽しみ、煽り文句に興味を持って購入。
    なかなか特殊な世界なので人前では読み難いですが、非常に読みやすく面白いです。またドラマも見返したくなる本です。

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    2021年10月10日
  • 出禁の男 テリー伊藤伝

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    ネタバレ

    面白くないわけがない、テリー伊藤の評伝。しかも著者は『上野アンダーグラウンド』、『全裸監督』の本橋信宏。

    冒頭の、オリバー君(人と猿の間の生物ではないかと言われた)をホテルのスイートルームで接待した(騒ぐので檻に入れて蹴飛ばしたら大人しくなったという)エピソードから始まり、学生時代にデモで投石が目に当たった壮絶な体験と医者と看護師の無慈悲な言葉により斜視になってからの人生模様に、一日で読み終えてしまった。

    面接では一点でも良いところがあったら他はダメでも採用する、ただ性根の真面目さとか礼儀は重んじる、ADにも白いパンツを履かせ、スタイリッシュさを求めるなど、伊藤の部下を見る目や育成に着目し

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    2021年09月18日
  • 全裸監督 村西とおる伝

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    「全裸監督」は、村西とおる監督の評伝であるのと同時に、ビニ本・裏本・AV時代の貴重な記録でもあると思いました。登場人物はいずれもクセの強い「悪人」ばかりに見えるけど、誰にも増して「純粋」なのかもしれない。何よりも、ひとつの時代を作った男たちの「狂気」と「真摯な熱」のようなものを感じました。

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    2020年01月21日
  • 全裸監督 村西とおる伝

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    懐かしい名前がたくさんでてきて楽しかった。
    笑える話と思っていたらとんでもない、泣けてきた。
    すごい監督だわ。

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    2020年01月18日
  • 全裸監督 村西とおる伝

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    かなりボリュームがあり、途中飽きもするがとてつもなく面白い展開(実話)もあり、気づけば最後まで読んだ。現在、用いられている様々な用語・手法のルーツが村西とおるにあることを知った。Netflixの内容は本書と異なる部分も大いにあるが、それはそれで面白くまとめられているのでNetflixもオススメ。ナイスです!

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    2019年10月24日
  • 全裸監督 村西とおる伝

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    【あのね。真剣に生きている人間の姿は端から見るとおかしいもんだよ】(文中より引用)

    性界のトップを極め、AVの帝王として知られる村西とおる。バブルの崩壊と共に借金50億をこしらえ、アメリカでは懲役370年を求刑されながらも、ほとばしる情熱と生命力で生きに生き抜いてきた男の半生をたどる作品です。著者は、バブル焼け跡派と自称する作家の本橋信宏。

    2019年の暫定ナンバー1。村西氏に倣ったら間違いなく不幸な人生を歩むことになると思いますが(そして必ずしも「正しい」人生を歩めるわけではありませんが)、村西氏と氏が生きた社会からはまだまだ学ぶべきことがたくさんあるのではないかと感じました。行間から熱

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    2019年09月09日
  • 全裸監督 村西とおる伝

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    ある日、宮坂社長から「お前、これ読んだかー?最高だぞー」と言われて借りた本。確かにこんなに元気が出て、こんなにホロリと来る評伝も珍しい。そこはかとなく味わい深い。

    個人的に日本は、格闘技とエロと釣りのレベルが世界的に見ても最高だと思っているが、これは、エロの中でもAVという特大ジャンルの文法や所作の大半を一人で作り上げた男の話である。作者は遠く80年代前半、ビニ本時代から村西とおると仕事をしていた人であり、途中で何度か村西についてのルポを書き、あしかけ30年で集大成的評伝を書いたのだからすさまじい力作である。こういう毀誉褒貶、浮き沈みの激しい人物はかなりの長期スパンや経年で書かねば全体像が浮

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    2017年08月15日
  • 全裸監督 村西とおる伝

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    ビジネスを起こす人には、起業家と産業家がある。産業家とはその産業そのものをおこした人で、その産業のなかで起業家は起業をしていく。
    スノーボードの世界のジェイクバートン、ECの三木谷さん、コンビニの鈴木敏元会長、自動車のフォード、電気自動車のEマスク、などが産業家といえるだろう。
    そして村西とおるは、アダルト映像産業の産業家、裏街道の産業化といえるだろう。
    産業家に浮き沈みはつきものとはいえ、その浮き沈みはすさまじい。トータルの前科7、くらった求刑は累積300年をこえ借金は50億円。
    こんな怪人のそばで仕事を一緒にした筆者による村西とおる評伝がおもしろくないわけがない。
    表産業の起業家のビジネス

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    2017年07月28日
  • 全裸監督 村西とおる伝

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    22.30.01.09.タマフルより。舞台が北海道だったりもあり楽しく読めた。この人も直感を大事にするタイプみたい。子供と接する時間が長いとやはり成長は加速するのだろうか。ナイスです。

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    2017年01月29日
  • 全裸監督 村西とおる伝

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    「村西とおる」という人を知っている世代には、その人と同じ時代を生きたことを誇らしく思える厚い本である。

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    2016年11月24日
  • なぜ人妻はそそるのか? 「よろめき」の現代史

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    社会を知れる一冊です。タイトル書いでした。
    結論として、なんか男って情けないイキモノだなあと痛感しました。

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    2011年07月31日
  • 全裸監督 村西とおる伝

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    現実世界は良くないけど、ナイスですねw

    ってな事で、本橋信宏の『全裸監督 村西とおる伝』 これブチ面白い♪⁡

    700Pオーバーじゃけど、ズリズリ読めるw
    【AVの帝王】
    【ビニ本・裏本の帝王】
    【前科七犯、借金五十億】
    等々数々の異名を持つ鬼才村西とおるの半生記。

    現在のAVが有るのは村西とおる監督のお陰なんだと思い知らされました。

    顔面シャワー、駅弁、なども村西監督の生み出した作品なのであるw

    ビニ本・裏本で荒稼ぎし、ビデオデッキが普及すると自らカメラを担いで監督、男優、企画、販売と365日休まず激走していたが、バブルが弾け資金ぶりに陰りがでてきて気付けば借金50億円まで膨れあ

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    2024年02月12日
  • 僕とジャニーズ

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    ネタバレ

    松下公次。元フォーリーブス。著作『光GENJIへ』のゴーストライターがその生涯を振り返る。…1949年和歌山県田辺市生まれ。貧しく育ち、中卒で集団就職。都会を目指しスカウトされる。合宿と呼ばれる”結婚”生活。デビュー。人気絶頂を博するが、やがて解散。覚醒剤に手を染める。執行猶予後、何度か復帰するが続かない。結婚と離婚。明るくない後半生。ジャニー氏、メリー氏への感謝の遺言で閉められる人生に”あのこと”はどの程度の影を落としたのだろう。もっと早く注目されれば、避けられたはずの被害の拡大。ご冥福をお祈りしたい。

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    2023年12月13日
  • 出禁の男 テリー伊藤伝

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    やっぱり文章だけだと熱量が伝わらないので、ここはひとつNETFLIXに映像化してもらわないと。その際は当時のテレビ画像をふんだんに使ってね。
    ただノスタルジーは少なめで。

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    2021年10月17日
  • ベストセラー伝説(新潮新書)

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    いわゆる、通常の書籍のベストセラーに焦点を当てた本だと思っていたのですが、少年漫画雑誌や週刊誌なども取り上げられており、ある意味、雑多なベストセラーを、よく言えば幅広くベストセラーを取り上げた本です。
    著者と編集者の好みによって、このような本ができ上がったのだと思います。

    戦後から昭和を通じて、紙媒体は、情報発信において、非常に力を持っていたことを改めて感じました。
    平成、そして21世紀になり、インターネットが発達し、動画サービスやSNSなどが出てくるわけですが、その位置を、紙媒体が占めていた時代の話として、自分は、この本の内容を受け止めました。

    ただ、時代は令和になり、インターネットがこ

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    2021年08月22日
  • ベストセラー伝説(新潮新書)

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    ある世代の人にとっては「ノストラダムスの
    大予言」と聞けば、「ああ、あの本ね。結局
    1999年に世界は滅びなかったなあ」と言う
    感想が最初に出るかもしれないですね。

    あの本はシリーズでは何と600万部も売れた
    とか。
    今では考えられない数字です。

    他にもこの本では、平凡パンチや週間プレイ
    ボーイなども100万部の発行部数を誇って
    いたことに触れています。

    1960年から70年代にかけて、雑誌や書籍は
    熱かったのです。

    その熱源に迫る一冊です。

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    2020年10月12日
  • ベストセラー伝説(新潮新書)

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    少しだけ前の世代の内容であったが、少しずつズレながら記憶に残っている。リアルタイムだったのは、『試験に出る英単語』。途中までいって、また最初からやり直して、その繰り返しをしたおかげで、40年経った今でも、先頭の単語がintellectだった記憶が残る。

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    2020年05月04日