甘糟りり子のレビュー一覧

  • 産まなくても、産めなくても

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    BundanTVで知って興味が湧いたので買って読んでみましたが、妊娠・出産についての数々のセンシティブな問題を理解することができ、小説としての読み物としても興味深く読めました。女性が35歳を過ぎると妊娠が難しくなってくることは以前からなんとなくは知ってはいましたが、そのことで悩みを抱える女性の気持ちに関してまでは自分の考えが至っていないことに気が付き自分の未熟さを感じてしまいました。物語には男性の無精子症も出てきますが、これに関しては実際に体験してみないと自分がどの様な気持ちになるかは分からないだろうとも思いました。
    本書に「無教養というのは知識の無さを指すのではない。想像力を欠いていることだ

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    2019年07月27日
  • シャンパーニュとスパとランニングシューズ ホテルジョグノート

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    贅沢でおしゃれなランならホテルジョグ♪

    一般人なのでホテルのランクが上がるほど、(どんなにおしゃれな)ランニングウェアでも、ロビーやエレベーターで気が引けるのです。

    ホテルガイドでもレストランガイドでもなく、ランニングコースマップ。

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    2010年01月03日
  • 産む、産まない、産めない

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    10代、20代、30代、40代、未婚、既婚、シングルマザー、高校生などなど、色々な立場の女性の妊娠出産にまつわる葛藤や思いが伝わってきます
    男性の育休制度や女性のキャリア、高齢出産と、出産での社会的な課題は出版当時からあまり変わってない現状が少し悲しい
    どのお話も、ラストは明るくて良かった

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    2025年11月30日
  • 産む、産まない、産めない

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    当たり前に人それぞれだった。年齢、体調、夫婦関係、仕事の立場、親や義母との関係など、背景は様々で、どの女性の選択も勉強になった。妊娠出産って、想像以上にデリケートな話題なんだな。

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    2025年11月19日
  • 産む、産まない、産めない

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    11年も前の作品だから要所要所に時代を感じるアイテムやキーワードが出てきつつも、本質は11年経った今でもそう変わってないなと感じる。
    男性の育児休暇取得や女性の社会進出はそこそこ進んだのかもしれないけど、女性に与えられた生物学的役割やそれを求める世間というのは変わらんもので。
    ただ、読みながら考えさせられたのは11年前にこれを読んでいたら私は誰のストーリーに心を動かされ、誰に共感したのだろう?ということ。
    ある種人生を達観し気味の今、女性という生き物は大変だなと俯瞰して読めたが、それでいいのか?という疑問も残る。
    人にはそれぞれの価値観があり、それらの考えは尊重され、誰かと比較するものではない

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    2025年11月16日
  • 産む、産まない、産めない

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    女性と切っても切れない関係の妊娠と出産。ある程度の年齢になると嫌でも意識させられるこの話題。

    誰と話そうと、何を読んでも聞いても、結局は自分がどうしたいかだけなんだなと思う。それが未来の自分からすると正解なのか後悔になるのかはわからないのがまた不安になり悩んでしまう。誰か正解を教えてほしいと思うことばかり。仕事・結婚・出産など不安になったりモヤモヤしたりするけれど正解は後にならないとわからないからこそ、悩んでいきたい。目の前にある今しかないかもしれない幸せや楽しみを蔑ろにしない程度に。

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    2025年11月11日
  • 私、産まなくていいですか

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    鎌倉を舞台にした、妊娠・出産をめぐる女性の選択を問いかける3つの話が収録されている。
    ウェディングプランナーとして働く美春と、結婚時に子どもを持たないと話していた夫が40歳になって子どもの可能性を考えるようになった夫との話。夫のなんとも言えない言い分により別居・離婚になった真子と息子、義母や友人カップルたちの話。子どもを持ちたいとしながら年齢的にも難しくなってきて、それでも遺伝子的になんとかする選択をしようとする話。
    結婚するしないもだし、子どもを持つか持たないかもだし、家族の形・あり方もだし、自分だけでなく周囲もだし、本当に色々と問いかけられてる感じがある。唯一絶対の正解がある訳ではない。人

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    2025年11月02日
  • 夜更けのおつまみ

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    久々にアンソロジーを読んだ。お酒が好きな人も下戸の人にもおすすめ。居酒屋のおつまみや家飲みのおつまみが好きなので参考になるメニューがあった。自分で作るだけでなく、コンビニのおすすめおつまみなどで書いてる人もいて、それも面白かった。

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    2025年06月21日
  • 産む、産まない、産めない

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    同世代の友人たちと話すときに、いろんな事情がある可能性を頭に入れておきたいと思い読んでみた。
    妊娠することも、出産することも、出産を歓迎されることもとても有り難いことなんだなと感じた。

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    2025年05月18日
  • 産む、産まない、産めない

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    再読。
    前回読んだ時は、妊娠も出産も現実味がなく、
    一児の母となった今、読んだらどう感じるだろう、と思ってもう一度読んでみました。

    "妊娠=めでたい"だけではない、不安や焦り、嫉妬などのマイナスな感情も包み隠さず書かれていて、リアルだなと思いました。
    むしろ生々しいくらい。

    5話の温かい水では、涙が止まりませんでした。

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    2025年05月13日
  • 産む、産まない、産めない

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    男性や女性が妊活や妊娠出産育児を通して経験する多くの葛藤と様々な背景が描かれていて読み応えのある本でした。一通り経験のある私にとっては共感できる心情も多くぶっ刺さりました。改めて妊娠出産は奇跡だなあと。男性にもぜひ読んでもらいたい!

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    2025年03月24日
  • 産む、産まない、産めない

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    2/16

    私はこれからどんな人生を歩んでいくのか、不安もあるけれど、自分の気持ちを信じて進もうと思った。
    他の作品も読んでみようかな

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    2025年02月16日
  • 産む、産まない、産めない

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    初めての、甘糟りり子さん。

    SNSで婦人科系の病気に罹り、悩んだ末に読んだという記事を知って。
    自分は不妊治療はなく経済的な理由とその他もろもろと家族と話し合い、
    子なしの選択をした。でもどこかで踏ん切りがつかなかったのだろう…
    「読んだら答えがわかるのかもしれない」と不思議に思った小説です。

    『女性は子どもをつくることが使命』
    子孫を残さなければいけない『固定概念』
    それが私たち女性を縛っているのではないかと思っている(たぶん)。
    第四話の『コイントス』、産婦人科医の言葉が衝撃的でした。

    「出産が女の人生の全てとは考えないようにしませんか」

    その固定観念が『正解』じゃなく、本人・家族

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    2025年02月16日
  • 私、産まなくていいですか

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    ネタバレ

    産まない理由、結婚しない理由。何でも理由を問われる。何が正解なんだろう、なんてありもしない答えを探したりして。好きなことに理由なんかないよな。泣きそうになりながら読んだ1冊。

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    2024年11月26日
  • 産む、産まない、産めない

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    私は半年前に死産を経験しました。その辛さを誰にも打ち明けることができず、気持ちの整理もつかないまま日々過ごしています。

    誰かに話しても「どうせ誰もわからない」と思ってしまっていますが、それでも誰かに共有したいという気持ちがありました。テーマを絞ってこの本に辿り着きました。

    『温かい水』では死産について描かれており、あまりにも感情移入しすぎて、涙が止まりませんでした。

    短編形式で複数のテーマが扱われているため、各テーマについてもっと深く掘り下げられる余地があるように感じました。
    現実はもっと苦しく、もっと地獄のような日々です。
    しかし、自分の言葉にできない感情や葛藤が様々な場面で言語化され

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    2024年09月03日
  • 私、産まなくていいですか

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    遺伝子をいじるのは倫理的に難しい問題ですが、夫婦が納得するのであれば良いのでは、と思います。家族の数だけ生き方があるなと思いました。

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    2024年08月21日
  • 産まなくても、産めなくても

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    初読みの作家さんだったが、とても読みやすく、つらい内容の割に読後感は優しい。
    社会で活躍する女性たちの出産に関わる葛藤。

    【第一話】 39歳女性弁護士の、卵子凍結から顕微授精という選択。
    【第二話】 実業団のマラソンランナーは食事制限が厳しくて生理が止まったまま。
    【第三話】 アラフォーで人工授精をして妊娠、妊娠高血圧症候群で早産後に他界。
    【第四話】 男性不妊、無精子症。
    【第五話】 産休育休から職場復帰後、仕事と育児の苦悩。
    【第六話】 不育症で流産を繰り返した後、特別養子縁組と言う選択。
    【第七話 】「マタニティーコントロール」?? なるほど、未来の話で二度読みして納得。

    前作の「産

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    2024年06月15日
  • 私、産まなくていいですか

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    妊娠と出産にまつわる3つの短編集。登場人物たちが1冊を通してつながって出てきます。
    様々な考え方を知ることができて、とても勉強になりました。

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    2024年04月20日
  • 産まなくても、産めなくても

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    ネタバレ

    妊娠や出産などにまつわる7つの物語の短編集。

    女性なら一度は考えたことがあるような想いがつまっていたり、心が揺さぶられるような共感する物語もあったり。

    個人的には、「ターコイズ」と「五つめの季節」の物語が好みだった。

    最終話の「マタニティ・コントロール」は衝撃的だった。読む人によっては飛躍しすぎだとか、異色すぎると違和感を抱くかもしれない。
    だけど、作者が伝えたかった、いろんな選択といろんな正解という意味では読んで良かったと思えるし、そう遠くない未来もあるかもしれないと思えるような内容だった。

    「人生は、若くない女にどこまで意地悪なんだろう」

    あとがきにもあるように、産む人も、産まな

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    2024年04月06日
  • 私、産まなくていいですか

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    鎌倉を舞台に、3組のカップルたちの「子どもを持つ・持たない」事情を語る3つの短編。
    子どもを産んでも産まなくても、それぞれの苦労や不安はあるし、どちらが正しいとか、どちらが幸せとかいう基準はない。
    ただ、その選択をパートナー同士で納得しているか、お互いの考えを尊重し合っているかが、人生を共に歩む上での幸福なのだと思う。

    鎌倉に実在するお店が度々出てくるので、その美味しそうな描写に、いつか鎌倉に行く時には訪れてみたいと思う。

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    2024年03月17日