甘糟りり子のレビュー一覧

  • 夜更けのおつまみ

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    お酒もおつまみも、好みがそれぞれなのが面白い。
    酒ではなくつまみがテーマなのに、つまみを美味しく食べるために飲むのではなく、酒を美味しく飲むために食べているのですよ!と開き直っている執筆者がチラホラ混じっているのが微笑ましくてよい。
    オイルサーディンは美味しい。

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    2020年03月14日
  • 産まなくても、産めなくても

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    なるほどなあと思う。女性、出産をとりまくいろんなケースをつまみ読みすることができて、いろんな選択肢があるんだな、という感想を覚えた。

    どうしても自分の子どもが欲しいという人もいるし、子どもよりも自分の人生を優先させたいという人もいる。また、医学の進歩によって選択肢が増えることで、悩みも複雑になっていくという面もある。

    子どもは育てたいと思っていたので、妊娠できる年齢のことについて、また、特別養子縁組についてのことが知れてよかった。作者も、悩んでいる女性たちに選択肢を提示するということをしたかったんだろうと思う。

    肉体的な女性と男性、精神的な男性と女性。それらが複雑に組み合わさって人間はで

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    2020年01月15日
  • みちたりた痛み

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    恋愛短編集

    まずタイトルが素敵!


    とっても読みやすかった、サクサクとあっとゆーまに読み終えてしまった

    年代的には少し前なのかな、バブリーな感じも多少はあったけどそこまで違和感も無く
    ありきたりな恋愛って感じではなかったし、ハッピーエンドとは言えないかもしれないそれぞれの終わり方がわたしは好きだった


    一つの話の登場人物が、次の話の主人公になっててすべて繋がっていく感じです

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    2020年01月04日
  • 産まなくても、産めなくても

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    高齢出産、不妊治療、無精子、流産…
    いろんな女性の、色んな妊娠出産にまつわる短編集。


    どれかしらには共感できる!
    みたいに帯に書いてあったけど、はあちゅうのあとがき?が一番共感した笑


    産んでない側、産みたいと思ってない側の人間としてはあまり響かなかったかなー


    でもほんと母になるって、価値観とか色んな考え方が変わってしまう凄い経験なんだろうなとは素直に思う

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    2020年01月04日
  • オーダーメイド

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    人の趣味のことなんてなんにも口出しできないけどね。
    こんな依頼があったら、うーん、やっぱり経済的に困っていれば個人に対する物語だとしても引き受けちゃいそう。
    結局、出版することにしちゃうというのが、小説家らしいか。一人だけに書くよりも大勢に読まれたいだろうしね。

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    2018年11月06日
  • オーダーメイド

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    テーマとか内容は面白そうだけど、
    なんとなく現実味がないかんじ。

    他人のしているところを見るときは
    どんな気持ちになるんだろうか。

    岸部さんが遠い存在と思いきや
    意外と近い存在で、手の届く範疇にいた。

    媚を売って成り立つ仕事なんて永遠じゃないし、
    そこに頼り切っていたら、いつかきっと野垂れ死ぬ日がくる。

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    2018年07月30日
  • マラソン・ウーマン

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    ちょっと共感できないな〜
    物語の中に出てくる「手術」も自分の身勝手で行った手術じゃない。
    病気というわけではないし・・・。
    だけど、がんばりは認めますよ。
    一年でロンドンマラソン出場ですから・・・。
    だけど、あんなにいいスタッフとインストラクター。
    そして湯水のように使うお金・・・。
    やっぱり共感できないし、感動という領域には行けないです。
    唯一、最後が「ハッピー」でないのがほっとした唯一の作品です。

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    2014年02月16日
  • みちたりた痛み

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    「中年前夜」からの甘糟作品二冊目。

    序盤はバブリーな内容に興味が持てなかったものの、ワン・アイド・ジャック以降、登場人物に深みが出たことにより少し面白く。

    たとえばそれは、
    アッピアでは哀愁を漂わせていた川上老人がワン・アイド・ジャックでは品性のかけらもないように描かれていたり、
    アロマフレスカではろくでもない恋人だった亮輔がワン・アイド・ジャックでは「品定め」される立場になって翻弄されていたり、
    キャンティ、ブルディガラ、モレスクのそれぞれで、英子、あゆみ、美香との関係を通して浮き彫りになっていく大沢の強さと脆さだったり。
    そういう点ではよくできた連作短編集。

    以下、解説抜粋。
    「アッ

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    2013年12月01日
  • モーテル0467 鎌倉物語

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    地元モノということで。登場する場所や店が手にとるようによくわかる。腰越で飲んだりすることはあまりないが、それでもあのあたりの雰囲気はよく出ていると思う。内容は、湘南モノに多い青春ストーリー。伊集院静の「なぎさホテル」の話も思いだす。

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    2013年09月18日
  • 長い失恋

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    実在するホテルが舞台になってる短編集。
    泊まったことあるホテルが出てくると自然と感情移入しやすいね。
    小説に出てくる女性がみんな嫌味にハイソでちょっと苛っとするけど、
    生活感のなさがホテル特有の雰囲気にマッチするのかも。

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    2011年11月08日
  • 長い失恋

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     『みちたりた痛み』以来、ついつい甘糟りり子の作品には目が行ってしまう・・・

     実在の有名ホテルを舞台にした恋愛模様10編である。ありふれた表現となってしまうが、ちょっとセレブな内容が満載である。こんな贅沢ができたら・・・というシーンがそこらここらに・・・しかし暮らしは優雅なれど必ずしも幸せとは限らない。そんな内容がそこらここらに描かれているのが甘糟りり子である。殊に女性の心理描写の描き方はちくちくとした痛みを伴うものがある。

     10編それぞれであるが、破局的な結末ではなくてもなんだか幸せとはいいがたい・・・甘糟りり子の小説を読んでいると、男女の中の幸せを形作るのは曖昧で難しいということが

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    2011年09月28日
  • モーテル0467 鎌倉物語

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    湘南の海、青春。

    なんとなく、遅いかもだけど、

    20代後半以降のほうが、
    切ないこととか色々あって、
    まさに青春と思う。

    10代って、青すぎる。


    波乗りー。

    波と戯れるように乗りたい。

    波とアソビタイ。


    てゆうか、飲みに行きたい。

    そんな感想。

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    2011年09月07日
  • 長い失恋

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    実在の有名ホテルにおける、さまざまな男女の恋愛の形を書いたオムニバス。悪くはないけど、そこまでぐっともこず・・・。

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    2011年06月12日
  • 中年前夜

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    やってしまった。単行本で読んでいた。
    なんとなく読んだ気がしながらも決定的に思い出せず
    最後静先生のお店に行ったところで、やっぱ読んだぁ…。
    こんな本が今まで何冊あったやらぁ…。
    中年と呼ばれるそれぞれの女の思いがうまく表れていたと思う。
    他人事ではないリアルな感情にちょっとぞっとした。

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    2011年01月18日
  • シャンパーニュとスパとランニングシューズ ホテルジョグノート

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    ホテルにはジョギングマップなるものが存在するらしい。ホテルの周りを景色を見ながら走ることの素晴らしさは伝わってきた。
    でも豪華な朝食や宿泊代などの紹介は庶民には不要か。

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    2009年10月04日
  • みちたりた痛み

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    実在するレストランが登場。知っている店名もあったが、足を踏み入れたことはなし。行けるような余裕もないですしね。

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    2009年10月04日