産まなくても、産めなくても

産まなくても、産めなくても

704円 (税込)

3pt

妊娠と出産にまつわる、女性にとって切実な話題を切り取った七つの物語──「第一話 掌から時はこぼれて」39歳の女性弁護士が、ふとしたきっかけで知った卵子凍結の情報に、心が大きく揺さぶられて……。/「第二話 折り返し地点」妊娠よりもオリンピック出場を優先してきた女性アスリート。レース前、胸に去来したものは?/「第三話 ターコイズ」不妊治療中の女性たちが集うイベントで、子宮の劣化の話を聞いて愕然となり……。/「第四話 水のような、酒のような」バブル時代に独身生活を謳歌した男が、不妊治療のクリニックで思わぬ宣告を受け……。/「第五話 エバーフレッシュ」妊娠をめざすのか、仕事を優先するのか。女性の厳しい現実に対応する、新しい社内制度とは?/「第六話 五つめの季節」三度目の流産で子供をあきらめかけたとき、養子縁組のことを知り……。/「第七話 マタニティ・コントロール」近未来。不妊治療や子育て支援に大きな予算が投じられ、妊娠は政府によって制御されようとしていた。

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産まなくても、産めなくても のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年04月03日

    もっと早く出逢いたかった一冊。

    結婚しなくても、子供がいなくても
    幸せになれる時代だけど、
    男女問わず若いうちに読んで知ってほしいことが詰まった一冊でした。

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    Posted by ブクログ 2020年01月05日

    好き。


    あとがきにあるように、
    産まなくても、産めなくても、そして産んだ人たちも、
    それぞれが解放されますように。

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    Posted by ブクログ 2019年07月27日

    BundanTVで知って興味が湧いたので買って読んでみましたが、妊娠・出産についての数々のセンシティブな問題を理解することができ、小説としての読み物としても興味深く読めました。女性が35歳を過ぎると妊娠が難しくなってくることは以前からなんとなくは知ってはいましたが、そのことで悩みを抱える女性の気持ち...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月24日

    妊娠、不妊、出産に関する短編集。
    私と同じ職業の人が登場すると知り、興味がわいて読んでみた。

    読みながら「この本はきっと、取材をたくさんして書いたものなんだろうな」と思った。
    なぜそう思ったかというと、同じテーマ、似たテーマで、ここまで様々な切り口で短編を揃えるのは、個人の想像力だけでは無理なので...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月05日

    特別養子縁組、人工子宮による男性の出産など妊娠や出産にまつわる7つの短編が入った小説。
    その中の「エバーフレッシュ」という話が一番自分に近いからか、好きでした。
    不妊治療はしたけれど、こどもに恵まれず、2人で生きていこうとする女性が主人公でした。
    子供に興味がない上司、育休明けの部下、育休明けの部下...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月04日

    一話一話ズシっと心にのしかかってくる一冊だった

    ちょうど子供を考える年齢になってきて
    でも同い年で2人くらい子供いる友達もいて
    私遅いのかなとか
    ほんとに産みたいのかなとか
    日々気持ちが揺れるよねぇ

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    Posted by ブクログ 2021年08月24日

    出産に関連する7つの短編集。7話目のみ異端だが、それ以外は実に現実的で考えさせられる物語。男性目線で見ると女性の心情など勉強になる部分が多かった。

    全体的に登場人物の発言がリアルなのがとても読みやすく心地よかった。例えば、『五つ目の季節』の女性課長の言動。流産を繰り返している部下に対して、変に優...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月29日

    どの話も胸が苦しくなった。妊娠、出産に関しては、良くも悪くも感情の乱れが凄まじい。タイムリミットがちらついて意識しはじめても焦るばっかりで、思い通りにならないから他人と比較して傷ついて、とにかくしんどい。でも次第に心が決まれば見えてくるものがあるんだなぁって、、、避けたくなる内容の本だったけど、手に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年08月12日

    小説だけど、世の中には"産みたい人"だけではなく、少数派だけど"産みたくない人"もいると認めてくれている本だと思った。みんな同じじゃない事を確り捉えてる本でした。

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    Posted by ブクログ 2022年10月09日

    妊娠、出産をめぐる七つの物語。医療の進歩で出産可能年齢は高くなっているとはいえやはり制限がある。女性の生き方が多様化してるから出産する、しないは自由だ。それでも母性本能というものがあり出産に囚われる時期もあるのではないか。子どもを欲しいと思う気持ちでなかなか授からないカップルの悩みは経験者にしか解ら...続きを読む

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