水木しげるのレビュー一覧

  • 戦争×漫画 1970-2020

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    ネタバレ

    全体的に穏やかな語り口の作品や戦場そのものよりも市井の人々を描く作品が多いように思われた。また、戦争を経験していない作家の作品も多く、同じく戦争を経験していない私には心強く感じられた。

    特に印象深かった作品は以下

    「菜々子戦記」さそうあきら
    お馬鹿さんな菜々子が、無学だったことで戦争の話題で人を傷つけたり理解できなかったりして、一生懸命歴史を勉強する。私もそういう気持ちを持ち続けようと思わされた。

    「LOVE STORY’KILLED.」高橋しん
    これは元々好きな作品。戦争のぐちゃぐちゃの醜さや人間の極限の精神状態はこんな感じなのかなと想像する。「なにするんですかぁ」の無力さ無機質さがこ

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    2022年07月03日
  • ほんまにオレはアホやろか

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    水木しげるの柔軟ながら逞しい人生。勉強嫌いから始まり、戦争、戦後の混乱、生活苦、様々な苦境を乗り越える。

    食べていくのがやっと、という状況に遭遇したことはないが、さぞ辛いだろうと思う。しかし、水木しげるは案外苦でも無さそう?にユーモアを交えてその状況を書いている。

    印象的なのが土人との交流である。
    水木しげるは自然に親和性があり、その姿勢が苦難とうまく付き合うスキルに繋がっていると思う。

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    2022年05月21日
  • 普及版 屁のような人生 水木しげる生誕八十八年記念出版

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    水木氏の新たな部分を垣間見た。何であのような傾向の漫画を描くのか、少し理解出来た。怪奇ではあるが、どこかとぼけた独特の世界観が、これほどメジャーになるとは、子供の頃思わなかった。

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    2022年03月01日
  • カランコロン漂泊記 ~ゲゲゲの先生大いに語る~

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    ゲゲゲの鬼太郎で有名な水木しげる氏のエ漫画とエッセイ。淡々と語る死生観を読んでいると、激動の時代を生き抜いたからこそ悲観的にならないのかもしれないと考えさせられた。太平洋戦争で最前線に送られ、仲間がどんどん死んでいく。現代の我々にとっては異常な非日常空間にしか見えないのだが、水木氏の視点は「非日常の中の日常生活」に注がれている。
    食べる、寝る、暮らす。戦死や慰安婦、軍隊での暴力など一般的な戦争の本では悲壮感が漂う表現になる題材だが、水木氏の語り口においては善悪とは異なるレイヤーに存在しているように感じる。
    平和な時の命も、戦時下の命も、同じように一つの命なのだ。

    漫画の中で水木氏の飼い猫が語

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    2021年12月07日
  • 神秘家列伝 其ノ参

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     『神秘家列伝』は本人そのものが神秘的な人と、神秘に惹かれる人を分け隔てなく扱っている。其ノ参では出口王仁三郎と役小角が前者、井上円了と平田篤胤が後者だろう。潤沢な資料で本人の足跡を辿れる人と、半ば伝説化した人も分け隔てなく扱っている。水木しげるの筆致で描かれると、役小角の神変不可思議も「ありえた」と思えてくる。
     ご存命なら2022年で100歳。100歳での作品を読みたかった。

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    2021年12月01日
  • 水木しげるの遠野物語

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    遠野物語の原作は、妖怪好きとしてはとても気になる一冊なんだけど、文語的文体のハードルが高く、幾度か手にとってはそのまま棚に戻してきたもの。で、たまたま古本屋で本作を目にして、これだったらさすがに読めるわ、ってことで入手。水木作品だし。
    で、本作。物凄くざっくりまとめられているけど、あらましはあらかた掴めた気がするし、これで十分って感じ。

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    2021年08月03日
  • 決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様

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    妖怪検定のテキスト。
    社会が落ち着いたら是非とも受験したい。
    水木しげる先生曰く、「枕にもなる」厚さの文庫です。
    受験者でなくても、日本の風土学や民俗学が好きな人にはオススメ。

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    2021年07月22日
  • 水木しげるの遠野物語

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    東北という地域性もあるかもしれませんが、暗めの話が多く、
    水木しげる先生の絵が雰囲気にとてもマッチしています。

    遠野物語の入門編として最適です。

    #ダーク #タメになる

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    2021年04月22日
  • 方丈記/水木しげるの泉鏡花伝 水木しげる漫画大全集

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    いろいろな方が解説する方丈記を読んでますが、作者のご年齢においての著作エネルギーには感服します。鏡花さん話も妖怪好きでリンクしてます。

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    2021年04月14日
  • 猫楠 南方熊楠の生涯

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    南方熊楠記念館に行った後、丁度京都の行きたかった本屋さんで見つけて運命だと思って購入
    南方熊楠の荒々しいところ、猥談やしょーもないことをするところ、全てが新鮮で、大好きな水木しげるさんで漫画化。面白くないわけがないな〜!
    一生を粘菌に捧げ、周りから愛される南方熊楠、もっともっと知りたくなったなあ

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    2021年04月14日
  • 完全版水木しげる伝(下)

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    下巻は戦後編。漫画家から、兼冒険家へ。

    思い返せば幼少期の鬼太郎好き、悪魔くん好きから、水木好きへ発展しなかったのは、返す返すも勿体なかった。
    が、鬼太郎6期に後押しされ、2019年夏に「追悼水木しげる ゲゲゲの人生展」に行き、キャラクターだけでなく水木サン自身を好きになってから、マイペースに読んで、いい読み方ができていると思う。
    あの展覧会はよかったなー。再入門として最適だった。展覧会の多くが本作をベースにしていたのだ。
    そして本作、他の自伝漫画やエッセイと重複が多いが、柱として読み返していきたい出来。
    個人的には戦後の紙芝居と貸本の凋落、漫画黎明についてもっと読みたかったが。

    131ペ

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    2020年10月29日
  • コミック昭和史(2)満州事変~日中全面戦争

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    ネタバレ

    水木先生はホントに画力が高くて見やすいです。また、歴史的事実の部分は可能な限り私情を入れないようにされているのも大変好感です。今では南京大虐殺はかなり疑わしくなっているので、私情を持って書かれていたら大変不愉快になるところでした。

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    2020年09月29日
  • ゲゲゲの鬼太郎(3)

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    アニメだけしか見たことない人は、絶対原作のマンガを読んだ方がいいです。
    白黒だからこそ醸し出される妖しさが味わえます。

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    2020年09月01日
  • ゲゲゲの鬼太郎(2)

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    本当に面白いマンガ。
    妖怪ものの元祖と言っていいほど、ゲゲゲの鬼太郎のおかげで有名になった古来の妖怪がいっぱい出てきます。

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    2020年09月01日
  • ゲゲゲの鬼太郎(1)

    購入済み

    アニメは小さい頃にみたことありましたが、マンガは初読み!
    もっと早くに読んでいればよかったです。面白い!

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    2020年09月01日
  • 水木しげるの日本霊異記

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    水木しげるの絵は本当に怪談に似合うな。日本霊異記が描かれた時代の山深い日本が、芸術的に描かれている。「牛になった男の話」の扉絵箇所、土壁と林に挟まれた道を歩いていく牛の後ろ姿の絵が風景画みたいですごく好き。

    がしゃどくろの話して水木しげるの戦争体験の話が挟まって面白かった。作者が「水木さん」として漫画に登場するし、ねずみ男や目玉おやじが自然と紛れ込んでるのも水木しげる妖怪ワールドって感じで面白い。

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    2020年06月25日
  • 水木しげるのニッポン幸福哀歌

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    1967年から69年にかけて、週刊漫画アクションに掲載された日本の民話シリーズ。短篇20作品が収められています。

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    2020年06月22日
  • 改訂・携帯版 日本妖怪大事典

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    妖怪たちの特徴、言い伝え、出没地域、参考文献などを収めた妖怪事典。
    ロングセラー『日本妖怪大事典』を再構成し、巻末に索引を追加。
    総項目数1602、水木しげるの妖怪画357点

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    2020年01月22日
  • ゲゲゲの鬼太郎(1)

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    貸本屋で借りた本を読みました。

    60年も前に、小学校で(家では貸本は借りては怒られるので)友達が借りたのを見せてもらいました。私の住むところはその頃、僻地と言われていました。学校の先生に、僻地手当が出ていたと後で伺いました。そのような訳で、本は巡り巡ってかなり傷んでいたのを思い出しました。楳図かずお先生の本と一緒で、子供にとってそれはそれはとても、おどろおどろしく怖かったです。でも何か怖いもの見たさに、そ~っと見ました。あの頃見たものよりは、綺麗でも、少し昔の雰囲気がありました。テレビなどでは最初の放送から必ず見ていましたが、昔のものではなく子供向けでした。今回子供の頃に見たものが蘇り面白かったです。有難うございました。

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    2020年01月11日
  • 猫楠 南方熊楠の生涯

    購入済み

    生命について

    人には魂が3つ4つあるんだという話やその他死生観がなるほどと思わせるものばかりでした。

    この時代の人々は、偉い人でも乱暴だったんだなぁとか、、裸が当たり前に出てきますが、なんだかとても自然な感じで描かれてて、ビックリはしつつも読めてしまいました。

    人生でこんなにあそこの絵を見たのは初めてでした。

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    2019年12月18日