カランコロン漂泊記 ~ゲゲゲの先生大いに語る~
  • 完結

カランコロン漂泊記 ~ゲゲゲの先生大いに語る~

1,199円 (税込)

5pt

エッセイ+ショートコミックで、水木しげる氏が人生で出会った信じられない出来事、忘れがたい人々を振り返ります。のんびりとマイペースで、この上なくドラマティック!その見事な半生を一望できます!

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カランコロン漂泊記 ~ゲゲゲの先生大いに語る~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    水木サンの周りには個性の強い人が多い。

    それは、水木サンの個性が
    強いからこそ引き寄せてしまうのか、
    それとも、出会う人一人一人の個性を
    水木サンが見つけるのがうまいからなのか、
    または、生きるか死ぬかの戦争で
    人間としての本能がむき出しになったからこその
    自我の強烈な表れを水木サンが目撃したから

    0
    2024年07月27日

    Posted by ブクログ

    エッセイと漫画で綴られた水木しげるの半生。軍隊ではひたすら理不尽にビンタされ、片腕を失いながらも生還した水木さん。水木さんが畏敬の念をこめて「土人」と呼ぶ人たちとの交流も楽しい。単なる反戦でなく氏の描く戦争体験がリアルで、また切なくて、それがとても面白い。全体にまとまりには欠けるが、どの章も引き付け

    0
    2019年01月24日

    Posted by ブクログ

    去年は戦後70年の節目の年だったので、テレビや新聞・雑誌で、関連のドキュメンタリーや映画、特集記事などをかなりたくさん見ました。
    「当時の記憶は辛くて、今までどうしても話す気になれなかった」と言っている人が日米ともにものすごく多いことに今更ながら驚きました。子供のころから「はだしのゲン」など、いくつ

    0
    2016年07月21日

    Posted by ブクログ

    同じ話をたぶん、何回も読んでいるけど、書く度に分かりやすくなっている、大先生文章が上手になっているんぢゃないか?第4章カランコロン的幸福論の“110点”のように水木さんは一週間ごとに賢くなっているのかもしれない。戦争中を含めて作者の体験談は説得力がある。そして文庫版のように小さな版だと,濃密な水木さ

    0
    2010年08月29日

    Posted by ブクログ

    水木しげるの半生は、先の大戦を避けては通れない。軍隊組織の規範に忠実ではない彼の価値観は、上官のビンタでしごかれ不条理に感じるも妥協はすることはなかった。そんな意固地、いや信念が彼の世界観を揺るがないものとして確立していったのだろう。忖度や妥協は決して得策ではない。そう、損得というモノサシは胡乱な代

    0
    2024年07月04日

    Posted by ブクログ

    ゲゲゲの鬼太郎で有名な水木しげる氏のエ漫画とエッセイ。淡々と語る死生観を読んでいると、激動の時代を生き抜いたからこそ悲観的にならないのかもしれないと考えさせられた。太平洋戦争で最前線に送られ、仲間がどんどん死んでいく。現代の我々にとっては異常な非日常空間にしか見えないのだが、水木氏の視点は「非日常の

    0
    2021年12月07日

    Posted by ブクログ

    戦争の悲惨な思い出も、貧乏な時代の思い出も、今はもう飄々と語ることができる遠い記憶の中。水木先生はとにかくよく食べる人だったらしい。だから、片腕は失っても、長生きされたのでしょう。人は人、自分は自分、で、ゆったり生きる、そういう生き方も大事かも知れない、と思った。

    0
    2017年04月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    特に戦中の壮絶な体験記が凄まじかった。凄まじい話なのに、緊張感がないようなあるような描き方で読みやすいと思ってしまった。

    水木さんのマイペースさもすごかった。寝過ごして点呼には遅れ、大食いのためおかわりをもらいたくて早食いを極め、上司が弱気な発言をすれば「生きて帰るという強い意志が大事」と説く。

    0
    2024年12月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    エッセイ。漫画。戦争。
    少年のころ、兵隊のころ、忘れられない人々、幸福論。
    死んでいった人たちを思い出しながら、後悔しつつ、重たくない。
    運命って紙一重だなぁ……。

    0
    2019年07月31日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    水木しげる氏のご冥福をお祈りしつつ読みました。戦争で生き残った人の中には生き残ったことを恥じる人もいますが、氏はそのようなお考えはお持ちでないように思いました。戦場にあっても生きることに執着し、最後まで諦めなかったから生き残ったとお考えのようです。また、幸不幸というのも、目に見えない自分以外のある力

    0
    2015年12月11日

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