水木しげるのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いや…もう、絵がとにかくすばらしすぎる!! コマ割りもネームも、妖怪ものとは違い、細かく、細心の心遣いをしている感じがした。これは本当に水木先生の真骨頂です。
とにかく長く、読み応えは満点。個人的には前半の熊楠のはちゃめちゃな半生より、所帯をもって定住してからのストーリーがよりうならされた。金に汚い弟夫婦だとか、先生とあがめる周辺の人間がびた一文助けないとか、熊楠の視点からの当時の日本文化を描き出しているのも水木先生のお家芸。
息子の熊弥がてんかんでヨイヨイになってしまってからの話も迫力があり、何度も読み返してしまう。息子が描きためた粘菌の絵を、発作を起こして自分でびりびりにしてしまう、そのと -
Posted by ブクログ
水木しげるの自伝。書き尽くされた感のあるものだが、手塚治虫に対する屈折した感情など、新発見もある。
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第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
第二条 しないではいられないことをし続けなさい。
第三条 他人との比較ではない。あくまで自分の楽しさを追及すべし。
第四条 好きの力を信じる。
第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
第六条 なまけ者になりなさい。
第七条 目に見えない世界を信じる。
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Posted by ブクログ
読み終わった後「すごい時代を生き抜いているのだなー」と言ってしまった。
著者は、情報が少ない時代、周りの環境に影響されながら生活していくも、自分の考えを尊重しながら生きていると感じた。
一般的に世間の常識と言うものを喜にしながら生活するのが大変であり、反対に気にしないで生活するとバッシングされるのが当たり前であり。バッシングを受けた相手は悩むのが一般出来でもある。しかし、著者は、バッシングされても、悩むどころか、「だからどうしたの」という調子で、自分の考えを尊重して前に進んでいる。
若い時から人の意見に左右されず、自分で生きている姿が凄いと感じた。
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