水木しげるのレビュー一覧
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天才と名高い水木しげるはろくでなし?
ゲゲゲの鬼太郎は今では日本中誰もが知ると言っても過言ではないくらい有名な作品を作り上げた水木しげるですが、実は落ちこぼれでできが悪かったと語る。水木しげる本人が体験した幼少期から漫画家水木しげるに至るまで、自身の底辺人生を綴った自伝ですが、鬼太郎を知る私たちからは想像もつかない内容ばかり。天才と言われればそうかもしれないけど、簡単なことではなかったそうで、大好きな絵や紙芝居、漫画でさえも否定されてきたそう。
波瀾万丈な天才はどうして生まれて、なぜ天才になれたのか?実は遅咲きの水木しげるが今なお愛される人格者なのはきっとこの人の人生にしかわからないのでしょ -
Posted by ブクログ
のんのんばあは水木しげるさんの”祖母”にあたる人と単純に思っていたが読んでいく内にそうではないと分かってきた。"のんのんばあ”とはのんのんさんと呼ばれた拝み屋さんの妻で賄いなどに雇われたお手伝いのばあちゃんだった。私の家にも両親が共働きで、しばらく近くの老人ホームから腰の曲がったおばあちゃんが妹の子守や家事手伝いに来ていたのを思いだした。私はそりが合わずに口答えをして良く怒られていたが、しげるさんは少年期に彼女からお化けや妖怪の世界を語って聞かせてもらっていたのだ。ゲゲゲの鬼太郎の世界観が生まれたのは、のんのんばあとしげる少年の豊かな感性からに違いない。といっても風流人であった父の影
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Posted by ブクログ
水木しげるの実体験がベースとなった戦争漫画。白黒の漫画ですが、南国特有の湿度が伝わってくるようでした。
序盤は軍隊の理不尽さはあるものの、まだ平和。終わりに向けての悲惨さが尚更強調されます。従軍している兵隊も、指揮官も皆、普通の人間。玉砕を判断した若い指揮官に、上に立つ資質があったのか疑問に思うけれど、特定の思想に囚われた人はどこにでもいます。昔だから起こったことではなく、同じような状況があったとしたら、現代でも起こり得るのでは、と暗い気持ちになりました。
関係ない事のように思っても、実際に我が国で昔起こったこと。当然ですが、戦争なんて絶対にしてはいけないよね、と改めて感じさせる作品でした