水木しげるのレビュー一覧

  • 総員玉砕せよ! 新装完全版

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    朝ドラ「虎に翼」の年に読んでおかないとと思って買ったままだった本
    著者の水木しげるが「90%は本当」と言う内容は悲惨という言葉では言い表せないほどの戦争の有り様と理不尽さであった
    また変にエモーショナルなわけではなく話は淡々と進んでいく。淡々と銃弾で身体を貫かれ、腕がもげ、脚が吹っ飛ぶ描写がなされている
    また戦地であるニューブリテン島バイエンでの過酷な環境。ドラマティックではないからこそ突きつけられる内容が胸にずんと低く落ちてきた
    当然のことだけれどこんなことが二度と起こってはならないし怒らないように一人の国民として本邦の政治家の動きを注意深く監視していかないといけないと強く思った

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    2024年12月27日
  • 墓場鬼太郎(1) 貸本まんが復刻版

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    ネタバレ

    電子で1巻を読んだのですか、紙で一気に読みたいと思い購入。水木のキャラ像がど舞台とゲ謎のイメージが強く残っていて、墓場の水木とのギャップに驚かされる。1巻の終わりに水木は人間界?に戻ってきたが一体どうなるのだろう。地獄の入り口で再開した社長はなんだったのか…。
    アニメ第1期で観たことある妖怪も出てきて分かりやすかった。

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    2024年12月25日
  • カランコロン漂泊記 ~ゲゲゲの先生大いに語る~

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    ネタバレ

    特に戦中の壮絶な体験記が凄まじかった。凄まじい話なのに、緊張感がないようなあるような描き方で読みやすいと思ってしまった。

    水木さんのマイペースさもすごかった。寝過ごして点呼には遅れ、大食いのためおかわりをもらいたくて早食いを極め、上司が弱気な発言をすれば「生きて帰るという強い意志が大事」と説く。

    手を爆撃で失った後も、1日目は痛くて寝れなかったが、2日目から3日間熟睡した、ウジがわいていたものの、とても元気だった、とある。とても元気だった……ってどういうこと……?寝る力が治したと言う。

    意志の力、という話の中で、生きて帰れると思ってるのは水木だけ、という話が特に印象深い。思い込もうとして

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    2024年12月17日
  • コミック昭和史(8)高度成長以降

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    改めて水木しげる氏の漫画と共に昭和史を振り返る。戦争を経験した水木先生の視点は鋭い。わかっている事象ばかりだが、妙に考えさせられる。

    気になった一文

    『人生の夕日』これがまた意外にいいもんだ。
    若いときは成功しようとかなんとか欲があるが、すべてが過ぎ去って年をとり、自分が決まって欲がらなくなる。
    今まで気づかなかったいろいろなものが見えてくるのだよ。人間とか、人生とか、いやさまざまなことが、今までにない姿で見えてくるのだよ。
    若い時のようにくだらぬ邪心が消えているというのか、正に人生は六十からだよ。

    昔と違い、高齢化が進み、こんな境地に達するのは、65歳か70歳でしょうか。

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    2024年10月25日
  • わたしの日々

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    さすが

    90歳を越えてこの画力、色彩!そして変わらぬユーモア(?)!全く飾らない自然体な水木しげる先生がここにあった。そして戦争の体験は先生の人生を通して本当にお辛かったのだと読み取れる。
    あとがきの娘さんの寄稿もとてもわかりやすかった。

    #笑える #癒やされる #タメになる

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    2024年09月23日
  • ゲゲゲの鬼太郎 青春時代

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    その後の鬼太郎

    高校生の鬼太郎はアニメで慣れしたんだ人にはちょっと、あれ?こんな子になっちゃった?てショックがあるかもです。アニメのマイルドな感じとは別物で個人的には楽しめました。大人になってから読んでよかった。

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    2024年08月21日
  • 水木しげる厳選集 虚

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    ・前半は1960年代前半の作品。背景がちょっと雑。
    ・後半は1960年代後半からの作品。こちらは背景がとてもよい。こちらは好き。

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    2024年08月30日
  • 悪魔くん 水木しげる漫画大全集

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    むかーしむかし、アニメの悪魔くんがだいすきで、もはや恋だったのではと思ったりもするが忘却の彼方すぎてワカラナイ。
    あの白いオカリナ(ソロモンの笛だってば!)にも憧れたなあ。。。
    鬼太郎の妖怪たちも素敵だけど、悪魔くんは異形のものがたくさんでてきてとてもいい。
    パラッとめくったらずっと読んでしまうこの吸引力とんでもないなと毎回驚く。
    ひゃくめがかわいいのも感動しちゃう。
    からだじゅうに目があってびろびろしてるのにこんなにかわいいなんてさ!

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    2024年08月17日
  • 総員玉砕せよ! 新装完全版

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    作者曰く90%実話
    精緻な背景画にデフォルメされた人間
    従軍慰安婦から始まり、初年兵への理不尽な暴力、上官の描写、、、全てがリアリティーを持っていて、ステレオタイプの戦争否定では伝わらない、戦争の悲惨さが伝わる
      傑作!
    描かれていないのは、米軍側だけ

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    2024年08月16日
  • カランコロン漂泊記 ~ゲゲゲの先生大いに語る~

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    水木サンの周りには個性の強い人が多い。

    それは、水木サンの個性が
    強いからこそ引き寄せてしまうのか、
    それとも、出会う人一人一人の個性を
    水木サンが見つけるのがうまいからなのか、
    または、生きるか死ぬかの戦争で
    人間としての本能がむき出しになったからこその
    自我の強烈な表れを水木サンが目撃したからなのか、、、

    いずれにせよ、水木サンと人々の邂逅が
    この本にはまとめられている。

    出会いがあるから、
    人は笑ったり泣いたり、悩んだり
    成長できたりする。

    限りある人生の中で、たくさんの出会いで
    まだ見ぬ感情を、思いを引き出していきたい。
    人間関係に悩んでいても、
    不思議とそう思える作品。

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    2024年07月27日
  • 決定版 ゲゲゲの鬼太郎1 妖怪大戦争・大海獣

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    ネタバレ

    ガキのころ見てたファミリー路線っぽいやつを期待していたけど、そうではなさそうだな
    しかしけっこう面白い
    猫娘っていつ出るんだ?

    「おばけナイター」とかけっこう好きだな
    「妖怪大戦争」で一反もめんあっさり死んじゃって悲しかった
    「大海獣」はニューギニアが舞台で水木しげるの本領発揮という感じ

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    2024年06月12日
  • コミック昭和史(8)高度成長以降

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    水木しげるコミック昭和史1~8巻をまとめての感想
    「虎に翼」見ている人はぜひ読んでほしい。1~8巻まであるけど、ちょっとボリューム的に心配な人はまずは7、8巻の戦争の終わりから戦後あたりからでもいいと思う。
    ちょうどドラマでやっている時期とバッティングするのでNHKの朝ドラ「虎に翼」がちょうど戦前~戦後の時代を描いており、戦争に入ったタイミングで電子書籍のセールをやっていたために購入した。
    ずっと読んでみたかった。戦時中と戦争後に国民がどういった生活をしてきたのか、また徴兵された人間はどのような環境におかれたのかを知ることができるという点では広く、色んな世代の人たちに読んでほしいと思う。
    メッ

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    2024年05月28日
  • 総員玉砕せよ! 新装完全版

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    不条理という言葉を調べると「必然的な根拠が不在であり、すべては偶然に基づくということ」とある。戦場とは何時も不条理の連続であり、そこにまともな理由や根拠などは存在しない。一年兵は毎日の様に先任兵に殴られる日々。食糧もなく飲み水も無い中で戦うのではなく生き延びるだけの兵士たち。名誉の為に、死に急ぐ上官に無理やり連れて行かれる魂。敵の兵力・物量に対して圧倒的に劣勢な状況に置かれても引く事を許されず、玉砕後に生き延びた兵に対しては当たり前の様に、再び下される死の命令。戦闘で死ねるのはまだマシな方かもしれない。危険を伴う陣地づくり、何も見つからない食糧集め、熱帯特有の流行り病に、極度の飢え。兵士は常に

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    2024年05月25日
  • 河童の三平 水木しげる漫画大全集(上)

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    水木しげるらしいコミック

    水木しげるらしい紙芝居のようなのんびりとしたストーリーだ。今風のコミックのようなカッコ良さは無いがノスタルジアを感じる。

    #癒やされる #ほのぼの

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    2024年04月23日
  • ゲゲゲの鬼太郎(1)

    オカルト漫画の金字塔

    「オカルト漫画」と言う言葉を聞けばこの「ゲゲゲの鬼太郎」を逐一連想する人が圧倒的に多いでしょう。この少年漫画、半世紀前にTVアニメ化されて、「クイズタイムショック(このクイズ番組、MBS系列で放映されていました「ダイビングクイズ」や「アップダウンクイズ」と共に「3大恐怖クイズ番組」と呼ばれていましたね)」と放映時間が重複していると言うデメリットにもかかわらず大ヒットしましたね。飛び飛びでしたが、僕も幼い頃にTVアニメでこの「ゲゲゲの鬼太郎」を見ていました。主人公の鬼太郎と言う男の子を筆頭に、「目玉おやじ」や「ねずみ男」などの個性的なキャラクターが盛り沢山でしたね。また、この当時は他にも、つのだ

    #ドキドキハラハラ #怖い #笑える

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    2024年04月17日
  • 河童の三平 上 貸本まんが復刻版

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    全3巻(もともとは8巻)。死というものが、悲しいけれど悪いものではない描かれ方をしていて、とても穏やかな読後感。大切な人を亡くしたときや、自分の死期がせまったときに読み返したい。

    ※ちくま文庫版は「全」と言いつつすべて収録されているわけではないらしいので、読むならこちらがよいかも。

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    2024年03月17日
  • ねぼけ人生

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    朗らかなニヒルという表現が素敵過ぎる
    荒俣宏氏と水木しげるの旅行誌から水木しげるさんに興味湧いて読みました。

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    2024年04月22日
  • 猫楠他 水木しげる漫画大全集

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    南方熊楠という人物を俯瞰するのにちょうどいい。
    なにしろ博物学的な人物なので水木しげるが描くというのはベストなマッチングだ。

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    2024年02月23日
  • ほんまにオレはアホやろか

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    水木しげる先生の激動の人生。信じられないようなことばかりが続き、戦争を乗り越え、仕事をあれだけやっても貧乏生活が続く日々。それでものんきさとユーモアがあり、思わずクスッと笑える場面もあった。中身が濃い人生を駆け抜けて、今も楽しめる作品を残してくれたことに敬意を表したい。

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    2024年01月27日
  • ゲゲゲの鬼太郎 スポーツ狂時代

    匿名

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    楽しめました

    田中ゲタ吉くんの高校生時代、面白いと思いました。
    テレビアニメのゲゲゲの鬼太郎しか知らなくて、ちょっと意外な一面など楽しめました。
    個人的には好きな作品です。

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    2023年12月19日