水木しげるのレビュー一覧

  • 水木しげるのニッポン幸福哀歌

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    面白かったです。哲学的だと思います。
    何が人間にとって幸せなことなのか考えさせられます。
    水木先生は、戦争を通じて様々な経験をし、ご本人が幸福について非常事態で考えられたからこそ描けた漫画だと思いますし、説得力もあります。
    40年前の漫画なのですが、今読んでもとても新鮮です。
    人生で色んなことに悩んだ時に、読みたい本です。

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    2011年05月15日
  • のんのんばあとオレ

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    @yonda4
    ゲゲゲの女房で話題の水木しげる氏。

    この漫画は水木氏が子供の頃の自伝。
    昭和初期の鳥取県境港、妖怪の存在を信じる「のんのんばあ」との生活。
    風呂桶を熱心に洗うのんのんばあに、しげーさん(水木氏のあだ名)が「なぜ、そんなに熱心に洗うのか」とたずねると、

    「木が腐ると垢がたまって、そこにあかなめっちゅう妖怪がとりつくんだ」

    なんともかわいい。妖怪にとりつかれると困るから洗わなくちゃ!本当にとりつかれたら嫌だけど、妖怪いてもいいよな~。

    「小豆はかり」としげーさんのお父さんもいい味だしている。
    何度も読み返したくなる漫画だ。

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    2011年04月10日
  • のんのんばあとオレ

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    登場する人物(妖怪達)の台詞がなにげないのに深くて良いです!
    飄々とした語り口なのに、すごく心にしみます…

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    2011年04月08日
  • コミック昭和史(1)関東大震災~満州事変

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    学校の教科書で習った歴史が、その時代の人々にとってどのような意味を持っていたのかという実情とか感覚が分かる。
    俯瞰的な歴史ではなく、参加者、体験者としての歴史。
    その一人の例としての水木氏といえばよいのだろうか。
    非常に勉強になった。

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    2011年01月30日
  • 完全版水木しげる伝(下)

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     前半は、戦後から高度成長期の間、収入を得ることが困難で、相当苦労したこと。そして後半は、鬼太郎が売れ出した後の話が描かれている。
     戦後の日本は、皆が貧しく腹を空かす時代であった。著者も例外なく、食べ物を求め、右往左往したことが描かれている。
     鬼太郎がテレビ放送されてからは、収入も安定したようで、よく海外に行っている。戦時中滞在していたラバウルに行き、現地で亡くなった戦友の供養と当時知り合った原住民との交流など、計十数回行ったようだ。また、戦後の彼は、戦時中とは違う、別の意味で珍し体験をしているようだ。いずれにしても「幸せいっぱいです」と描かれている。

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    2010年10月30日
  • 完全版水木しげる伝(中)

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    「総員玉砕せよ!」と重なっている事もありますが、戦争の壮絶さは十分伝わってきました。自分の意思とは関係なく、死を選ばざる負えない状況に身を置き、「お国のため」「天皇陛下のため」と言いながら、命との折り合いを付ける。そんな状況の中で多くの若者がなくなっていっている。
    こんなことが65年前にあったことを考えると、我々は茹でガエル状態ではないだろうか。
    戦争を経験しろという訳ではないが、厳しい状況に自分を置くことは、大切であると思った。

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    2010年10月23日
  • 私はゲゲゲ 神秘家水木しげる伝

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    ユーモアのある水木先生の大ファンになった1冊
    うちの祖父と同い年だなんて・・・
    絵の細かさにも非常に驚いた

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    2010年10月13日
  • 悪魔くん 貸本まんが復刻版

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    貸本版悪魔くん。
    内容は千年王国とほぼ一緒ですが、貸本版の方が更にダークな雰囲気です。
    今年悪魔くんの貸本版が3種類出版されましたが。
    同じ内容でこの値段で買える文庫版は素晴らしいと思いました。
    ただ普及版も限定BOXもそれぞれに惹かれるものがあるので。
    選択肢が沢山あるのは嬉しい限りです。

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    2010年10月11日
  • 敗走記

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    読み応えがあります。
    「ごきぶり」が一番印象に残ってるかも。
    一気読みしましたが、もう一度読みたくなりました。

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    2010年09月21日
  • 墓場鬼太郎(1) 貸本まんが復刻版

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    何年ぶりかの漫画。
    しかも水木さんの漫画を読むのは初です。
    ゲゲゲの女房を見て、どんな漫画か気になったので購入。
    (多分私みたいな人は多いはず)

    かなりグロテスクで、怖い。
    これは子供達は怖がるだろうと合点が行きました。
    しかし、惹きつける!
    全く想像もつかない展開です。
    読んでいると、こういう世界が本当にある様な気がして来るので不思議。
    成る程、これが「本物」の描く話だと納得。
    2巻が気になります。

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    2010年09月19日
  • 水木サンの幸福論

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    水木サンのとにかくマイペースな人生が面白い。

    今の時代、こんな人がいたら間違いなく「落ちこぼれ」なんだろうけどね。

    本に出てくる家族のエピソードが、朝ドラの「ゲゲゲの女房」にも多数出てきてより楽しめる。

    戦争の話は非常に心に響いた。

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    2010年09月12日
  • カランコロン漂泊記 ~ゲゲゲの先生大いに語る~

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    同じ話をたぶん、何回も読んでいるけど、書く度に分かりやすくなっている、大先生文章が上手になっているんぢゃないか?第4章カランコロン的幸福論の“110点”のように水木さんは一週間ごとに賢くなっているのかもしれない。戦争中を含めて作者の体験談は説得力がある。そして文庫版のように小さな版だと,濃密な水木さんの絵は再現するのが難しいけど、この本は大きな判型で読め、原画の素晴らしさを感じられるのがウレシイ。

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    2010年08月29日
  • 敗走記

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    NHK朝の連続ドラマ『ゲゲゲの女房』も先週の100回を超えるあたりから、やっと何十枚も溜っていた質札を元に戻せるくらい収入が安定し、ようやく水木家にも貧乏神が去っていく兆しがみえてきたようです。

    つまり、すたれていく貸本屋マンガから時代は週刊マンガ誌へと移行、一部のマニアの間でしか読まれていなかった俗悪な貸本マンガ家の水木しげるも、何十万部という雑誌に掲載されるやいなや一気に読者層の拡大を得て人気沸騰、例のあのサンデーVSマガジンの火花を散らす闘いの鍵みたいな存在と目されていたようですが、でも、その狭間に「少年ブック」や「漫画王」や「少年」や「ぼくら」や「少年画報」や「少年クラブ」という月間

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    2011年07月21日
  • ねぼけ人生

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    ひさしぶり生命観に満ち溢れた本を読むことがでした。
    朝のテレビ小説から現在の水木しげるさんの様子を知り、期待して手にとった本でしたが期待以上の内容。
    水木しげるさんの生命観と人生観に満ち溢れています。
    戦争での体験や戦後の貧困生活をこれだけ前向きに捉えた人間力は本当に素晴らしい。さらに水木さんの周りの奇人たちも実に味わい深い人々ばかりです。

    どんな自己啓発や哲学の本でも、水木さんの人生から学ぶことには到底太刀打ちできません。

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    2010年06月15日
  • 水木しげるの遠野物語

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    もっと評価されるべき!な一冊。
    遠野物語を漫画化?ふざけるな。誰がやるのさ!水木先生。どひゃー!って感じです。この企画打ち出した編集は神。

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    2010年06月07日
  • 水木サンの幸福論

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    第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
    第二条 しないではいられないことをし続けなさい。
    第三条 他人との比較ではない。あくまで自分の楽しさを追及すべし。
    第四条 好きの力を信じる。
    第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
    第六条 なまけ者になりなさい。
    第七条 目に見えない世界を信じる。

    これ、水木しげるさんの幸福の七カ条。

    日経新聞の私の履歴書の内容が中心の本。

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    2015年11月12日
  • 私はゲゲゲ 神秘家水木しげる伝

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    ゲゲゲの女房で触れられていない、結婚前の戦地での様子が興味深かった
    コミカル?に描いているけどすごい体験を経てきたのだなぁと。。
    いろんな体験を乗り越えてきた水木さんから滲み出るそのパワー。
    きっとご家族にとって水木さんの存在は計り知れない大きなものに違いない。

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    2010年05月03日
  • 墓場鬼太郎(1) 貸本まんが復刻版

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    ダークでユーモラス、シュールでニヒルな独特の世界。無償のヒーロー『ゲゲゲの鬼太郎』とはまるで正反対の、ちょっと間抜けな人間臭い鬼太郎が魅力的です。目玉の親父かわいい。

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    2009年10月25日
  • コミック昭和史(1)関東大震災~満州事変

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    これは貴重な資料である。庶民の目線から歴史を語っている。
    この本は時が経つにつれて、価値が上がっていくだろう。
    例えば太平洋戦争が何だったのかよく分らずに威勢のいい事を言う人は読むべきである。

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    2009年10月04日
  • 水木サンの猫

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    ついにやってきました、水木しげる先生の描く、猫ワールド!!
    化け猫から飼い猫までミステリアスな猫ちゃんたちに会えます。
    素晴らしいの一言。
    是非、水木先生の世界へ

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    2009年10月04日